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大島歯科医院 辻 康雄院長のが取り組む命に関わる高齢者への歯周病予防とは

2021-06-29 17:00:05

テンカイズα

この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれない

アツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。

今回のゲストは一生を支える歯科治療に取り組む、大島歯科医院 院長の辻 康雄さんです。 

宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀):「大島歯科医院はどんな治療を行っているところなんですか?」

辻康雄さん(以下、辻):「私は歯周病の専門医です。ですから抜かない、削らない、痛くないをメインに診療をしております。」

宇賀:「中でも今、そして今後、力を入れていきたいものはなんですか?」

辻:「一つは医院で行う高齢者の治療。もう一つは施設・在宅の方への訪問診療です。施設に関してはコロナ禍ということで今までの予防などの治療もできなくなってきています。当院でやっている訪問診療は主に在宅訪問診療がメインです。できるだけ患者さんの口の中を痛くない状態にしていくのが今の目標です。」

宇賀:「高齢者の方だからこそ、歯科治療に関する心配事があるんですよね?」

辻:「歯周病の菌が心臓にいけば心筋梗塞、狭心症になりますし、それが脳にいけば脳梗塞や認知症になったりします。そういうことで歯周病菌は全身疾患に関わっているんです。お年寄りは知らない間に食事の一部分が食道ではなくて肺に入ってしまうんですね。そうすると食事と一緒に歯周病の菌も肺に入って誤嚥性肺炎を起こすこともあります。その誤嚥性肺炎はお年寄りの死因の中でもトップクラスに入っているんです。」

宇賀:「歯周病がそこまで命に関わる病気に繋がるイメージがなかったです。」

辻:「歯周病の菌は体中のどこに詰まってもそこに障害を起こすものですから、やはり気をつけないといけないと思います。」

宇賀:「特に高齢の方に向けて指導していること、取り組んでいることはありますか?」

辻:「先ずはしっかりブラッシングをしていくということですね。特に高齢者の方は手など動かしにくいので磨き残しが多いです。ですから、キレイに磨けるようにしていくことが大事だと思います。それと同時に誤嚥性肺炎を予防していくことです。そのために嚥下体操や普段の食事の摂り方をアドバイスします。大きく口を開ける、口の体操、飲み込む順番などを我々の方から説明していきます。唾液を飲み込んでしまうこともあるので、その唾液中に歯周病が少なくなれば、誤嚥性肺炎になる確率も低いと思います。」

宇賀:「最後に辻さんの今後の展開を教えてください。」

辻:「1番言いたいことは予防をしていくことです。一般の患者さんは自分で訪れない限りは歯科医院には行きません。ですから歯周病を予防してキレイな状態にしていくことが我々の望みであり、使命だと思っています。」

宇賀:「ありがとうございました。」

テンカイズ

TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。

FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能

テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165

Twitter:@TBS_TENKAIZU

大島歯科医院

院長 辻 康雄

情報提供元: マガジンサミット

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