ビジネスにもゲームにも使える高性能スリムノートPC!ASUS「ZenBook 3」体験レポ
2017-05-24 10:00:00
「ZenBook 3」は、MacBookのライバルと言えるスリムノートPCだ。薄型で軽量なノートPCだが、基本性能はなかなかのものだ。
しかし、実際のパフォーマンスや拡張性は気になるところだろう。
そこで今回は、「ZenBook 3」でベンチマークテストを行い、拡張性についてもチェックしてみた。
パフォーマンスをチェック
スリムノートPCは、一般的なノートPCに比べて薄い点で、基本性能がイマイチな製品も多々ある。「ZenBook 3」の基本性能は高いほうだが、実際のところは、どの程度なのだろうか。
Windowsの標準ベンチマーク「エクスペリエンス インデックス」を実行して、実際のパフォーマンスをチェックしてみた。同ベンチマークはWindows 8.1以降で表示されなくなったが、コマンド自体は残っているので、コマンドプロンプトで実行した。
また今回、比較対象の機種として、手持ちのレッツノートSZ5 プレミアムモデル(初期モデル)を使用した。
「ZenBook 3」 型番:UX390UA-256G CPU:インテルCore i5-7200U プロセッサー2.5GHz(ターボ・ブースト時 最大3.1GHz) メモリー:8GB ストレージ:256GB
「SZ5 プレミアムモデル」 型番:CF-SZ5ZFRQP CPU:Core i7-6500U 2.50 GHz(ターボ・ブースト時 最大3.10GHz) メモリー:8GB ストレージ:256 GB SSD
「ZenBook 3」はスリムノートPCではあるが、レッツノートSZ5プレミアムモデルに比べて、パフォーマンス的に優れていることがわかる。ビジネスで使うことが多いWord、Excel、PowerPoint、PDFのファイルをそれぞれ開いてみたが、快適に扱えた。このパフォーマンスなら、仕事用のメインマシンとして使っても、不自由はないだろう。
3Dゲームで快適に遊ぶためには、グラフィックスの処理能力は高い方がいい。そこで、「ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を実行してみた。
「ZenBook 3」は、レッツノート SZ5に比べて約1.2倍も高い数値が出た。今回比較に使用したSZ5は、一世代前とはいえ、購入時は最上位モデルだ。ベンチの評価は「やや快適」なので、大抵の3Dゲームは快適に遊べるだろう。
スマートフォンと連携しよう
今回お借りした「ZenBook 3」は、256GBのストレージを備えているが、512GBモデルも用意されている。一般的な使い方であれば、十分過ぎるストレージ容量を備えている。しかし、モバイルに特化したスリムノートPCだからこそ、スマートに使いたい人もいるだろう。
ASUSのオリジナルアプリ「ASUS HiPost」を使えば、スマートフォンやタブレットとの間で、テキストや画像の同期や、ウェブサイトの共有を行える。
使い方は簡単だ。キーボードでコピー(Ctrl+C)を実行するだけで、テキストや画像、ウェブサイトの情報を「ASUS HiPost」にコピーできる。電車で移動中、スマートフォンで原稿や画像をチェックしたいときに便利に使えるだろう。
拡張性をチェック
拡張性もチェックしてみた。「ZenBook 3」は「ASUS ミニドック」を接続することで、USB3.1(Type-C)に加え、HDMIやUSB(Type-A)を追加できる。
しかし、USB(Type-A)がひとつでは足りない人もいるだろう。そういうときには、市販のUSBハブを接続することで、USB(Type-A)が簡単に増やせる。試しにメモリーカードリーダーやUSBメモリーを接続してみたが、問題なく使用することができた。
HDMIを備えているということで、液晶ディスプレイを接続してみた。USB(Type-A)を利用して、手持ちのワイヤレスのキーボードとマウスを繋げると、デスクトップパソコンと同じ使い使い方ができる。
最後に「ASUS ミニドック」を使用した場合、「ZenBook 3」本体の充電が気になる人もいるだろう。実は、「ASUS ミニドック」のUSB3.1(Type-C)を利用すれば、本体を充電することができる。
「ZenBook 3」はスリムノートPCだが、ビジネスユースでも3Dゲームでも快適なパフォーマンスを備えている。常に持ち歩くノートPCが欲しい人には、魅力的な製品に仕上がっている。
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情報提供元: クチコミ.jp