西野七瀬、ベテラン女優のサプライズにもらいウルウル?「自分に読まれているわけでもないのに」
2025-01-20 09:00:02
“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマにした映画『君の忘れ方』がついに公開!初日翌日の1月18日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、主演の坂東龍汰、共演の西野七瀬、南果歩、そして作道雄監督が参加した。
満員御礼で迎えたこの日、映画単独初主演の坂東は「本当に嬉しいです」と喜色満面で「撮影地・岐阜で役と向き合って映画を撮っている時はこのような景色は想像出来ていなかったので、こんなに沢山の皆さんに足を運んでいただけたことに感無量であります」と挨拶した。
そんな坂東は相手役が決まる前から西野が適役ではないかと妄想していたという。「誰になるのか勝手に妄想している中でふっと最初に顔が浮かんだのが西野さん。でも本当にキャスティングされる事なんてありえないと思っていたら、監督から『西野さんに決まりました』とご連絡をいただいて『え!?』となった」とビックリ。まさかの一致に西野も「作道監督と坂東さんのイメージが自然と一致していたのは凄い事だと思います」と驚いていた。
南は「シナリオを読んだ時に面白い映画になると直感した。よくあるお母さんでは終わらない、彼女の人生と家族にも見せない顔と葛藤が深く描かれている」と絶賛。息子役の坂東には「ナチュラルで透明感が溢れていて、イケメンという言葉では収まらない懐の大きさを感じました。撮影では凄く楽しいキャッチボールが沢山出来たと思います」と大満足で「自慢の息子です!」と宣言すると、坂東もすかさず「自慢の母です!」と返礼していた。
3年がかりでシナリオを完成させた作道監督は「僕自身も変わった脚本だと思っていたので実現するのかとドキドキしていたけれど、御三方に引き受けてもらえなかったらこの映画はなかっただろうし、御三方はこのシナリオだから引き受けてくれたと考えると、書いて良かったと思いました」としみじみしていた。
また坂東は撮影を振り返って「演じた昴と同じように僕自身もメンタル的に落ちる瞬間もあったし、色々な山に登っては降りての凄い旅に出ているような感覚でした。混乱する瞬間もあったし、作道監督と同じ気持ちになれている瞬間もあったし、昴を通して不思議な体験をしました」と実感を込めていた。
一方、幻影を演じた西野は「昴の前に現れる時は昴が欲してる時でもあるけれど、言葉でのコミュニケーションが取れないので、ただ見守るしかありませんでした。登場する際の服装は毎回同じですが、誘うように見えたりするところもあるので、出てくる時々によって表情を変えたりしました」とセリフを排した演技のこだわりを明かした。
そんな中、南が息子・坂東へ向けてサプライズの手紙を読んだ。「あなたが今まで感じてきた事の全てが、昴という役に投影されているのだと思います。映画の中のあなたの居住まいは演技を超えるものがありました。いいタイミングでいい役に出会えて良かったね!母は嬉しいです。これからも私は昴の母としてあなたを見ていくと思います。これからのあなたが楽しみです。体に気を付けていろんな役と出会い、自身の人生を豊かにしていてください。期待しています」
この感動のシーンに西野は「自分に読まれているわけでもないのに、南さんの言葉が入って来て私もウルッと来ました。お二人の関係性がこの作品きっかけでここまでの素敵なものになって、それを見させてもらえたのが嬉しいです。映像の中でも親子のシーンが好きで、実家に帰って来た感がわかるし、普段のお二人が喋っている様子も好きだったので、こちらまでホッコリさせてもらいました」とウルウル。すると南は「それもこれも作道監督がこの若さでこのようなシナリオを書き上げて監督されたからこそ。監督の伸び白に期待してください!」と観客にアピールして作道監督を「お母さん、ありがとうございます!」と恐縮させると、南は「私はみんなのお母さんよ~!」と明るく笑い飛ばしていた。
情報提供元: マガジンサミット