アーモンドミルク市場が100億円を突破!「料理に合う」「栄養豊富」「夏にぴったり」と魅力満載
2021-07-26 18:00:38
現在、コロナ禍での健康志向の高まりや巣ごもり需要の影響によって、牛乳、豆乳に次ぐ通称「第3のミルク」市場が盛り上がっています。「第3のミルク」とは、オーツミルクやマカデミアミルクなどの植物性ミルクのことで、そのなかでもっとも注目されているのが「アーモンドミルク」です。
「アーモンドミルク研究会」による国内アーモンドミルク市場動向データによると、2020年のアーモンドミルク市場は、販売金額が100億円を突破(前年比19%増)。販売量も前年比34%増で2万2千kℓとなり、いずれも飛躍的な伸びとなりました。
また、牛乳、豆乳、オーツミルクと比較すると、アーモンドミルクはカロリーが低く、コレステロールゼロで、糖質も低いのが特徴。皮膚科医でウォブクリニック中目黒総院長の髙瀬聡子さんによると、抗酸化作用が高く肌の老化を防いでくれるビタミンEを効率的に摂取できるので「肌のインナーケアにおすすめ」とのこと。ビタミンCと合わせて摂ることで抗酸化作用はさらに高まるそうです。
アーモンドミルクが健康にいいことはわかりましたが、味や風味はどうなのでしょうか。
味香り戦略研究所によると、アーモンドミルクは牛乳や他の植物性ミルクと比較して、先味が控えめで後味のすっきりさが特徴とのこと。同研究所は「先味が控えめということは、味のインパクトが弱く、物足りない印象がある反面、料理に使用した場合は、おとなしい食材とも合わせやすく、お互いの味を引き出すことができる飲料です」とし、料理での汎用性が高いと指摘しています。
では、どのように料理に使ったらいいのでしょうか。人気料理研究家の森崎友紀さんが、江崎グリコの「アーモンド効果」を使ったレシピをブログで公開しています。
森崎友紀さん ブログ:https://ameblo.jp/morisaki-yuki/entry-12675431997.html
「アーモンドミルクのスクエアミックスピザ」
牛乳ではなくアーモンドミルクで生地とソースを作った、色鮮やかなピザです。ピザ生地の代わりに食パンを使って、ピザトーストで食べても美味しいです
材料(1枚分)
ピザ生地
小麦粉 250g
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1/2
アーモンド効果(砂糖不使用)140ml
A・ドライイースト小さじ1
砂糖 ひとつまみ
オリーブ油大さじ2
アーモンドミルクソース
バター20g
小麦粉 大さじ2
アーモンド効果(砂糖不使用)200ml
塩 小さじ1/4
胡椒 適量
トッピング(お好みで適量)ベーコン、玉ねぎ、ピーマン、ミニトマト、コーン缶、砕いたアーモンド、ピザ用チーズ、パセリなど
作り方
1.アーモンドミルクピザ生地を作る。アーモンドミルクはレンジで人肌程度に温め、Aとよく混ぜ合わせておく。
2.ボウルに小麦粉、砂糖、塩を混ぜ合わせ、1とオリーブ油をいれて捏ねる。ひとまとめにしてボウルに戻し、ラップをかける。
3.45°Cで30分。2倍ぐらいになるまで発酵させる。
4.発酵の間にアーモンドミルクソースを作る。耐熱ボウルにバターと小麦粉を入れて600wで1分加熱し、取り出して泡立て器でかき混ぜ、アーモンドミルクを少しずつ入れて混ぜ合わせる。再度1分加熱してかき混ぜ、最後に2分加熱してかき混ぜて塩胡椒で味を調える。
5.オーブンシートの上に3の生地をのせ、めん棒で天板にそってのばす。
6.4を全体にぬり、一口大に切ったベーコン、薄切りにした玉ねぎ、輪切りにしたピーマン、半分に切ったミニトマト、コーン、ピザ用チーズ、砕いたアーモンドを散らし、200°Cに予熱したオーブンで約15分焼く。みじん切りのパセリをトッピングする。
「アーモンドミルクラテ餅」
アーモンドミルクを使って簡単にお餅を作ります。包丁いらずなので親子で楽しみながら料理をすることができます。
材料(2人分)
片栗粉50g
アーモンド効果(オリジナル) 300ml
インスタントコーヒー粉末大さじ1
きな粉 適量
砂糖 適量
スライスアーモンド 適量
作り方
1.小鍋に片栗粉、アーモンドミルク、インスタントコーヒー粉末をいれて、よく混ぜてから火にかける。
2.弱火にして木べらで絶えずかき混ぜ、とろみがついてきたら艶がでるまで練り混ぜる。
3.氷水の中に2を入れて冷やし、手で一口大にちぎる。
4.3の水気をきって器に盛り、きな粉と砂糖を混ぜ合わせてまぶし、スライスアーモンドをトッピングする。
また、前述の味香り戦略研究所では、「後味がスッキリしているということは、ごくごく飲むことができるので、飲料としても夏場に最適です」とも分析されています。
慶應義塾大学医学部教授の井上浩義さんによると、アーモンドミルクを飲むタイミングは朝がおすすめとのこと。井上さんは「朝の起床時は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾール濃度が最も高くなるため、抗酸化作用の高いビタミンEを多く含むアーモンドミルクは、朝摂るとより抗酸化作用を高めます」と解説しています。
さらに「アーモンドミルクは水分と一緒に発汗によって失われてしまうミネラルやビタミンを補うことができるので、熱中症対策に有効だと言われています」とのことで、これからの暑い時期にぴったりといえそうです。
情報提供元: マガジンサミット