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iPhone 7登場でソニーの注目度UP!ノイズキャンセリング無線ヘッドホンが便利なワケ

2017-04-10 10:00:00

iPhone 7から、イヤホン端子が廃止された。このことで、一躍注目されているのが、ワイヤレスタイプのイヤホンおよびヘッドホンだ。

なかでもソニーは、ワイヤレスの分野において、早くから展開をしており、ハイレゾ相当の音源をワイヤレスで転送するコーデック「LDAC」を開発するなど、この分野でのノウハウや開発力が高く、十分な強みを持っている。

今回は、そんなソニーの進化したノイズキャンセリング機能と高音質を特徴とするワイヤレスヘッドホン「MDR-1000X」を紹介していく。

Bluetooth接続によるワイヤレスオーディオを実現するMDR-1000Xの外観は、デジタルガジェットっぽさはなく、ごく普通のオーディオ機器の出で立ちだ。カラーは、写真の「ブラック」のほかに「グレーベージュ」がある。

イヤーパッド部分は、適度な肉厚感があるため柔らかく、側圧がそれほど強くないため装着した際の息苦しさは感じない。

音質は豊かな低音と程よい解像感があるソニーらしいチューニングだ。リスニング向けの繊細な音作りがされているため、聴き疲れをしない印象だ。しかしながら、音の硬さやメリハリを求めるユーザーには物足りないかも知れない。

デジタルデータを飛ばすワイヤレス接続といっても、デジタルデータをアナログに変換するのはヘッドホン側の仕事。MDR-1000Xには、WALKMANやXperiaスマートフォンにも搭載されているハイレゾ対応のフルデジタルアンプ「「S-Master HX」を搭載する。ワイヤレスオーディオの音質も有線接続と同じで、こうしたアンプ回路によって音が良くなる。

さらに、LDACに非対応のiPhone 7接続時には、通常の圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」が役立つ。

ヘッドホンの左側には電源スイッチのほかに、ノイズキャンセリングのオン・オフスイッチ、ノイズキャンセリングの効果を変更するアンビエント サウンド切り替えスイッチがある。

ノイズキャンセリングは、マイクで拾った周囲の音を逆位相で打ち消すというものだが、打ち消す周波数をコントロールすることで、通常のノイズキャンセリングだけではなく周囲で聞こえる声だけを聞こえるようにするボイスモードを搭載する。この切り替えはアンビエント サウンドスイッチで行う。

ノイズキャンセリング・オンの状態では、無音の状態で水の中にいるようなデジタルっぽさが僅かに感じられるが、音楽が再生されている間は全く気にならない。電車の車内では、ノイズキャンセリングの効果が良くでており、喧噪を忘れて静かな状態で、音楽を楽しむことができた。

ここまで周囲の音が聞こえなくなると、少し不安になってくる。例えば、最寄りの駅に近づいたかどうかががわかりづらい地下鉄や夜の電車など、車内アナウンスに頼るしかないシチュエーションだ。

ボイスモードにしてある程度把握することもできるが、ヘッドホンの右側を手で覆うようにすると、マイクを通して周囲の音を聴くことができる。手を離せばプレイ中の音楽が聞こえるようになる。まさに耳に手を当てて聴くような自然なジェスチャーで操作できるため、便利な機能だと感じた。

この右側のフラットな部分にはタッチパッドが搭載されており、タップ操作で音楽の再生・停止、上下スワイプ操作でボリュームの上げ下げ、左右のスワイプで曲の送り・戻し操作ができる。若干操作には慣れが必要だと思うが、ボタンの場所などを意識することなくシンプルな操作で、ミュージックプレイヤーをコントロールできる。

丸印の部分にノイズキャンセリングのためのマイクが搭載されている。実は、ヘッドホンの内側にもマイクが搭載されており、これはヘッドホンを付けている人の状態に併せてキャリブレーションを行うためのものだ。より良い音で聴きたい場合は、このキャリブレーションはして置いた方が良い。

ワイヤレスヘッドホンだが、付属のケーブルを接続すれば、WALKMANやスマートフォンなどと有線接続も可能だ。特にハイレゾオーディをもっと高音質で楽しむなら有線接続がオススメだ。自宅では有線接続で、外ではケーブルが邪魔にならないワイヤレスなど使い分けると良いだろう。

また、ケーブルを変えて好みの音に変えるのもオーディオ的には面白いところ。最新のWALKMANや、ポータブルアンプなどはバランス接続など有線ならではの接続方法もあるので、こうした楽しみ方ができるのもポイントだ。

ケーブルが邪魔にならないとは言え、カバンにそのまましまっておくのは負荷が掛かりそうで怖い。そんなときに役立つのが、付属のキャリングケースだ。飛行機で使えるイヤホンジャックの変換アダプターも付属する。

MDR-1000Xは、電車やバス移動、長時間のフライトなどでも高音質で音楽を楽しみたいと言うニーズにピッタリのヘッドホンだ。

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情報提供元: クチコミ.jp

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