日本航空の国際線の当時の機長らからアルコールが検出され、出発が3時間以上遅れた問題で、きょう、日本航空の鳥取社長が再発防止策を国に提出しました。
この問題は先月1日、オーストラリア・メルボルン発-成田空港行の便に搭乗予定だった当時の機長ら2人が出発前に自主検査を行ったところ、アルコールが検出され、出発が3時間以上遅れたものです。
その後の社内調査で、機長らが口裏をあわせて飲酒の事実を隠蔽していたことや、国への報告が遅れたことなどが明らかになり、国は日本航空へ対して安全管理体制の再構築などを求める業務改善勧告を行っていました。
きょう午前11時ごろ、日本航空の鳥取三津子社長は、アルコール検査手順の見直しや、再発防止策が機能しているかを調べる検証委員会の設置などを盛り込んだ再発防止策を国土交通省に提出しました。
日本航空 鳥取三津子 社長
「最大の失敗はといいますか、これまで申し上げた事業改善命令があったり、昨年の厳重注意があったり、その度に再発防止策を掲げてやってきたんですけれども、結局それが機能していない部分があった」
鳥取社長はこのように説明したうえで、安全対策の責任者である「安全統括管理者」の解任や、役員らへの処分を検討していると明らかにしました。
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