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二階堂ふみ&役所広司らが語る、いま届けたい思い『わたしの知らない子どもたち』本編&特別映像

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2026-10-16 16:01
二階堂ふみ&役所広司らが語る、いま届けたい思い『わたしの知らない子どもたち』本編&特別映像
映画『わたしの知らない子どもたち』(10月16日公開)場面写真 (C)2026 K2 Pictures・AOI Pro.
 西川美和監督の最新作『わたしの知らない子どもたち』が、きょう16日に全国公開された。あわせて、ダブル主演の小八重葵美(こやえ・あみ)と二階堂ふみが演じる少女と教師の別れを捉えた本編映像、出演者のインタビューを収めた特別映像が公開された。二階堂は「今この社会を作っている大人たちがこの作品を見るべきだと思います」と、作品に込めた思いを語っている。

【動画】『わたしの知らない子どもたち』本編&インタビュー特別映像

 本作は、『すばらしき世界』『永い言い訳』の西川監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル作品。東京大空襲で親と離れ離れになった少女・琴子(小八重)と、彼女をその場に残して立ち去った後悔を抱える担任教師・曽根(二階堂)の運命を描く。「第51回トロント国際映画祭」のコンペティション部門「プラットフォーム」に出品され、日本映画として初めて同部門のオープニング上映作品に選ばれた。

 公開された本編映像には、帰らぬ親を待ち続ける琴子と、孤児院へ連れていこうと説得する曽根の姿が収められている。親が戻ると信じる琴子は拒み、混乱の中、曽根は彼女を残して立ち去ってしまう。

 その後、琴子は自らの身を守るために髪を刈り、少年として生きることを決意。一方の曽根も、琴子の父の友人が彼女を捜していると知り、再び教え子を探し始める。空襲後の焼け野原や街並みは、白組によるVFXを用いて描かれている。

 特別映像で二階堂は、「戦争を肯定する言葉であったり、理屈みたいなものを目にする機会がすごく増えた印象があって」と、現在の社会への思いを語った。子どもたちに戦争を感じてほしいと願うとともに、大人にも鑑賞してほしいと呼びかけ、「戦争というものは本当に起こしてはいけない」と、作品とともに真っすぐ伝えたいと話した。

 孤児たちを受け入れる海苔漁師・山井甚平役の役所広司は、「心にとどまるということがその映画の一番の力だと思うんですよね」とコメント。「西川監督の映画は何かきっと大人にも子どもにも心に強い印象を残していくような気がします」と、世代を超えて届くことへの期待を寄せた。

 琴子の父で音楽家を演じた竹野内豊も、「過去を知ることによって、少しでもより良い未来へとつなげていくことができたら素晴らしいんじゃないのかな」と語った。

 闇市を束ねる組長・菊沢役の岡田准一は、西川監督について、鑑賞後に「世界が混乱していく中で、どういう風に日本の映画として伝えていくことがあるのか。この作品がたくさんの人にどういう意味をなしてくるのか。今の時代だからこそ、強い意味を持ってくると思っています」と本作への思いを明かした。

 新聞記者・諸積役の坂東龍汰は、脚本を読むまで戦争孤児の現実を詳しく知らなかったという。「自分から学びに行ったり知ろうとしないと分からないこと」と振り返り、「作品を作って発言していくということはすごく意味のあることだなと感じました」と語った。

 孤児院の館長・鷹間役の吉田羊は、戦争を知る世代がいなくなることを「伝える温度が失われていくということ」と捉えた。その上で、「ただ私たちに何ができるんだろうということを考え続けることが大事で、小さいもの、弱いものに目を向けて、彼らがどうやったら幸せに暮らせるかということを考える。実はそれが平和への近道なんじゃないのかなという風に思いました」と思いを寄せている。


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