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「第7回大島渚賞」早川千絵監督が受賞 カンヌ映画祭コンペ出品作『ルノワール』記念上映決定

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2026-02-06 19:53
「第7回大島渚賞」早川千絵監督が受賞 カンヌ映画祭コンペ出品作『ルノワール』記念上映決定
「第7回大島渚賞」早川千絵監督の受賞が決定
 PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が2019年に創設した映画賞「大島渚賞」の第7回受賞者に、早川千絵(はやかわ・ちえ)監督が選ばれた。

【画像】「第7回大島渚賞」対象作品『ルノワール』場面写真

 同賞は、日本映画界に多大な影響を与えた映画監督・大島渚の精神を受け継ぐことを目的に、将来性と独自性を兼ね備えた映画作家に贈られる。

 早川監督は米ニューヨークで写真を学んだ後、独学で映像制作を開始。一時は制作から離れていたが、東日本大震災を機に再起を決意し、映画学校の卒業制作として短編『ナイアガラ』を監督した。養護施設で育った少女が、過酷な家族の記憶と向き合う姿を描いた同作は、「PFFアワード2014」グランプリを受賞し、「カンヌ国際映画祭」シネフォンダシオン部門(学生部門)にも入選。若手監督として一躍注目を集めた。その後、22年に発表した初長編映画『PLAN 75』では、同映画祭カメラドール・スペシャルメンションを受けた。

 今回の受賞対象作は、昨年の「第78回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に選出された『ルノワール』。1980年代を舞台に、11歳の少女が大人の世界を垣間見ながら、「生きることの機微」に触れていく過程を繊細に描いている。

 審査員長を務めた映画監督の黒沢清は、「死であれ悪事であれ大人の事情であれ、この少女はそれと相対してまったく動じることがない。それどころか時には自らそれを呼び込み、気まぐれに断罪し、時に救済もする。ほとんど悪魔か、そうでなければ神だ」とコメントし、作品の持つ特異な視点を高く評価した。

 なお、受賞決定を受け、3月22日には東京・丸ビルホールで記念上映会が開催される。毎年、受賞監督作品とともに大島監督の作品が上映され、上映後には早川監督らゲストによるトークイベントも予定されている。

■過去の受賞者
第1回:小田香『セノーテ』
第2回:該当者なし
第3回:藤元明緒『海辺の彼女たち』
第4回:山崎樹一郎(※崎=たつさき)『やまぶき』
第5回:工藤将亮『遠いところ』
第6回:山中瑶子『ナミビアの砂漠』

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