エンタメ
2026-06-19 05:00
新しい地図の香取慎吾が主演を務めるWOWOW連続ドラマW東野圭吾『虚ろな十字架』(全4話)が、9月6日午後10時から放送される。主人公と対峙(たいじ)するキーパーソンに赤楚衛二が決定し、香取と赤楚が映った緊迫感満載の特報映像が解禁されたほか、コメントが公開された。
【動画】緊迫感あふれる『虚ろな十字架』の特報映像
今作は、発行部数約76万部を誇る作家・東野圭吾氏のベストセラー小説『虚ろな十字架』(光文社文庫刊/2014)が原作。監督は瀬々敬久氏。「死刑制度」という普遍的な社会テーマに挑み、圧倒的なドラマ密度、予想を超えていくサスペンスを描く。
WOWOW連続ドラマに初主演、そして東野作品も初主演となる香取は、主人公・中原道正を演じる。中原は、元広告代理店勤務の会社員で、現在は伯父から引き継いだペットの葬儀店を営んでいる。11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に妻と離婚し、いまだ過去の悲しみと向き合えず、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごしている。そんな中、元妻が何者かによって殺されたと告げられる。元妻の死の真相を知るべく、別れてからの足跡をたどることに。犯人への憎しみ、遺族のやるせない気持ち、本当の“償い”とは。
香取とは初共演となる赤楚が演じるのは、主人公・中原と対をなすキーパーソンである仁科史也。史也は、慶明大学病院で小児科を請け負う、仕事熱心で患者からの信頼も厚い医師。家庭では妻と息子を愛する家族思いの夫でもある。そんな史也のもとにある日、史也の義理の父、つまり史也の妻の父が、金目当てで通りすがりの女性を殺したとの知らせが入る。そこから一転、加害者家族となった史也は、周囲からの誹謗(ひぼう)中傷を受けながらも妻をかばい、加害者家族を代表して、被害者の遺族である中原たちに謝罪がしたいと申し出るのだが…。
今回解禁された映像は、今作の世界観を感じられるような、緊迫感満載の超特報映像。うっそうとした森の中で何かを探しているような捜査員たち、そして思いつめた様子の2人の人影。一体この森で何が起こったのか。その出来事は中原と史也とどのように関わっているのか。
■コメント
▼香取慎吾
――本作のオファーを受けた際の感想を教えてください
日々、求めてくれる人がいるから自分の仕事があると思っているので、今回も誰かが求めてくれて、この役と巡り合えて、初めての方々とお仕事ができることをうれしく思っています。僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージがあると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼んでもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです。
――中原道正という人物を演じての感想を教えてください
苦悩から立ち直り、光を目指していくという役は演じてきた経験がありますが、家族を殺された過去から立ち直れず、“光をそう簡単に見ることができない”中原という役に、演じる側として魅力を感じます。簡単につかめない光を、つかもうとしているのか、していないのか…変わるきっかけとなるスイッチさえも見えず、“変われない”というところがすごく現実的で、リアルだなと。迷いながらも生活はしているし、変われないながらも生きていかなければならない。この中原という役、作品と出会い、知らなかった世界を知ったことで、撮影の合間に何気なく見るニュースも感じ方が変わってきて、生きる感覚が以前とは違っているように感じます。
――作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか
パッと事件のニュースを見た時、犯人に是が非でも極刑を望むような感覚を持つこともありますが、この作品の撮影が進んで、実際にちょっと深いところまで中原という役を演じていると、中原の感情の方が僕に近いかもしれないと思います。自分の苦悩を押し殺して内に秘めたまま、生きなければいけないから生きているというか。やっぱり人それぞれ苦しみや辛さがある中でも、生きなければいけないんだと、脚本を読んで思いました。
――赤楚さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください
赤楚さんは、高身長ですてきですよね。クールな面もあるけど、合間に見せてくれる笑顔がすごくキュートです。初対面から2人が向き合う緊張感のあるシーンを撮りましたが、常に自分の役に向き合っているようなまっすぐな姿勢を感じて、すてきな俳優さんだなと思いました。今後どんどんそういうシーンが増えていくと思うので、撮影が楽しみです。瀬々さんは本当に「こだわりぬく監督」という印象です。まっすぐにこの作品の隅から隅までを見て、感情だけでなく、画として美しいかそうでないかというのを全て見ていらっしゃるなと思います。
