共働き夫婦は「3年目の壁」で“ありがとう”が減る!最も感謝のない家事は「洗濯」
2024-08-06 10:40:22
花王の柔軟剤「ハミング」は、全国の共働き夫婦300人に対して、共働き夫婦の家事における「ありがとう」に関する意識調査を実施。その結果が5日に発表され、約2人に1人が結婚後に夫婦間における「ありがとう」の発言回数が減ったと思うと回答。そのうち、結婚3年以内で減ったと答える人が最も多く、夫婦間における「3年目の壁」の存在が明らかになりました。
調査では、共働き夫婦の約2人に1人(45%)が結婚後に「ありがとう」が減ったと思うと回答。その中でも、約68%が結婚3年以内に「夫婦間での『ありがとう』が減った」と答え、最も多いという結果に。「3年目の壁」の存在が浮き彫りになりました。
家事の中で、パートナーへの「ありがとう」発言があるものとしては洗濯が26.3%、料理が53.7%、掃除が51.0%、その他(買い出し~その他)が31.7%、特にないが24.3%という結果に。代表的な家事の中では「洗濯」がとりわけ「ありがとう」発言が少ないと分かりました。
続けて、共働き夫婦がパートナーから洗濯でもっとも「ありがとう」を言われると嬉しい工程を聞いたところ、最多が「洗濯物を畳んだとき」(約20.2%)で、次いで「洗濯物を干したとき」(約15.3%)が挙げられました。
さらに、パートナーから「ありがとう」を伝えられて嬉しかったエピソードを聞いたところ、「何気ない日に言われる」「気付かずに素通りしてしまうような、細かい場所の掃除や片付けに気付いてくれて、お礼を言われる時」といった声が寄せられました。
この結果を受けて、公認心理師の大美賀直子さんは以下のようにコメントしています。
「毎日の家事の中で、最も“ありがとう”の言葉をかけてもらえていないのが『洗濯』。洗濯はとても手間がかかる作業にもかかわらずなのに、できていなければ不満を言われやすく、できていても感謝されにくい家事の代表です。『洗濯なんてできてあたりまえ』と感じがちなのが夫婦の常だからこそ、あえて『今日も洗ってくれたんだね。“ありがとう”』『この柔軟剤、ふんわりしていい匂いだね。“ありがとう”』というように感謝の言葉をかけあっていきましょう。
洗濯のように目立たない家事に“ありがとう”の言葉を細やかにかけてもらえれば、毎日さりげなく行っている家事の工夫と苦労をわかってもらえていると実感でき、パートナーからの愛情をしみじみと感じることができるでしょう」
今回の調査結果を踏まえ、花王は全国の共働き夫婦間で「ありがとう」を伝える習慣がより日常になっていくことを目指し、夫婦間の家事におけるあるあると、日頃から「ありがとう」を伝えることへの大切さを描いたWEB動画を5日より公開。人気育児漫画クリエイター犬犬さんらが提供した「あるあるネタ」が描かれています。
(YouTube:https://youtu.be/gBqDMJiPotc?si=fVfwYmrCKouu4OvV)
情報提供元: マガジンサミット