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ハイアマチュアも納得!AF性能が向上したキヤノンのミラーレス「EOS M5」の実力は?

2017-04-27 10:00:00

キヤノンが手がける、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載するミラーレス一眼カメラ「EOS M」シリーズ。大型センサーを小型ボディに搭載することで、高画質とハンドリングの良さを特徴としている。

今回は、「EOS M5」の実力をチェックしてみたいと思う。

これまでのEOS Mシリーズは、どちらかというと機能を落としたライトユーザー向けだったが、EOS M5はAF性能を向上させ、撮影レスポンスの良さを特徴とするハイアマチュア向けのモデルに進化している。

そのデザインは、かつてのEOSシリーズを彷彿するような「一眼レフカメラ」スタイルをまとっている。クラシカルなフィルムカメラのデザインに回帰している他社とは、カメラのデザインに対する時代設定が少し異なる部分に、いち早く電子マウントに移行したキヤノンのこだわりを感じる。

これまで外付けだったEVF(電子ビューファインダー)を内蔵したことで、取り扱いが楽になった。3.2型の液晶モニターはタッチパネルを搭載し、タッチAFやタッチシャッターなどにも対応する。

また、EVFを覗いた状態でタッチパネルを操作して、AFポイントを操作することも可能だ。

約2420万画素のCMOSイメージセンサーは、デュアルピクセル CMOS AFが搭載されており、全てのイメージセンサーで位相差AFを可能としている。これによって、EOS Mシリーズ史上最速のAFを実現。シャッターボタンを半押しすると瞬時にピント合わせが可能となり、使い勝手が向上している。

このAF機能は、明るい場所では素早いピント合わせができるのだが、屋内などで光が少ない場所ではピント合わせが上手く行かないことがあった。暗がりという条件の悪い場所だったが、他のミラーレスでは問題なく瞬時にピント合わせができていただけに、そこが残念だった。とはいえ、屋内でもごく普通の家庭の灯りなら、AFは問題なく使えるので安心して欲しい。

液晶モニターは上下にチルトするタイプで、角度をつけて撮影したい場合すぐに引き出せるのが便利だ。特に、高速AFと合わせて利用できるFHD60p(1920×1080ドット)の動画撮影で役立つ。

上面には、左肩にロックスイッチ付きのモードダイヤルと電源スイッチ、右肩には前方にシャッターボタンと電子ダイヤル、後方にサブ電子ダイヤルとその中央にダイヤルの機能を変更する「DUAL FUNC.」ボタン、そして露出補正ダイヤルがある。露出補正ダイヤルは、同社のデジタル一眼レフカメラにもない機能だ。

一眼レフカメラを彷彿するような、中央の大きなファインダー部分が特徴的。その奥に見えるグリップは適度な肉付きけがされており、しっかりと握ることができる。特にEOS Mシリーズはコンパクトカメラ路線だっただけに、このグリップの進化は大歓迎だ。シャッターボタンも、適度な角度がつけられており押しやすい。

写真では巨大なカメラにみえるEOS M5だが、実際にはこのサイズ感だ。前面からみた大きさは大画面スマートフォンよりも小さく、凝縮感のあるデザインがその特徴と言える。

次回は、キットレンズである「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を使った実写と、ISO感度比較を行ってみたいと思う。

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情報提供元: クチコミ.jp

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