スマホの手ブレが無くなる!プロクオリティーの動画撮影ができる「OSMO Mobile」
2017-03-13 10:00:00
スマートフォンのカメラ機能は高解像度な4K動画撮影に対応するなど、個人レベルで地上波デジタル放送や市販のディスクメディアを超える映像が楽しむことができるようになった。
しかしながらスマートフォンでの動画撮影は手ブレを抑えることが難しく、撮影した映像にガッカリすることもある。
そこで今回は、スマートフォンでもプロ並みの滑らかな動画撮影を可能とするDJI「OSMO Mobile」を紹介していく。
OSMO Mobileは、DJIが空撮用ドローンで培ったスタビライザー技術を手持ち撮影に応用した「OSMO」シリーズのひとつ。
スマートフォンをモーター制御で、常に水平に保つというもので、前後左右のバランスを重りで取る従来のジンバルよりも扱いが簡単という特徴がある。
OSMO Mobileは、スマートフォンを安定させるジンバル部分と、スマートフォンを操作するためのグリップで構成されている。 スマートフォンの取り付けはガイドに合わせてネジで固定するだけと簡単だ。
グリップ前面の大きな丸い部分が、電動でスマートフォンの向きを変えることができるジョイスティック、その下の丸いボタンが静止画撮影用のシャッターボタン、赤い丸ボタンが動作撮影用のボタンだ。電源スイッチは、右側にある。
グリップの背面には、トリガースイッチがある。このスイッチを2回押すと、回転したスマートフォンの向きをニュートラル位置戻すことができる。3回押せばインカメラ・アウトカメラを切り替えることができ、自撮り撮影も簡単だ。
トリガースイッチの上にある小さな穴が充電用の端子、側面の銀色の部分は普段はカバーが付いているが取り外すと、専用アクセサリーを取り付けるためのネジ穴となっている。
ジンバル部分の根元には、初期段階でスマートフォンを水平に保つための機構がある。スマートフォンが左側に傾く場合は、ネジを緩めて矢印の方に引き出してバランス調整を行う。
このバランス調整は1分もあればでき、重り式のジンバルより手軽に行える。 撮影に使うスマートフォンが毎回同じであれば、位置の固定、または印を付けておくとより素早くセットアップが行える。
スマートフォンをセットしたところ、左側に傾いたので少し右側に伸ばしてみたらバランスが取れるようになった。同じ型のスマートフォンでも使用しているスマートフォンケースによってバランスが異なる。
バランスが取れたら、電源を入れ専用アプリ「DJI GO」上でBluetoothペアリングを行う。こうすることで、スマートフォンに触れずにハンドルのコントローラーから撮影をコントロールできるようになる。
DJI GOアプリでは、通常の動画撮影のほかに自動でカメラの向きを変えながら撮影するモーションタイムラプス撮影がおこなえる。 静止画撮影では、手ブレを抑えた撮影ができるだけではなく、長時間露光やジンバルの回転機能を使ったパノラマ撮影など便利な機能もある。
次回は、OSMO Mobileによる実写テストを行ってみたいと思う。
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情報提供元: クチコミ.jp