E START

E START トップページ > エンタメ > ニュース > 染谷将太主演、唐田えりか・西村まさ彦らがが出演する『チルド』ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ

染谷将太主演、唐田えりか・西村まさ彦らがが出演する『チルド』ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ

エンタメ
2026-01-16 07:20
染谷将太主演、唐田えりか・西村まさ彦らがが出演する『チルド』ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ
コンビニを舞台にしたホラー映画『チルド』ポスター (C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
 俳優の染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦らが出演している映画『チルド』が、現地時間2月12日から22日までドイツで開催される「第76回ベルリン国際映画祭」フォーラム部門に正式出品されることが決定した。

【動画】映画『チルド』ティザー特報

 本作はコンビニを舞台にしたホラー作品。映画レーベル「NOTHING NEW」の実写長編第1作となる。「NOTHING NEW」は2022年に設立され、わずか数年でロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など、10以上の国際映画祭に選出される作品を輩出してきた注目のレーベル。

 監督を務めるのは、「2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」フィルム部門で自身が監督を務めたCMがグランプリを受賞するなど、作家・演出家としても高い評価を受ける岩崎裕介。会話劇を軸にした静的で異物感のある演出を得意とし、短編『VOID』は「ロッテルダム国際映画祭」などに選出され、注目を集めた。本作は、岩崎にとって長編映画の監督デビュー作となる。

 ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクターのバルバラ・ヴルムは、本作の選出理由について、「本作は、実力ある俳優陣の多彩な演技、成熟していながら同時に瑞々しさを失わない演出、そして何よりも説得力のあるコンセプトによって、我々に強い衝撃を与えた。この映画は一枚の鏡であり、それは歪んだ現実を写す鏡なのだ」とコメント。

 カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつとして知られる同映画祭の中で、フォーラム部門は世界中の新作の中でも作家性と挑戦性を重視し、「映画表現の最前線」を提示するセクションとされている。近年、日本からの選出が続き、三宅唱監督『夜明けのすべて』、想田和弘監督『五香宮の猫』といった作品が出品され、日本映画が紹介される重要な舞台となっている。

 岩崎監督は、「アナーキーで不条理な作品ですが、とびきり高密度・高純度な仕上がりです。そして初めて映像で本音を吐けた気がします。それがベルリンという地でどこまで伝わるのか、楽しみです!」と喜びをにじませた。

 主演の染谷は、「混沌とした世の中に投げつけるようにして作り上げられ、チルドされたこの作品。インターナショナルな場でどう暴れるのか?楽しみで仕方ありません。寒いベルリンの地に『チルド』はお似合いだと思います」とコメント。

 また唐田は、「脚本を初めて読んだときの興奮、良いことが起こるのではないかという予感までも感じました。染谷さん、西村さんと現場で対峙したとき、それは確信に変わりました。私にとって大きな学びとなり、物作りの楽しさを改めて教えてくれた作品です」。

 西村は「観る側に安易な答えを与えるのではなく、“人間とは何か”“社会とは何か”を突きつけてくる、非常に挑戦的で、観る人に強い問いを投げかける作品だと感じています。この度の選出は、本作が持つ可能性が国境を越えて届いた結果だと受け止めております」とコメントを寄せている。

 なお、フォーラム部門では、革新的な作品を讃えるカリガリ賞(Caligari Film Award)など、独自の評価軸による賞も設けられている。日本発の新たな才能と挑戦的な作品が、世界の映画人の前でどのような反響を呼ぶのか注目される。

■監督:岩崎裕介のコメント
 自身として初の長編で、右も左もわからぬままがむしゃらに作り上げた作品です。本当に俳優部・スタッフの皆様に引っ張り上げてもらって、ここまで来られました。アナーキーで不条理な作品ですが、とびきり高密度・高純度な仕上がりです。そして初めて映像で本音を吐けた気がします、それがベルリンという地でどこまで伝わるのか、楽しみです!

■染谷将太のコメント
 ベルリン国際映画祭に出品といううれしい一報が入りました。ですから急きょ情報解禁となります。この読み切れない展開が『チルド』らしくてうれしい限りです。鬼才あふれる岩崎監督と、悪戯心あふれるスタッフキャストの皆さんとともに、現場を走りきって振り返ってみたら、そこにはジャンルレスなホラー映画が爆誕していました。混沌とした世の中に投げつけるようにして作り上げられ、チルドされたこの作品。インターナショナルな場でどう暴れるのか?楽しみで仕方ありません。寒いベルリンの地に『チルド』はお似合いだと思います(ハートマーク)

■唐田えりかのコメント
 岩崎さん、岩崎組の皆様、おめでとうございます。脚本を初めて読んだときの興奮、良いことが起こるのではないかという予感までも感じました。染谷さん、西村さんと現場で対峙したとき、それは確信に変わりました。私にとって大きな学びとなり、物作りの楽しさを改めて教えてくれた作品です。ベルリン国際映画祭から本作が羽ばたくこと、本当にうれしいです。お楽しみに!

■西村まさ彦のコメント
 ベルリン国際映画祭に本作『チルド』が選出されたことを、大変光栄に思います。人を「人」としてではなく、「物」として扱ってしまう――そんな現代社会の歪みが、この作品には静かに、しかし鋭く映し出されています。観る側に安易な答えを与えるのではなく、「人間とは何か」「社会とは何か」を突きつけてくる、非常に挑戦的で、観る人に強い問いを投げかける作品だと感じています。この度の選出は、本作が持つ可能性が国境を越えて届いた結果だと受け止めております。

■バルバラ・ヴルム (ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクター)のコメント
 なんとエキサイティングな長編デビュー作だろうか!本作は、実力ある俳優陣の多彩な演技、成熟していながら同時に瑞々しさを失わない演出、そして何よりも説得力のあるコンセプトによって、我々に強い衝撃を与えた。コンビニエンスストアという空間を、日本の高効率社会の世代横断的(あるいは反世代的)なミクロコスモスとして捉え、それを「社会批評的ホラー」というジャンルに包み込んでいる。
新自由主義的な世界における非人間的な労働環境が孕む耐えがたいシニシズムは、描写やせりふの中にではなく、私たちが生きるこの「世界」そのものの中に存在している。この映画は一枚の鏡であり、それは歪んだ現実を写す鏡なのだ。


関連記事


『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』ベルリン国際映画祭出品決定、ワールドプレミア上映へ
三宅唱監督『旅と日々』、インド・ケララ国際映画祭で最高賞 国内外で評価広がる
賀来賢人×デイヴ・ボイル新会社第1弾映画『Never After Dark』6月5日公開決定、SXSW正式出品の快挙
東宝、『鬼滅の刃』『国宝』など映画事業の好調で業績が大きく伸長 第3四半期決算
ゴールデン・グローブ賞助演男優賞ステラン・スカルスガルドが出演、映画『センチメンタル・バリュー』2月20日公開

ページの先頭へ