【X Games Chiba 2026パーク&バート】河上恵蒔が男子最年少優勝!女子はスカイ・ブラウンと長谷川瑞穂が制覇、ギー・クーリはベストトリック7連覇
2026-07-09 13:45:26

7月4日と5日の2日間、千葉市の幕張メッセで「X Games Chiba 2026」が開催された。当記事では、パークとバート、バートベストトリックの模様を紹介。あわせて、新導入された「X Games League(以下、XGL)」のルールや、各種目で披露された驚異的な次世代トリックの詳細もお伝えしていく。
今年からX Gamesは、4つの「X Games Club(以下XC)」に分かれて、年間優勝を争うチーム制のプロリーグを導入しており、今大会はその第2戦目にあたる。
【XGLオリジナルコースで競う/パーク】

Photo by @Katsumi Kojima
2日目に行われたスケートボード、パーク種目。
男子は先週のサクラメント大会でXGLデビューを果たした、スペインのエゴイツ・ビフエスカ(15歳)が、今大会で初優勝。スケートボード競技ではスペイン勢初の快挙となった。準優勝はアメリカのトム・シャー(XC LA・26歳)、3位はオーストラリアのキーガン・パルマー(23歳)。
前回、サクラメント大会王者のギャビン・ボッガーは4位。
今大会、男子パークに日本勢の出場者はなかった。

Photo by @Katsumi Kojima
女子パーク種目はイギリスのスカイ・ブラウン(XC SP・17歳)が、唯一の90点台(91.00点)で優勝し、自身通算3度目のゴールドメダルを獲得。長谷川瑞穂(XC東京・15歳)が準優勝、フィンランドのヘイリ・シルビオ(XC NY・15歳)が3位で表彰台入り。
日本勢は開心那(XC LA・17歳)が5位、急遽参戦となった草木ひなの(18歳)は8位に終わった。
X Gamesゴールドメダル女子最多タイ記録(10個)を持つ、オーストラリアのアリサ・トルーは今大会の練習中に左膝の前十字靭帯を損傷してしまい、今大会は欠場した。
【30秒に全てを詰め込む/バート】

Photo by @Katsumi Kojima
初日に行われたスケートボード男子バート種目。
河上恵蒔(11歳9カ月)が優勝し、X Games男子アスリートの中で最年少優勝記録を更新。
※男女合わせての最年少記録は、当時9歳8カ月だったオーストラリアのミア・クレッツァーで、これは最年少出場者&最年少メダリスト記録でもある。
準優勝はこの種目5連覇がかかっていた、ブラジルのギー・クーリ(XC SP・17歳)。河上の新記録樹立によって阻止される形になった。ギー・クーリは4大会続いていたバート種目と、ベストトリック種目の連続W優勝記録もここで途絶えた。3位は芝田モト(XC東京・30歳)、今大会でX Games合計メダル獲得数を11個。
日本勢は3本目のランで、84.33点を出した西川有生(13歳)が5位。
猪又湊哉(16歳)は残念ながらフルメイクすることができず7位に終わった。

Photo by @Katsumi Kojima
女子バート種目は、長谷川瑞穂(XC東京・15歳)が94.33点のハイスコアを叩き出して優勝。通算ゴールドメダル獲得数を2個に増やした。前回のサクラメント大会優勝者、オーストラリアのミア・クレッツァー(XC LA・11歳)が準優勝。
1本目のランから85.00点を出した、松岡樹ノ(15歳)が3位表彰台。
貝原あさひ(19歳)が4位と続いた。
【高さと回転の限界に挑む/バートベストトリック】

Photo by @Katsumi Kojima
2日目に開催されたバートベストトリック。
男子はギー・クーリが、キックフリップボディバリアル900を決めて、この種目7連覇。通算ゴールドメダル獲得数を12個に伸ばした。準優勝は、シグネチャートリック(アーリーウープ雷神)を決めた猪又湊哉。続いて、720からのボディージャーを決めた、西川有生(13歳)が3位で初の表彰台入り。
ギー・クーリと猪又はこれで3大会連続、同トリックでワンツーとなっている。
この2人のしのぎ合いに割って入るスケーターが、今後現れるのかにも注目していきたい。
※猪又の2025年ソルトレイクシティでのトリックは「雷神」だったので、正確にはそこからアーリーウープを入れて進化させている。