――作品を楽しみにしていらっしゃる皆さまへメッセージをお願いします
もちろん重い内容の作品ではありますが、自分でも脚本を1話から読み進めていく中で、演じている中で、先々の展開に心を動かされるところがたくさんありました。あくまでエンターテインメント作品としてもぜひご覧いただきたいです。ドラマとして楽しんでもらいながら、皆さんそれぞれの心に触れる場所を感じてほしいなと思います。
▼赤楚衛二
――本作のオファーを受けた際の感想を教えてください
東野先生の作品は学生時代に読ませていただいておりましたし、映像化された作品もたくさん拝見し、いつか自分も出演させていただきたいと思っていたので、今回初めてご縁がありすごくうれしかったです。瀬々さんの作品もたくさん拝見していますし、子どものころからテレビで拝見している香取さんと初めてご一緒できることにもわくわくしました。
――仁科史也という人物を演じての感想を教えてください
史也はさまざまなことを抱えて生きていますが、今はまだ何も言えなくて。加害者家族としてあえて矢面に立つ史也を視聴者の方も疑問に思うと思いますし、見ていてすごく気になるキャラクターだと思います。だからこそ、史也がどういう過去を生きていたのか、どう過ごし、誰とどう出会い、どう今があるのかというところは、見ていただきたいポイントです。被害者家族と対面するシーンもあり、演じていて本当に心が苦しくなります。史也自身は何一つ救いを求めていませんが、どんどん深いところに潜り込んでいってしまうような印象を受け、演じながら「どこまで深いところに潜ってしまうのか」とすごく気になっています。
――作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか
本当に難しいテーマだと思います。この作品には史也のような人もいれば、死刑を受け入れてしまって、自分の犯した罪としっかり向き合わない人たちも出てきます。僕がもし家族を奪われたら、犯人にも同じ目に遭ってほしいという気持ちより、自分が犯した罪と向き合ってほしいという気持ちの方が強いかもしれません。さまざまなニュースを見て、被害者家族の声明やインタビューを読みましたが、こればかりは本当に、ただ死刑にすればいいということでもない気がします。そういう答えのないことをずっと考えられるところが、本作の特徴だと思います。
――香取さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください
香取さんとは今日初めて2人でのシーンを撮りましたが、実はセリフ以外一言もお話はしていなくて。共演できたうれしさにいったん蓋をし、加害者家族と被害者遺族という体で居続けようという心構えで過ごしました。でも居心地は悪くありませんでした。物語後半の中原とのシーンが史也という役にとってのゴールになるようなシーンでもあるので、役を通して思い出を作り、史也としてさまざまなものを積み上げた上で対峙していきたいと思います。
瀬々さんは役者に対してすごく丁寧な方。「ちょっとここ印象的に!」とおっしゃる言葉が印象に残っています。監督が何を感じて、視聴者に何を見せようとしているのかがすごく楽しみで、頭の中をのぞきたくなるような方だなと思います。
――作品を楽しみにしていらっしゃる皆さまへメッセージをお願いします
大切な人を亡くす悲しみから始まる加害者に対しての思いや、“死刑制度”“罪との向き合い方”というのは、本当に答えがないものだと思います。なので、その答えを探すというより、一緒にぐるぐると悩みながら見ていただけたらうれしいなと思います。
▼瀬々敬久監督
死刑制度の存廃が議論され続けている現在、東野さんの原作は、犯人に死刑を願う犯罪被害者家族を主題にしています。“罪と罰”に関する問題は、いくら追及しても、どれほど考えても、なかなか真実に至ることができません。自分自身も何度かの挑戦を映像作品で試みてみた正直な気持ちですが、再挑戦できる機会を与えてもらえました。『虚ろな十字架』、東野さんが名づけたタイトルのその先を見据えたような願いが込められた原作に、今回ドラマとして辿り着けたらと思っています。撮影は既に始まっていますが、主演の香取慎吾さんには、その場を一気に繊細に把握する力にいつも驚かされています。一方、赤楚衛二さんの爆発的な感情表現、お2人が互いにぶつかるシーンは、その場自体がサスペンスにあふれて非常に刺激的です。そして何より“罪と罰”という永遠の謎を、充実したミステリードラマとして届けられるようスタッフ・キャストと共に走り続けていきたいと思っています。
