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スマホ選びで失敗しない!スペック表は宝の宝庫だ 今さら人に聞けないスマホの知識

2017-03-19 10:00:00

大手キャリア各社の秋冬モデル発表も終わり、新製品のラインナップも出揃いました。今回もアップルのiPhone 7シリーズは人気がありますが、ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズやドコモブランドのモデルなど、例年になく注目モデルも多いようです。

冬のボーナスでiPhoneデビューや新機種への機種変更を考えている人も多いことでしょう。

さて毎回、新機種の購入や機種変更で困るのが、

「新機種と今の機種は、なにがどう性能が違うのか?」といったことです。

同じシリーズや新製品は、最新モデルなので、

「性能は、良いに違いない」

とか、思いがちです。

たしかに、以前の大手キャリアは、最高スペックのスマホ中心に販売してきました。しかし、最近では、高性能モデルから性能を抑えた低価格モデルまで、多種多様な機種を販売しています。

最新の機種だから、新しいブランドの製品だから、話題のモデルだから、というだけスマホを選らぶと、思わぬ後悔をすることもあります。

そこで大事なのが、スペック表の見方です。

たとえば、 あなたは、自分が買いたいスマホのどこをチェックしていますか?

通常、キャリアやメーカーの発表会、店頭デモ機を手にもってみない限り、実機の操作感や質感など、満足度はわかりませんよね。また、デモ機の展示も、大型店舗に限られており、近くのショップではモックだけで、動作しているモデルは展示されてないケースもあります。

そこで、役立つのが、公式に発表されている「スペック表」です。

発売日は事前に予約していた人たちの多くが、実機には触ってはいないことがほとんどです。そうした人たちは、スペック表を正しくチェックして、予約や購入を決めているのです。

スペック表を正しくチェックできれば、スマホの性能や満足度が、どのくらいあるかなど、実機を手にとらなくても、正しく推測、理解することができるのです。

ということで、スマホの「スペック表」は、どこを見ればいいのか?チェックするコツについて説明したいと思います。

スペック表でチェックすべき項目とは

スマホのスペック表は、あまりにも項目が多く、ぱっと見るだけで、誰でも「難しそう」、「面倒くさそう」と、萎えてしまいますよね。

そこで、チェックすべき項目(ポイント)を絞り込むことが大事なコツです。

ということで、スマホのスペック表で見るべきポイントを紹介しましょう。

・CPU ・内蔵メモリ(RAM) ・内蔵メモリ(ROM) ・ディスプレイサイズと解像度 ・カメラ(アウトカメラ/インカメラ) ・Wi-Fi/Bluetooth ・バッテリー容量 ・サイズ/重量 ・その他

チェックポイントその1「CPU」

最初のチェックポイントとしてCPU(プロセッサー)があります。CPUは、スマホの動作の速さや快適さといった基本性能を決める重要な要素です。

そこで最初のハードル「コア数」がでてきます。コアの数は、CPUを判断する上で重要です

・4つ(クアッドコア)なのか ・8つ(オクタコア)なのか

4コアでは、4つのことが同時に行えます。8コアでは当然、8つのことが同時に行えます。つまり4コアより8コアのほうが一度に行える処理の数が勝るということになるわけです。

そして、もう一つ大事なのが、「動作周波数」です。

同じコア数であれば、2GHzのCPUより、2.4GHzのCPUのほうが、高速に処理ができるということになります。

コア数が多く、動作周波数が高いほうがベターであると覚えておきましょう。

チェックポイントその2「内蔵メモリ(RAM)」

スマホはパソコンとは違って内蔵メモリを増設することはできません。最初から搭載されている容量がすべてです。

たとえば、 1GBや1.5GBといった容量では、人気のPokemon Goを動かすことができません。どれだけCPUが高速でも、内蔵メモリの容量が少ないと、動かないアプリが出てきます。それでは、困りますよね。

そうした点を考慮すると最低で2GBは必要となります。さらに3GBや4GBなど、より多いメモリを搭載したモデルであればベターです。

低価格モデルでは、高性能CPUを搭載しておきながら、内蔵メモリが少ないというアンバランスな製品もありますので注意しましょう。

チェックポイントその3「内蔵メモリ(ROM)」

Androidスマホは、microSDでストレージ容量を増やすことができるから、内蔵メモリ(ROM)容量が少なくても問題ないと考える人がいます。

これは、正解でもありますが、実は間違いでもあります。

たとえば、 大容量のmicroSDカードを挿入しておけば、アプリや写真などのデータを大量に保存できます。スマホ本体の内蔵ストレージが16GBしかがなくても、128GBのカードを差せば、データ保存の空き容量不足に陥ることはありません。

しかし、そこに大きな落とし穴があります。

その1つが、OSのアップデートです。

AndroidやiOSは、ネット経由(OTA)で最新のOSにアップできます。このアップデートファイルは、スマホ本体の内蔵メモリに一旦、保存されて、OSアップデートが行われます。

そう、内蔵メモリに、十分な空き容量がないと、最新OSにアップデートできないというケースがでてきてしまいます。

もう一つが、内蔵メモリにしかデータを保存できないアプリ。SNSやメールなど、日常でよく使い、データ量が増えていく一部のアプリは、外部ストレージ(SDカード)に移動することができないものが多くあります。