Photo by @Katsumi Kojima
女子バートベストトリックは、オーストラリアの11歳、ミア・クレッツァーが、アーリーウープからのワンフットマックツイストを決めて優勝。
長谷川瑞穂が、キャブ ヒールフリップ インディを決めて準優勝。
3位はオリジナルのスイッチトリックを披露した、カナダのリース・ネルソン(13歳)。
4位はバリアルフリップtoバリアルステイルフィッシュグラブなどを決めた、松岡樹ノとなった。
【XGLとは】

1995年にアメリカでスタートしたX Gamesが、今年新たにスタートさせたリーグ戦。
今年3月にカリフォルニアで大々的にドラフトが行われ、4つのXゲームズクラブ(ニューヨーク、サンパウロ、ロサンゼルス、東京)が、スケートボードとBMXの選手を男女5人ずつ、合計10人を指名しチームを結成した。
各アスリートは個人として競うが、大会ごとに個人順位で得られるポイントをもとにチームとしても戦う。
1位は100ポイント、2位は80ポイント、3位は60ポイント、4位は40ポイント、5位は30ポイント、6位は20ポイント。
シーズンを通してチームでの優勝を目指す形となり、優勝チームには50万ドル(日本円で約8000万円)が送られる。
なお、日本を代表するパークライダーの永原悠路や笹岡建介、四十住さくらなどは、今シーズン出場していない。
7月7日時点でX Gamesホームページに記載されている、各チームの順位とポイントは以下の通り。
同率1位 XC東京–1770
同率1位 XCニューヨーク–1770
3位 XCサンパウロ–1610
4位 XCロサンゼルス–1510
2026年シーズンは、6月26日から28日に開催されたサクラメント大会と、今大会、7月24日から26日にかけてシーズン最終戦となるニューオーリンズ大会の3戦が行われる。
【X Games2026パーク&バートのルール】
・XGLパーク種目は1人45秒のランを3回滑り、100点満点で採点。そのうちのベストランで順位が競われる。
・バート種目は1人30秒のランを3回滑り、100点満点で採点。そのうちのベストランで順位が競われる。
・バートベストトリックは、20分の制限時間内で順番に滑走する、ジャムセッション形式。
今大会の映像はライブ配信サイトKICKのX Gamesアカウントから見ることができます。
https://kick.com/xgames/videos/daf3501a-f4b5-4e7a-be31-6fc65dd2e286
(X Games Chiba 2026 Day1)
https://kick.com/xgames/videos/8a81bd91-a57b-4110-bb6e-0c5f43741309
(X Games Chiba 2026 Day2)
ここからはX Games Chiba大会で行われた、パークとバート各種目の詳細をお伝えする。
【スペイン勢初の快挙/男子パーク】

Photo by @daniel_honda
男子パークは、ブラジルのルイジ・チニ(XC SP・24歳)、ブラジルのギー・クーリ(XC SP・17歳)、オーストラリアのキーファー・ウィルソン(19歳)、アメリカのテイト・キャロウ(XC NY・21歳)、オーストラリアのキーガン・パルマー(23歳)、アメリカのトム・シャー(XC LA・26歳)、スペインのエゴイツ・ビフエスカ(15歳)、アメリカのギャビン・ボッガー(19歳)、が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のランを紹介。
[キーガン・パルマー]

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1本目のランで、ジャンプボックス越えのフロントサイド360、バックサイドノーズブラント、キックフリップ リーンエア、フロントサイドブラント、ジャンプボックスを使ったキックフリップインディ、バックサイド540などを決めると、最後はジャンプボックスでバックサイドキックフリップインディをフルメイク。
90.66点のハイスコアで、大会を一気にリードする。
2本目は序盤にミスがあり、暫定3位で迎えた3本目。
ふたたびフルメイクの滑りを見せたが、スコアは91.00点。
2位のトム・シャーが持つ91.33点にはわずか届かず、3位で今大会を終えた。
[トム・シャー]

