子どもと楽しくサイクリングへ!失敗しない自転車の選び方と乗り換え方とは?
2017-05-03 10:00:00
「自転車に乗りたい!」
突然、お子さんが言い出したら、どうしますか?
お子さんの気持ちをくんで、慌ててお店に行ってみたものの、何を基準に自転車を選べばいいのだろう…。と、迷ってしまうのではないでしょうか。
もちろん、子どもが欲しがる自転車を買ってあげたいのですが、それだけで決めるのは危ないこともあります。日々、どんどん成長して体が大きくなっていく子どもならではの、正しい自転車の選び方をみていきましょう。
身長や年齢にあわせて選ぼう
子どもの自転車を選ぶとき、いちばん大切なのは、身長や年齢に合った1台を選ぶことです。サイズが合わないと安定して乗ることができなかったり、ペダルを漕ぎづらくなったりして、自転車に乗るのが楽しくなくなるかもしれません。
基準となるのはタイヤのサイズです。
単位がインチなのでわかりづらいですが、子ども用自転車は12インチくらいから用意されています(ちなみに、1インチは2.54cmなので、12インチのタイヤは直径約30cmくらいです)。
身長、年齢に応じたサイズの目安は、自転車メーカーのサイトなどで見ることができます。例えば、ブリヂストンサイクルのウェブページでは以下のような目安が書かれています。
タイヤのサイズ……身長/年齢 12インチ……83~98cm/2~3歳 14インチ……92~107cm/3~5歳 16インチ……98~119cm/3~6歳
あくまで目安ですので、実際には、店頭で自転車にまたがらせてもらって、乗ったときの足の着き具合なども見てみましょう。お店の人も、アドバイスしてくれますよ。
また、自転車を選ぶ際には、安全性も気になるところです。
目安となるのは、「BAA(自転車協会制定)マーク」。
このマークは自転車の安全基準に適合し、環境にやさしい部材を使用した自転車であることを表しています。ただし、小さい12インチの自転車にはマークが付属しない場合もあるので、こちらもお店の人に確認してみましょう。
乗り換えのタイミングは?
2~3歳であれば、12インチからのスタートですが、以降は成長に応じて、身体にあったサイズの自転車に乗り換えていくことになります。その頃には、子どもにも好みのデザインが出てくると思うので、サイズが合うものの中からお気に入りの1台を選ぶようにしましょう。
とは言っても、成長にあわせてどんどん自転車を買い替えるのは大変です。小学生なら、近所に住む学年が上のお兄さんお姉さん、あるいは親戚からゆずってもらうといった方法もあるでしょう。ただし、自転車が古い場合には、安全のため、近所の自転車屋さんで点検・整備してもらうようにしてください。
また、自転車はサドル(座席)やハンドルの高さを調整することが可能です。ふだんから子どもが自転車に乗る様子を見ておいて、ペダルを漕ぎづらそうだなと思ったら、高さを調整してあげましょう。もし自分で調整するのが難しいようであれば、自転車屋さんにお願いしてみるのもいいですね。
ヘルメットも必ず着用しよう
転倒に備えて、ヘルメットも同時に購入しておくようにしましょう。道路交通法でも、平成20年6月1日の道路交通法改正により、幼児および児童(13歳未満)に対するヘルメットの着用努力義務が施行されています。
ヘルメットを選ぶ際には、頭囲を測定してサイズが合うものを選んでください。成長にあわせて、頭囲も大きくなるので、合わなくなったら買い替える必要があります。付属のアジャスターで調整できる場合もあるので、説明書などはなくさないように取っておきましょう。
子どもの身体にピッタリのサイズで、デザインもお気に入りの1台を見つけたら、ぜひ親子で公園などでサイクリングをしてみましょう。そして、子どもが興味を示したら、次は補助輪外しにも挑戦です。自転車との関わりをとおして、子どもがどんどん成長する様子を見ることができますよ。
情報提供元: クチコミ.jp