内蔵メモリが少ないと、使い続けていくうちに、メモリ不足で動作が緩慢になったり、不安定になったり、最悪、使えなくなるなんてこともあるのです。

つまり、内蔵メモリ(ROM)が少ないスマホでは、日々データが増えていくSNSやメールアプリやゲームなどの容量の大きなアプリを入れていると、「内蔵ストレージの空き容量がありません」と言われてそれ以上インストールできなかったり、動作に支障がでたりするのです(Android 5.1.1以前)。たとえSDカードに空き容量が、数十GBとたっぷり残っていたとしてもです。

エラーメッセージの出る空き容量の目安ですが、だいたい残り1GBを切ったくらいでこうした表示がされるようになるようです(Android 5.1.1の場合)。

最近のスマホの使い方や人気アプリを考えると、内蔵メモリ(RAM)の容量は、最低でも32GBは欲しいところです。

最近の格安スマホは、内蔵メモリ(RAM)の容量が32GB以上になってきていますが、すこし前の格安スマホでは、内蔵メモリ(RAM)が16GBのモデルが多いので、これから購入をする場合は、注意しましょう。

チェックポイントその4「ディスプレイサイズと解像度」

スマホのディスプレイは、視認性といった点で非常に重要です。当然、大きなサイズのディスプレイに高解像度で表示できるほうが好ましいです。

かといって小さすぎると、見えにくくなってしまいます。特に中高年に差し掛かると、スマホでのメールチェックやビジネス文書の確認、Webブラウザを使った調べものなど、視認性の良さで使い勝手が大きく違ってきます。最低でも5インチ、解像度はフルHD(1920×1080ドット)が欲しいところです。

しかし、持ち歩く、耳に当てて通話をするといったことを考えると、大きすぎるのも使い勝手は悪くなります。また、画面の大きさや高解像度は、画面切りかえや動作に、より多くの処理能力が必要になります。

ディスプレイサイズでいうとiPhone 7は4.7インチ、iPhone 7 Plusは5.5インチです。iPhone 7 Plusのようにディスプレイサイズが5.5インチより大きくとなると、今度は大きくて取り回しにくいといった人が出てきます。

チェックポイントその5「カメラ(アウトカメラ/インカメラ)」

スマホはカメラが2つ付いています。アウトカメラはがメイン用途で外部撮影用です。こちらは、私たちが風景などを撮影するのによく使うカメラです。

インカメラは自撮りなどやLINEやSkypeなどでビデオチャットを行う場合に使うカメラです。

アウトカメラの画素が1000万画素以上であれば、ほぼデジカメとの差をあまりかんじないほど、高画質な写真が撮れます。また自撮り用のインカメラも、500万画素程度あれば、美肌など、キレイな自撮りができます。それ以上の画素数があれば、さらにキレイな写真が撮れます。

チェックポイントその6「Wi-Fi/Bluetooth」

現在、日本国内向けに販売されているSIMフリースマホであれば、高速LTE通信に対応していると思っていいでしょう。

さらに注意したいのが、Wi-Fi(無線LAN)でどの規格に対応しているかといった点です。現在、最速な無線LANは、2.4GHzと5GHz帯まで使って通信するIEEE802.11acと呼ばれる規格です。

これに対応しているのであればOKです。

ただし、格安スマホではIEEE802.11a/b/g/nまでの対応だったりするので、注意が必要です。自宅内の無線LANをIEEE802.11acへとすることで、スマホまで含めた通信環境を爆速にすることができます。

またBluetoothも最低でも4.1、できれば最新の4.2まで対応していると利用できる周辺機器が増えるだけでなく、使い勝手もよくなるので要チェックと言えます。

チェックポイントその7「バッテリー容量」

スマホ登場初期のころとは異なり、スマホのバッテリーの大容量化が進み、いまでは2500mAhを余裕で超えるまでになってきました。格安スマホでも3000mAhを超えるバッテリーを積む製品があります。

この容量がくせ者なのです。

たとえば、 もし、これまで使っていたモバイルバッテリーが2500mAhの製品の場合、新しい3000mAhのスマホに乗り換えると、フル充電できないことになってしまいます。

機種変更にあわせて、モバイルバッテリーも買いかえる必要が出てくるケースもあるというわけです。ちなみにバッテリー容量が3000mAhを超えていれば、Pokemon GOなどのゲームを起動したまま1日中移動しているといった使い方をしない限り、十分に持つと言えます。

チェックポイントその8「サイズ/重量」

ディスプレイと解像度の分部とも重なりますが、自分が現在使っているスマホの幅、高さ、厚さ、そして重量は把握しておきましょう。

スペック表を見て、自分のスマホとの違いをチェックすれば、もった際のイメージを把握できると思います。

今使っているスマホの幅が足りないと感じているなら、それよりも大きいのか比べればいいし、逆にもっと長い感じがいいなと思うのであれば、高さをチェックすればいいでしょう。

重さも、いまよりも重くても平気かといったことは意外と大事です。特に胸ポケットや内ポケットにスマホを入れるような男性にとって、ポケットに入らないスマホの大きさは致命的だったりします。

チェックポイントその9「その他」

最後は、自分独自のこだわっている部分です。

たとえば、 ・おサイフケータイ ・ワンセグ ・指紋認証などの生体認証 ・独自サービスへの対応

といった部分です。

自分が使いたい機能やサービスに対応しているのか?というのは非常に重要です。

「スペック表」は、 買ってから後悔しないための情報が、しっかり詰まっています。

正しく、「スペック表」をチェックできれば、スマホ選びで失敗することも、避けられるでしょう。

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情報提供元: クチコミ.jp

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