Photo by @Katsumi Kojima
1本目から89.33点の高得点を出して表彰台圏内につける。
暫定3位で迎えた3本目。
テールグラブ540、ジャンプボックス越えのステイルフィッシュ360、コースに設置されたラブシートと呼ばれるセクションを越えるバックサイドテールスライド、ヒールフリップインディ、続いてラブシート越えのフロントサイドノーズグラインド。
ジャンプボックス越えのキックフリップインディ、フロントサイドオーリー、プールコーピングでアーリーウープのバックサイドリップスライド、ノーズグラブの360、キックフリップインディ フェイキー。
ハーフキャブマニュアルでボックスを流して、フロントサイドブラント、バックサイド540、バックサイドKグラインド フェイキーからキャバレリアルディザスターをフルメイク。
スコアを91.33点に上げ、シルバーメダルを獲得した。
[エゴイツ・ビフエスカ]

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1本目のラン。
ジャンプボックス越えのインディ360からスタートすると、テールグラブの540、ディープエンドでヒールフリップインディ、フロントサイドスミスグラインド。プールコーピングでバックサイドスミスグラインド、コーナーを使ったバックサイドテールスライド、レッジにフロントサイド5-0グラインド、アーリーウープのフロントサイドディザスター、オーリーアップからのバックサイド50-50グラインド。
スイッチバックサイドエアでジャンプボックスを越えると、キックフリップインディ ディザスター、バックサイド540、バックサイドリップスライドをフルメイク。
誰も手をつけないセクションや、コースのラインを使って高難度トリックを決めきると、いきなり92.66点で首位につける。
2本目のランではファーストトリックでジャンプボックス越えのキックフリップインディ360を決めて、難易度を上げたランを見せたが、スコアは90.00点止まり。
途中のオーリーアップからのバックサイド50-50グラインドで、トラックが外れてしまい、上に乗りきってしまったことで減点されたと思われる。
しかし、最終的には1本目のスコアを誰も越えることができず、みごとスケートボード競技でスペイン勢初となるゴールドメダルを獲得した。
【七夕に思いを込めたラン/女子パーク】

Photo by @daniel_honda
女子パークは、草木ひなの(18歳)、フィンランドのヘイリ・シルビオ(XC NY・15歳)、アメリカのブライス・ウェットスタイン(XC NY・22歳)、長谷川瑞穂(XC東京・15歳)、アメリカのリリー・エリクソン(XC LA・16歳)、開心那(XC LA・17歳)、ブラジルのライカ・ベンチュラ(XC SP・19歳)、イギリスのスカイ・ブラウン(XC SP・17歳)が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のランを紹介。
[ヘイリ・シルビオ]

Photo by @daniel_honda
プールコーピングでバックサイド5-0グラインド、ジャンプボックスをバックサイド360で越えて、ラブシート越えのバックサイド50-50グラインド、バックサイドエア、オーリーアップのフロントサイドリップスライド。
フロントサイドクレイルスライド、バックサイドリップスライドからインバート、ディープエンドでマックツイストを決めると、フロントサイドエアとフロントサイドスミスグラインドまでフルメイク。
1本目のランで78.66点を獲得する。
2本目以降はスコアを上げることができなかったが、3位で今大会を終えた。
[長谷川瑞穂]

