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GX7 Mark IIはストリートフォトに最適!抜群の機動力の高さで日常を美しく切りだす

2016-09-29 19:00:00

パナソニックが2016年5月に発売を開始したミラーレス一眼カメラ「LUMIX GX7 Mark II」(LUMIX DMC-GX7MK2)のレビュー4回目は、GX7 Mark IIの作例を紹介していく。

GX7 Mark IIは、特徴である「デザイン」、「機動性」、「静寂性」、「高速性」によって、ストリートフォトとの相性が抜群に良い。

ストレスのない空間認識技術(DFD)による高速オートフォーカスに加え、安定した写真撮影を可能とするレンズとボディそれぞれ2つの手ブレ補正機構が、様々な条件下でのストリートフォトを強力にアシストしてくれるのだ。

さらに撮影をアシストするもうひとつの機能が、撮影後にフォーカスポイントが選べる「フォーカスセレクト」だ。 フォーカスセレクトは動画から一枚を切り出す「4Kフォト」からの派生機能で、連続的に全てのAFポイントで撮影した動画から最適なピント位置を選ぶことができる。最適なピント位置が分からない、ピント合わせが上手くいかない場合などは、フォーカスセレクトで撮影しておくと良いだろう。

撮影後にGX7 Mark IIのタッチパネルでピント位置を指定し、最高の一枚をEXIF(撮影情報)付きのJPEG画像として保存することができる。

例えば、絞りか開放で撮った場合印象としてはピント位置が手前(上段、左)の方が全体の雰囲気が分かりやすい。逆にピント位置を後方(上段、右)にすることで、その部分を主題として浮き上がらせることも可能だ。

最大まで絞った状態でも被写体まで距離が近い場合は、全体にピントを合わせることが難しい。ピント位置を中央付近(下段中央)にすることで、全体的にピントが合ったようにみえるので、このカットを選ぶのが正解といえるだろう。 このように、ピント位置の違いから写真の見せ方も学ぶことができる。

GX7 Mark IIは、画素数は減ってしまうものの4つのアスペクト比の写真撮影が可能だ。特にストリートフォトではアスペクト比で写真のイメージを作ることも可能なので積極的に変更するのも良いだろう。

そのほか動画でお馴染みの16:9や、スクエアフォーマットと呼ばれる1:1の撮影モードもある。これらのアスペクト比は個性が出せる反面、縦横が大きくトリミングされるため失うものも大きい。そこでJPEGと同時にRAW記録もしておけばフル画素で再編集が可能だ。

GX7 Mark IIには、フォトスタイル「Lモノクローム」を追加し、スナップフォトのイメージ作りをアシストしている。 このフォトスタイルは、”L”を冠とするカメラの雰囲気を再現したものだと思われるが、深みのあるモノクロで露出補正を組み合わせて光と影をコントロールできるところが楽しい。 こちらもJPEGとRAW同時記録しておくことで後にフルカラーのRAWデータの再編集ができる。

GX7 Mark IIの「ハイライトシャドウ」機能を使って撮影時にトーンカーブを変更してみた。オート撮影では影の部分が持ちあげられ全体的に元気な明るさになってしまうが、あえて暗くして光と影を演出した。

複雑なガラスの面とその中のものがしっかりと描写されている。気になったらすぐにカメラを向けて撮影できる機動性を実感した。

L.モノクロームとストリートフォトの相性が良い。シャッターのレスポンスもよく、シャッターチャンスを逃がさなかった。

GX7 Mark IIは、「LUMIX GX8」(LUMIX DMC-GX8)や「LUMIX GH4」(LUMIX DMC-GH4)のような専用ボタンによる快適な操作性はないものの、機能やハードウェアで上位機種を超える一面もある。

カメラとしての所有欲よりも撮影することに特化したとも言えるGX7 Mark IIは、動画や静止画を撮ることに特化したGH4にスピリットが近いように感じた。

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情報提供元: クチコミ.jp

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