「社員の幸せを一番に考えて行動していく」。アイティアスリート株式会社 代表取締役・中村学氏が語る自身の経営観とは
2021-07-06 09:00:39
人生にはいくつかの岐路があり、そのたびに人は何かを得たり、何かを捨てたりする。
そこには決断があり、「覚悟」がある。
番組「覚悟の瞬間(とき)」では、経済界、スポーツ界、文学界など、様々な大人の生き様に焦点をあてていき、視聴者の方々に、知恵、成功へのカギ、生きていく上でのヒントになるようなメッセージを届けます。今回、その「覚悟の瞬間」にアイティアスリート株式会社 代表取締役・中村学氏が登場。自身の覚悟についてなどを語ってくれました。
アイティアスリート
アイティアスリートは情報通信に関するコンサルティングと、それに伴う顧客の通信ネットワークを作成、維持するための運用設計を行う会社です。
Q1なぜ今の仕事に?
中村学さん(以下、中村)「もともと音楽でご飯を食べていきたいという想いから、バンドをやっていたのですが、なかなか食べていけないというところがありまして。もともとパソコンに詳しかったものですから、インターネットが出始めた時期にインターネットの繋ぎ方を一般のユーザーさんに教えるという仕事をやっていまして、それでネットワーク業界に興味を持ちました。世の中に役に立つことをやりたいと思い、通信ネットワーク機器の設計、構築の仕事に私の方から志願しまして、その会社に入りました。それで25歳の時にこの業界に埋没しようと思い、今突き進んでいます。」
Q2現在の仕事への想い
中村「社員の幸せを一番念頭に置いて行動しています。大事なのは社員なので、社員がやりたくないなと思う仕事はお断りしています。我々はネットワークエンジニアの技術集団というところがありまして、お客様の利益を追求していくことイコール、エンジニアの喜びというところがあるんですね。お客様に喜んでいただくことで我々としてもエンジニアとしての幸せに繋がればと思っています。」
Q3あなたにとって覚悟とは
中村「一番覚悟したときは、やっぱり今の会社を立ち上げたときですね。成功するか分からないので、変な話ですけど同時並行で転職活動もしていて。どっちにしようって迷ったんですけど、最終的に思ったのがやってる人に聞けば早いということで、当時私が勤めていた会社の社長と話をしました。そこで言われたのが『自分の好きなことが何なのか、自分のやりたいことって何なのかっていうのを追求するといいよ。』ってアドバイスを頂いて。それで、自分のやりたいことって何なんだろうって考えたときに、エンジニアが幸せになる会社を作りたいなってもともと思っていたじゃないか、ということに気づいて、最終的にはそっちの道に突き進むべきだと思い、今の会社を立ち上げました。それまでのプロセスではかなり覚悟を持ちましたし、周りの人たちも相当の覚悟を持ってついてきてくれたのかなと思います。」
Q4カッコイイ大人とは?
中村「考え方がぶれない大人がかっこいいと思いますね。会社が大きくなっていくといろんなステークホルダーさんに囲まれてしまうので、一概にぶれちゃいけないということは通用しないかもしれないし、我々みたいにネットワークエンジニアとしてお客様に貢献することを信念に掲げている会社だと、そこはぶれずにやっていく方がよりスマートにお客様に伝わると思いますし、今はぶれてはいけないのかなって思っています。今まで我々が想定していたことと、お客様が置かれていた環境が全く違ったということは往々にしてあると思っていて、お客様に提案する我々の会社としてのスローガンですとか、そういった所は曲げずにお客様のためにやっていく。ただ、根幹にあるのは社員の幸せ、エンジニアの幸せのために何をやっていくか。そこを捉えていれば、ぶれずにやれるのかなと考えています。」
Q5今後に向けて
中村「我々も社員もそうなんですけど、不安に思っているところとしては、アフターコロナ。人材が集約して一つの仕事を成しえていくっていうところは確かに大事なんですけども、逆に分散していって我々の価値と言いますか、そういったところをご理解いただいたりとか、より地域に根ざしていくということも必要になってくるのかなと思っていまして。今の我々のミッションを抱えながら地元で働いて過ごしていけるような環境を整えていく、というのは今後やっていきたいところですかね。特に私たちのようなネットワーク設定の業界はですね、リモートワークがかなりしやすいのかなと思いますね。」
日本のアカルイ未来のために
中村「やっぱり好きなところをどんどん伸ばしていくというのが一番大事かなと思っていまして、それをいろんな人に話したりとか、仲間を作っていってその好きなものを一緒にやっていく。自分の未来につながるようなところで頑張っていってほしいと思っています。」
情報提供元: マガジンサミット