Photo by @daniel_honda
1本目を82.66点、2本目を85.66点と着実にフルメイクでスコアをあげていくと、暫定2位で迎えた3本目。
ヒップでキックフリップインディ、オーリーアップのリーンtoテール、キックフリップ リーンエア、フロントサイド50-50グラインドでコーナーを流すと、360バリアル。
ギャップをメロングラブで越え、オーリーアップからのフロントサイドスミスグラインド、プールコーピングでバックサイドスミスグラインド、ジャンプボックスをバックサイド360で越えて、ラブシートの上をバックサイド50-50グラインドで流し、最後はバックサイド540を乗りきるが、両手を地面に着いてしまう。
スコアは87.66点に上がったが、スカイ・ブラウンの90点台には届かなかった。
しかし3本全てのランで安定した滑りを見せ、シルバーメダルを獲得した。
[スカイ・ブラウン]

Photo by @Katsumi Kojima
2日後に誕生日を控え、気合の入るスカイ・ブラウンのラン1本目。
プールコーピングにフロントサイドスミスグラインド、ジャンプボックスをバックフリップで越えると、マドンナに続いて、再びジャンプボックスでキックフリップインディ。
バックサイドリップスライド、インバート、プールコーピングでバックサイドスミスグラインド、ジャンプボックスをバックサイド360で飛び、ラブシート越えのフロントサイド50-50グラインド。
ディープエンドでステイルフィッシュ、バックサイドテールスライドを決めると、最後はヒップでアーリーウープのフロントサイドエアをフルメイク。
ジャンプボックスを3回飛び、誰にも真似できないライン取りと高難度トリックで90.00点を獲得し、一気に首位に立つ。
2本目は、ファーストトリックをフロントサイドノーズグラインドに難易度を上げると、さらにスコアを上げて91.00点を獲得。
2日後の7月7日は、スカイ・ブラウンの誕生日。
自身が手がけるスケートブランド「Tanabata Skateboards」という名前からもわかる通り、この日に特別な思いを持つ17歳。
この種目で3個目となるゴールドメダルは、18歳になる自分への最高のプレゼントとなった。
【ギー・クーリの連勝記録を止めた11歳/男子バート】

Photo by @daniel_honda
男子バートには、西川有生(13歳)、河上恵蒔(11歳)、ルイジ・チニ(XC SP・24歳)、テイト・キャロウ(XC NY・21歳)、芝田モト(XC東京・30歳)、猪又湊哉(16歳)、トム・シャー(XC LA・26歳)、ギー・クーリ(XC SP・17歳)が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のランを紹介。
[芝田モト]

Photo by @daniel_honda
ラン1本目。
アーリーウープのフロントフットインポッシブル リーンエアからスタートすると、アーリーウープのマックツイスト、バックサイドエア、キックフリップ マックツイスト。
ステイルフィッシュ540、バックサイドシュガーケーングラインド、リーンエア、ロデオ540、メロングラブ フェイキー。
スイッチ フロントフットインポッシブル リーンエア、アーリーウープ マドンナから最後はキャブマドンナをフルメイク。
芝田ならではのスタイルとトリックの進化形とも言える、ラン構成で91.33点を獲得。
キックフリップボディバリアル540ではなく、キックフリップマックツイスト。
フロントフットインポッシブル リーンエアと、スイッチフロントフットインポッシブル リーンエア。
アーリーウープ マドンナからのキャブマドンナ。
芝田にしかできない、芝田節炸裂の渋すぎるラインは、個人的には1番感動したランだった。
最終的には若手にワンツーの座を明け渡し、3位でフィニッシュとなったが30歳になっても進化し続ける姿は、間違いなく老若男女全てのスケーターに刺さったことだろう。
[ギー・クーリ]

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1本目のラン。
アーリーウープのバックサイド540、キックフリップインディ、ミュート900。
ヒールフリップフロントサイドエア、バリアルフリップ ミュートグラブ、アーリーウープのキックフリップボディバリアル540。
フロントサイドノーズグラインド、ステイルフィッシュ540、キックフリップ インディ540、アーリーウープのバックサイドエアから、最後はボディバリアル900をフルメイク。
92.66点を獲得して暫定首位に立つ。
その後は河上に首位の座を明け渡してしまい、2本目、3本目と攻めの滑りを見せたが、いずれもフルメイクすることができず準優勝。
この種目5連覇は叶わず、同時に4大会続いたバート種目と、ベストトリック種目の連続W優勝記録も途絶えた。
[河上恵蒔]

