
車いすバスケットボールの韓国リーグ『KWBL』で日本人初の頂点を目指す日本代表・藤本怜央(42)が日本時間2日にファイナル第1戦にフル出場し、41得点をマークした。しかし所属する春川タイガースはレギュラーシーズン1位に2点差で敗れ、初戦を落とした。
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29日にプレーオフで勝利してから3日。42歳の藤本には体力的には不利と思われたが、問題なかった。第1クォーターだけでスリーポイント2本を含む12得点を挙げる活躍で、チームは23-16とリードを奪った。その後、逆転されたが藤本を中心に得点を重ねた春川タイガース。
試合は69ー71と2点差で敗れたが藤本は「第2クォーターで接戦に持ち込まれてからは苦しい試合となりましたが、良い強度でフィニッシュ出来たかなと。初戦黒星スタートになりましたが、まだ2戦残っているので、良い準備をしたいと思います」とコメントを寄せ、逆転優勝へ気持ちを切り替えた。
ファイナル第2戦は3日に行われる。
■藤本怜央(ふじもと・れお)
1983年9月22日生まれ、42歳。9歳の時に交通事故にあい、右足のひざから下を失った。義足でバスケットボールをしていたが高校3年生の時に静岡のクラブチームにスカウトされ、車いすバスケットボールを始めた。日本では宮城MAXのエースとして天皇杯11連覇、得点王12回。パラリンピックにはアテネ(2004年)、北京(2008年)、ロンドン(2012年)、リオ(2016年)、東京(2021年)と5大会連続で出場し、リオではキャプテンを務めた。東京パラでは銀メダルを獲得。
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