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今作は、発行部数約76万部を誇る作家・東野圭吾氏のベストセラー小説『虚ろな十字架』(光文社文庫刊/2014)が原作。監督は瀬々敬久氏。「死刑制度」という普遍的な社会テーマに挑み、圧倒的なドラマ密度、予想を超えていくサスペンスを描く。
WOWOW連続ドラマに初主演、そして東野作品も初主演となる香取は、主人公・中原道正を演じる。中原は、元広告代理店勤務の会社員で、現在は伯父から引き継いだペットの葬儀店を営んでいる。11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に妻と離婚し、いまだ過去の悲しみと向き合えず、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごしている。そんな中、元妻が何者かによって殺されたと告げられる。元妻の死の真相を知るべく、別れてからの足跡をたどることに。犯人への憎しみ、遺族のやるせない気持ち、本当の“償い”とは。
香取とは初共演となる赤楚が演じるのは、主人公・中原と対をなすキーパーソンである仁科史也。史也は、慶明大学病院で小児科を請け負う、仕事熱心で患者からの信頼も厚い医師。家庭では妻と息子を愛する家族思いの夫でもある。そんな史也のもとにある日、史也の義理の父、つまり史也の妻の父が、金目当てで通りすがりの女性を殺したとの知らせが入る。そこから一転、加害者家族となった史也は、周囲からの誹謗(ひぼう)中傷を受けながらも妻をかばい、加害者家族を代表して、被害者の遺族である中原たちに謝罪がしたいと申し出るのだが…。
今回解禁された映像は、今作の世界観を感じられるような、緊迫感満載の超特報映像。うっそうとした森の中で何かを探しているような捜査員たち、そして思いつめた様子の2人の人影。一体この森で何が起こったのか。その出来事は中原と史也とどのように関わっているのか。
■コメント
▼香取慎吾
――本作のオファーを受けた際の感想を教えてください
日々、求めてくれる人がいるから自分の仕事があると思っているので、今回も誰かが求めてくれて、この役と巡り合えて、初めての方々とお仕事ができることをうれしく思っています。僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージがあると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼んでもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです。
――中原道正という人物を演じての感想を教えてください
苦悩から立ち直り、光を目指していくという役は演じてきた経験がありますが、家族を殺された過去から立ち直れず、“光をそう簡単に見ることができない”中原という役に、演じる側として魅力を感じます。簡単につかめない光を、つかもうとしているのか、していないのか…変わるきっかけとなるスイッチさえも見えず、“変われない”というところがすごく現実的で、リアルだなと。迷いながらも生活はしているし、変われないながらも生きていかなければならない。この中原という役、作品と出会い、知らなかった世界を知ったことで、撮影の合間に何気なく見るニュースも感じ方が変わってきて、生きる感覚が以前とは違っているように感じます。
――作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか
パッと事件のニュースを見た時、犯人に是が非でも極刑を望むような感覚を持つこともありますが、この作品の撮影が進んで、実際にちょっと深いところまで中原という役を演じていると、中原の感情の方が僕に近いかもしれないと思います。自分の苦悩を押し殺して内に秘めたまま、生きなければいけないから生きているというか。やっぱり人それぞれ苦しみや辛さがある中でも、生きなければいけないんだと、脚本を読んで思いました。
――赤楚さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください
赤楚さんは、高身長ですてきですよね。クールな面もあるけど、合間に見せてくれる笑顔がすごくキュートです。初対面から2人が向き合う緊張感のあるシーンを撮りましたが、常に自分の役に向き合っているようなまっすぐな姿勢を感じて、すてきな俳優さんだなと思いました。今後どんどんそういうシーンが増えていくと思うので、撮影が楽しみです。瀬々さんは本当に「こだわりぬく監督」という印象です。まっすぐにこの作品の隅から隅までを見て、感情だけでなく、画として美しいかそうでないかというのを全て見ていらっしゃるなと思います。