Photo by @Katsumi Kojima
1本目に、ミュート540、キックフリップインディ、900、ロデオ540、バリアルフリップインディ。
キックフリップボディバリアル540、フロントサイドエア、インディ540。
インディ720からフェイキー720を決めると、最後はバックサイドディザスター リバートまでフルメイク。
驚異のスピン数にも注目が集まるが、スピンだけじゃなく、キックフリップ系のトリックも組み込んだ滑りで、大台一歩手前の89.66点を獲得。
その後ギー・クーリが92.66点で首位に立ち、暫定2位で迎えたラン2本目。
ミュート540、キックフリップインディ、ボディバリアル900、ロデオ540、キックフリップメロン。
バリアルフリップ インディ540、フロントサイドエア、キックフリップボディバリアル540。
インディ720からフェイキー720、バックサイドディザスター リバートをフルメイク。
ボディバリアル900と、バリアルフリップ インディ540を組み込んだランで、1本目よりも難易度を上げたトリックを見せて、93.66点を獲得。
この種目4連覇中のギー・クーリを抜いてみごと優勝に輝き、11歳9ヶ月でX Games男子アスリートの最年少優勝記録を樹立した。
【超新世代日本勢が躍動/女子バート】

Photo by @daniel_honda
女子バート種目は、松岡樹ノ(15歳)、ブラジルのライカ・ベンチュラ(XC SP・19歳)、カナダのリース・ネルソン(13歳)、ドイツのリリ・シュテファジウス(19歳)、アメリカのブライス・ウェットスタイン(XC NY・22歳)、貝原あさひ(19歳)、長谷川瑞穂(XC東京・15歳)、オーストラリアのミア・クレッツァー(XC LA・11歳)が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のランを紹介。
[松岡樹ノ]

Photo by @Katsumi Kojima
1本目のラン。
高さのあるメソッドエアからスタートし、2つのフロントサイドエアからマックツイスト、アーリーウープのマックツイスト、ボディバリアル540、バックサイドブラントスライド、バックサイドスミスグラインド、360バリアル、バリアルフリップインディ、バリアルフリップインディ フェイキー。
最後はおそらく時間外となったが、ハーフキャブ バックサイドブラントも決めるフルメイク。
1本目から、3種類の540トリックなどで85.00点の高得点で優位に立つ。
2本目と3本目はフルメイクを見せることはできなかったが、ブロンズメダルを獲得した。
[ミア・クレッツァー]

Photo by @daniel_honda
前回のサクラメント大会優勝者のミア・クレッツァー。
1本目はミスがあったものの、2本目では88.33点を獲得。
3本目はさらに攻めのランをフルメイクさせる。
アーリーウープのマックツイスト、バックサイド540、キリストエア、キックフリップインディ、メロングラブ フェイキーからフェイキー ミュート720、リーンtoテールスライド、インバート、ステイルフィッシュエア、ドッグピスエア、最後はボディバリアル540を決めるフルメイク。
女子唯一の720を見せて90.66点。長谷川の持つ94.33点には及ばなかったが、シルバーメダルを獲得した。
[長谷川瑞穂]

Photo by @daniel_honda
1本目から優勝を狙ったランを見せる。
高さのあるバックサイド540からスタート。
続いてアーリーウープのバックサイド540、ボディバリアル540。
バリアルフリップインディ、リーンtoテールスライド、360バリアル。
ジュードーエアからアーリーウープのヒールフリップインディ、バックサイドスミスグラインド、フリジッドエア フェイキーからフェイキー540をフルメイク。
91.00点で一気に首位に立つ。
2本目はバックサイド540、アーリーウープ ジュードー540、ボディバリアル540と、540のコンボトリック難易度を上げる。
さらにキックフリップ フロントサイドエアから、アーリーウープのヒールフリップインディへとトリックの難易度を格段にステップアップさせて、94.33点を獲得。
1本目のランを越える滑りを見せて、表彰台のトップに立った。
【まだまだ誰も止められないギー・クーリ/男子バートベストトリック】

