
アメリカが提示したウクライナの和平計画をめぐり、イギリスのスターマー首相らヨーロッパの首脳がゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナを支持する姿勢を改めて示しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「アメリカなしでは成し得ないこともあれば、ヨーロッパなしでは実現できないこともある」
8日、イギリスの首相官邸で開かれた会談には、ゼレンスキー大統領とスターマー首相のほか、フランスのマクロン大統領とドイツのメルツ首相が出席しました。
首相官邸などによりますと、スターマー首相らはヨーロッパの安全保障にとってアメリカ主導の和平交渉が重要だとしたうえで、ウクライナを支持する姿勢を強調しました。
また、スターマー氏とゼレンスキー氏は会談後に他のヨーロッパの首脳らとも電話で会談し、「今が重大局面であり、ウクライナ支援とロシアへの制裁強化が必要との認識で一致した」としました。
その後、ゼレンスキー氏はベルギーに移動し、NATO=北大西洋条約機構のルッテ事務総長らと会談しました。
欧米メディアによりますと、ゼレンスキー氏は記者団に対し、和平計画の修正案を9日にトランプ政権に提示する考えを示したということです。
修正案は20項目からなり、ウクライナに不利な項目を削除したものの、ロシアへの領土の割譲については依然として「妥協点が見つかっていない」としていて、交渉の進展につながるかは不透明です。
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