――作品を楽しみにしていらっしゃる皆さまへメッセージをお願いします
もちろん重い内容の作品ではありますが、自分でも脚本を1話から読み進めていく中で、演じている中で、先々の展開に心を動かされるところがたくさんありました。あくまでエンターテインメント作品としてもぜひご覧いただきたいです。ドラマとして楽しんでもらいながら、皆さんそれぞれの心に触れる場所を感じてほしいなと思います。
▼赤楚衛二
――本作のオファーを受けた際の感想を教えてください
東野先生の作品は学生時代に読ませていただいておりましたし、映像化された作品もたくさん拝見し、いつか自分も出演させていただきたいと思っていたので、今回初めてご縁がありすごくうれしかったです。瀬々さんの作品もたくさん拝見していますし、子どものころからテレビで拝見している香取さんと初めてご一緒できることにもわくわくしました。
――仁科史也という人物を演じての感想を教えてください
史也はさまざまなことを抱えて生きていますが、今はまだ何も言えなくて。加害者家族としてあえて矢面に立つ史也を視聴者の方も疑問に思うと思いますし、見ていてすごく気になるキャラクターだと思います。だからこそ、史也がどういう過去を生きていたのか、どう過ごし、誰とどう出会い、どう今があるのかというところは、見ていただきたいポイントです。被害者家族と対面するシーンもあり、演じていて本当に心が苦しくなります。史也自身は何一つ救いを求めていませんが、どんどん深いところに潜り込んでいってしまうような印象を受け、演じながら「どこまで深いところに潜ってしまうのか」とすごく気になっています。
――作品のテーマ(「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」や「罪は償うことができるのか?」)に関して、脚本を読んでどのような感想を持たれましたか
本当に難しいテーマだと思います。この作品には史也のような人もいれば、死刑を受け入れてしまって、自分の犯した罪としっかり向き合わない人たちも出てきます。僕がもし家族を奪われたら、犯人にも同じ目に遭ってほしいという気持ちより、自分が犯した罪と向き合ってほしいという気持ちの方が強いかもしれません。さまざまなニュースを見て、被害者家族の声明やインタビューを読みましたが、こればかりは本当に、ただ死刑にすればいいということでもない気がします。そういう答えのないことをずっと考えられるところが、本作の特徴だと思います。
――香取さんや瀬々監督の印象、撮影エピソードを教えてください
香取さんとは今日初めて2人でのシーンを撮りましたが、実はセリフ以外一言もお話はしていなくて。共演できたうれしさにいったん蓋をし、加害者家族と被害者遺族という体で居続けようという心構えで過ごしました。でも居心地は悪くありませんでした。物語後半の中原とのシーンが史也という役にとってのゴールになるようなシーンでもあるので、役を通して思い出を作り、史也としてさまざまなものを積み上げた上で対峙していきたいと思います。
瀬々さんは役者に対してすごく丁寧な方。「ちょっとここ印象的に!」とおっしゃる言葉が印象に残っています。監督が何を感じて、視聴者に何を見せようとしているのかがすごく楽しみで、頭の中をのぞきたくなるような方だなと思います。
――作品を楽しみにしていらっしゃる皆さまへメッセージをお願いします
大切な人を亡くす悲しみから始まる加害者に対しての思いや、“死刑制度”“罪との向き合い方”というのは、本当に答えがないものだと思います。なので、その答えを探すというより、一緒にぐるぐると悩みながら見ていただけたらうれしいなと思います。
▼瀬々敬久監督
死刑制度の存廃が議論され続けている現在、東野さんの原作は、犯人に死刑を願う犯罪被害者家族を主題にしています。“罪と罰”に関する問題は、いくら追及しても、どれほど考えても、なかなか真実に至ることができません。自分自身も何度かの挑戦を映像作品で試みてみた正直な気持ちですが、再挑戦できる機会を与えてもらえました。『虚ろな十字架』、東野さんが名づけたタイトルのその先を見据えたような願いが込められた原作に、今回ドラマとして辿り着けたらと思っています。撮影は既に始まっていますが、主演の香取慎吾さんには、その場を一気に繊細に把握する力にいつも驚かされています。一方、赤楚衛二さんの爆発的な感情表現、お2人が互いにぶつかるシーンは、その場自体がサスペンスにあふれて非常に刺激的です。そして何より“罪と罰”という永遠の謎を、充実したミステリードラマとして届けられるようスタッフ・キャストと共に走り続けていきたいと思っています。
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