Photo by @Katsumi Kojima
男子バートベストトリックには、エゴイツ・ビフエスカ(15歳)、西川有生(13歳)テイト・キャロウ(XC NY・21歳)、トム・シャー(XC LA・26歳)、芝田モト(XC東京・30歳)、ルイジ・チニ(XC SP・24歳)、河上恵蒔(11歳)、猪又湊哉(16歳)、ギー・クーリ(XC SP・17歳)が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のトリックを紹介。
[西川有生]

Photo by @daniel_honda
2本目でフェイキーアプローチからの、720ボディージャーを決める。
X Gamesでは史上初となるトリックを決めて、みごとブロンズメダルを獲得した。
[猪又湊哉]

Photo by @daniel_honda
1本目から4本目は失敗してしまうものの、5本目にみごと自身のシグネチャートリックでもある、アーリーウープ雷神(アーリーウープからのバリアルキックフリップtoボディバリアル540)を決め、自身通算5個目となるシルバーメダルを獲得。
[ギー・クーリ]

Photo by @daniel_honda
1本目から、ギー・クーリの必勝パターンとなるキックフリップボディバリアル900を完璧に決めて首位に立つ。
ギー・クーリはこのトリックを1本目で成功させ、そのまま優勝をつかむ展開を何度も演じてきた。
優勝後のインタビューでは「本当に難しくて怖いので、何度もトライするより一発で成功できてよかった」と話した。
[ギー・クーリ、バートベストトリック7連覇の軌跡]
・2023年7月 カリフォルニア大会 「ジュードー900」
・2024年6月 ベンチュラ大会 「ボディバリアル900」
・2024年9月 千葉大会 「キックフリップボディバリアル900」
・2025年6月 大阪大会 「キックフリップボディバリアル900」
・2025年6月 ソルトレイクシティ大会 「キックフリップボディバリアル900」
・2026年7月 サクラメント大会「キックフリップボディバリアル900」
・今大会 「キックフリップボディバリアル900」
※今大会含め、キックフリップボディバリアル900で5回優勝し、今大会で7連覇。
【11歳の女王/女子バートベストトリック】

Photo by @Katsumi Kojima
女子バートベストトリックは、ライカ・ベンチュラ(XC SP・19歳)、リリ・シュテファジウス(19歳)、ブライス・ウェットスタイン(XC NY・22歳)、貝原あさひ(19歳)、松岡樹ノ(15歳)、リース・ネルソン(13歳)、ミア・クレッツァー(XC LA・11歳)、長谷川瑞穂(XC東京・15歳)が出場。
※滑走順。
以下、上位3人のランを紹介。
[リース・ネルソン]

Photo by @Katsumi Kojima
1本目から彼女のシグネチャートリックである、スイッチキックフリップ ローストビーフグラブ フェイキー(通称バーガーブレックファースト)を決める。
さらに3本目にはスイッチキックフリップ ボードスライドtoレギュラーを決めて、ブロンズメダルを獲得した。
[長谷川瑞穂]

Photo by @Katsumi Kojima
1本目はミス。
2本目に、キックフリップtoフィンガーフリップ インディをメイクし、首位に立つ。
その後、ミア・クレッツァーにトップの座を明け渡し迎えた4本目。
キャバレリアル ヒールフリップ インディを完璧に決める。
最後はボディバリアル540も成功させたが、ミアのワンフットマックツイストには及ばず、シルバーメダルでフィニッシュとなった。
[ミア・クレッツァー]

