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松雪泰子、『北方謙三 水滸伝』“乱世に翻弄されるスパイ” 馬桂役

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2025-12-10 07:00
松雪泰子、『北方謙三 水滸伝』“乱世に翻弄されるスパイ” 馬桂役
松雪泰子が特別出演=連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』2026年2月15日放送・配信スタート(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW
 俳優の松雪泰子が、2026年2月15日からWOWOWで放送・配信される連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』に、間者(スパイ)・馬桂(ばけい)役で特別出演することが発表された。

【動画】『北方謙三 水滸伝』予告編

 本作は、北方謙三による大河小説『水滸伝』(集英社文庫)を原作とする初の映像化作品。腐敗した世に抗い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆(はんぎゃく)の物語を、「理不尽な権力への怒り」や「仲間との絆」といった現代にも通じるテーマと重ねて描く。主演は織田裕二が務め、信念と信頼で人を動かす稀代のリーダー・宋江(そうこう)を演じる。

 松雪が演じる馬桂は、宋江に仕える間者の一人で、閻婆惜(吉田美月喜)の母。表向きは旅芸人一座の一員として各地を渡り歩きながら、裏では命の危険と隣り合わせの諜報活動に身を置く。夫もまた間者として職務の中で命を落としており、残された娘を守りながら、宋江のために身を捧げる。やがて、敵勢力である李富(玉山鉄二)らの策略に巻き込まれ、激しい対立の渦中へと引き込まれていく。

 新たに解禁されたビジュアルでは、木漏れ日が差し込む林の中に佇(たたず)む馬桂の姿が映し出され、静けさの中に秘めた緊張と、波乱の運命に翻弄(ほんろう)される内面を感じさせる佇まいとなっている。

 松雪は役どころについて、「水滸伝という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚でした。キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています」とコメントを寄せている。

 監督の若松節朗も、「凛と背筋を伸ばした立ち姿と、内に赤々と燃え滾る激情。こちらのインスピレーションが見事に重なり、壮絶な芝居を次々と演じていただいた」と、その存在感を高く評価している。

▼馬桂役:松雪泰子のコメント(全文)

 『水滸伝』という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚でした。

 馬桂は、この物語に出てくる女性の中でもドラマチックな展開をする女性です。 生い立ちを含めて非常に困難なものを抱えながら宋江さんと出会い、変化していきます。 私は信念をもって生きている女性だと捉えて演じていました。

 キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています。男性の方がご覧になると生き様や魂の叫びといった熱い部分や苦しみ、また、その苦しみの中で生き抜く重圧感を感じていただけると思います。そして、女性の方々がどの様に感じていただけるか私自身楽しみにしております。

▼監督:若松節朗のコメント(全文)

 凛と背筋を伸ばした立ち姿。そして内に赤々と燃え滾る激情。私達のインスピレーションが見事に嵌まり壮絶な芝居の数々を演じていただいた。漢たちの壮絶な闘いの裏側で翻弄される女性たちの物語も、他を圧倒する”北方謙三版"『水滸伝』の面白さのひとつです。生と死、そして歓びと悲しみのドラマにご期待ください。

■『水滸伝』とは

 『水滸伝』は、『三国志演義』『西遊記』と並ぶ中国三大奇書の一つで、理不尽な世の中に抗ったアウトローたちが“志の旗”のもとに集う、壮大な群像劇。日本でも江戸時代から広く親しまれ、現代では漫画やゲームにも影響を与え続ける、アウトロー文化の源流とも言える作品。

 北方謙三版『水滸伝』では、その登場人物たちの葛藤や誇り、闘志を現代的な視点で描き直し、原作に新たな命を吹き込んだ大河小説の金字塔。続編である『楊令伝』『岳飛伝』とともに、シリーズ累計発行部数1160万部を超える人気を誇っている。

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