落語家の桂雀々さんが亡くなっていたことが分かりました。64歳でした。
【写真を見る】落語家・桂雀々さん 死去 64歳 糖尿病からの肝不全で 後日「お別れの会」
桂雀々さんに関しては、今月15日に所属事務所の公式サイトで「桂雀々は、持病の糖尿病により、現在入院加療中です。早期の復帰を目指してはおりますが、大事を取り、年内出演予定の落語会を休演させて頂く事といたしました。」と、入院したことが公表されていました。
そして22日、所属事務所が公式サイトを通じて、桂雀々さんの訃報を公表しました。
▽▽▽▽ 桂雀々さん 所属事務所 公表全文 ▽▽▽▽
弊社所属落語家 桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました。
入院中も最後まで高座復帰を目指し療養に努めて参りましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした。
ここれまで多くのお客様、また関係者の皆様に愛され親しまれ、幸せな落語家人生であったと存じます。
なお、ご遺族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行わせて頂きました。
後日、「お別れの会」を予定しておりますが、詳細は改めてご報告させて頂きます。
ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご報告申し上げます。
株式会社ラルテ
△△△△ 全文 以上 △△△△
【 桂雀々さん プロフィール 】
1960年8月9日、大阪市住吉区出身。本名、松本貢一(まつもと こういち)。
小学生時代はテレビの視聴者参加番組の常連となり人気者に。中学生時代はテレビ番組のコーナーに登場して勝ち抜き、チャンピオンに輝く。
1977年、上方落語の桂枝雀に入門。同年10月に桂枝雀独演会にて初舞台を踏む。2007年、「桂雀々独演会 雀々十八番」をシアターBRAVAにて6日間開催。全公演完売の大成功を収める。2010年、「五十歳五十箇所地獄めぐり」を開始、全国を行脚。
そして、芸歴35周年を迎えた2011年。拠点を東京に移し、独演会は毎回完売。さらに、落語以外でもTV、映画、舞台でなど多方面で活躍中。2017年にはドラマ「陸王」で嫌味な銀行支店長を演じ、話題に。上方お笑い大賞最優秀技能賞(2002年)、大阪府舞台芸術賞奨励賞(2006年)など受賞歴も多数。著書に「必死のパッチ」(幻冬舎)あり。2013年、BS12にて冠番組「桂雀々の大判小判がじゃくじゃく」がレギュラー放送。2014年にはソニー「来福レーベル」よりDVD「桂雀々ええやん」が4巻同時発売となる。
2017年、芸暦40周年を迎え、東京、名古屋、博多、大阪、京都など全国で記念公演を巡業。皮切りとなる東京公演では明石家さんまに加え、サプライズの桑田佳祐が出演し、メディアでも大きくとりあげられた。一番弟子の桂優々に加え、俳優の伊原剛志(雀々や剛々)が弟子となる。
翌年には、明治座、新歌舞伎座など1.000人を超える大舞台で独演会を開き、芝居さながらの照明や回り舞台などを駆使した「スーパー落語」を創り上げ、披露する。立見客を出す満員御礼で、その評価は新聞など多くのメディアで高い評価を得る。
2019年には、初の全国ツアーを巡回中。東京、大阪、博多などを巡る。
出囃子:鍛冶屋
≪ 主な受賞歴 ≫
1981年 ABC【漫才落語新人コンクール】最優秀賞
1985年 YTV【上方お笑い大賞】銀賞
1986年 CX【放送演芸大賞】新人賞
1987年 NHK【新人演芸コンクール】落語部門最優秀賞
2002年 【上方お笑い大賞】最優秀技能賞
2006年 【大阪府舞台芸術賞】奨励賞
2007年 【おおさかシネマフェスティバル】新人賞
≪映画・TVドラマ・舞台≫ ※役者としての活動
1987年 NHK連続テレビ小説「はっさい先生」(TVドラマ)
2006年 小林聖太郎監督作品「かぞくのひけつ」(映画)
※この作品で2007年「おおさかシネマフェスティバル」大阪映画祭新人賞受賞
2008年 三原光尋監督作品「しあわせのかおり」(映画)
2011年 井筒和幸監督作品「黄金を抱いて翔べ」(映画)
2011年 八月納涼公演「好色一代男」(映画)
2011年 立川談志追悼舞台「談志のおもちゃ箱」(舞台)
2016年 テレビ東京「やっさん」(TVドラマ)
2017年 矢口史靖監督作品「サバイバルファミリー」(映画)
2017年 TBS系日曜劇場「陸王」 埼玉中央銀行支店長役 (TVドラマ)
2018年 武正晴監督作品「嘘八百」 (映画)
2018年 NHK スペシャルドラマ「遥かなる山の呼び声」(TVドラマ)
2019年 樋口尚文監督作品「葬式の名人」 公開予定(映画)
2019年 NETFLIX「全裸監督」第一話 (配信ドラマシリーズ)
2020年 武正晴監督作品「嘘八百 京町ロワイヤル」(映画)
【担当:芸能情報ステーション】
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