Photo by @daniel_honda
1本目と2本目はミス。
3本目にアーリーウープ ワンフットマックツイストをメイクし首位に立つ。
その後は首位の座をキープしつつ、キックフリップ エッグプラントに挑むが失敗。
1週間前のサクラメント大会では、通常のワンフットマックツイストをメイクし、3位だったがわずか1週間で、アーリーウープに進化させると、このトリックを誰も抜くことはできずゴールドメダルを獲得した。
【XGL Chiba 2026パーク男子リザルト】
1位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)–92.66
2位 トム・シャー(XC LA・アメリカ)–91.33
3位 キーガン・パルマー(オーストラリア)–91.00
4位 ギャビン・ボッガー(アメリカ)–88.33
5位 ギー・クーリ(XC SP・ブラジル)–87.66
6位 キーファー・ウィルソン(オーストラリア)–85.33
7位 テイト・キャロウ(XC NY・アメリカ)–84.33
8位 ルイジ・チニ(XC SP・ブラジル)–75.66
【XGL Chiba 2026パーク女子リザルト】
1位 スカイ・ブラウン(XC SP・イギリス)–91.00
2位 長谷川 瑞穂(XC東京・日本)–87.66
3位 ヘイリ・シルビオ(XC NY・フィンランド)–78.66
4位 リリー・エリクソン(XC LA・アメリカ)–77.33
5位 開 心那(XC LA・日本)–76.00
6位 ブライス・ウェットスタイン(XC NY・アメリカ)–73.33
7位 ライカ・ベンチュラ(XC SP・ブラジル)–64.00
8位 草木 ひなの–42.00
【XGL Chiba 2026バート男子リザルト】
1位 河上 恵蒔(日本)–93.66
2位 ギー・クーリ(XC SP・ブラジル)–92.66
3位 芝田 モト(XC東京・日本)–91.33
4位 トム・シャー(XC LA・アメリカ)–90.00
5位 西川 有生(日本)–84.33
6位 テイト・キャロウ(XC NY・アメリカ)–83.33
7位 猪又 湊哉(日本)–38.00
8位 ルイジ・チニ(XC SP・ブラジル)–35.66
【XGL Chiba 2026バート女子リザルト】
1位 長谷川 瑞穂(XC東京・日本)–94.33
2位 ミア・クレッツァー(XC LA・オーストラリア)–90.66
3位 松岡 樹ノ(日本)–85.00
4位 貝原 あさひ(日本)–82.00
5位 ライカ・ベンチュラ(XC SP・ブラジル)–76.33
6位 リース・ネルソン(カナダ)–70.33
7位 ブライス・ウェットスタイン(XC NY・アメリカ)–68.66
8位 リリ・シュテファジウス(ドイツ)–65.00
【XGL Chiba 2026バートベストトリック男子リザルト】
1位 ギー・クーリ(XC SP・ブラジル)–キックフリップボディバリアル900
2位 猪又 湊哉(日本)–アーリーウープ バリアルキックフリップtoボディバリアル 540(アーリーウープ雷神)
3位 西川 有生(日本)–720ボディージャー
4位 河上 恵蒔(日本)–フェイキー1080
5位 芝田 モト(XC東京・日本)–フロントフットインポッシブル リーン540
6位 ルイジ・チニ(XC SP・ブラジル)
7位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)
8位 テイト・キャロウ(XC NY・アメリカ)
9位 トム・シャー(XC LA・アメリカ)
【XGL Chiba 2026バートベストトリック女子リザルト】
1位 ミア・クレッツァー(XC LA・オーストラリア)–アーリーウープ ワンフットマックツイスト
2位 長谷川 瑞穂(XC東京・日本)–キャブ ヒールフリップ インディ
3位 リース・ネルソン(カナダ)–スイッチキックフリップ ボードスライドtoレギュラー
4位 松岡 樹ノ(日本)-バリアルフリップtoバリアルステイルフィッシュグラブ
5位 ブライス・ウェットスタイン(XC NY・アメリカ)
6位 リリ・シュテファジウス(ドイツ)
7位 貝原 あさひ(日本)
8位 ライカ・ベンチュラ(XC SP・ブラジル)
写真 Daniel Honda / Katsumi Kojima
文 小嶋 勝美(スケボー放送作家)
情報提供元: マガジンサミット