動物の臓器をヒトに移植する「異種移植」を実施する際の安全性や倫理面などでの特有の問題を評価するため、厚生労働省は初めての専門委員会を開催しました。
動物の臓器をヒトに移植する「異種移植」は、移植用の臓器が不足するなか、アメリカなどでは実際にヒトにブタの臓器を移植する手術が行われていて、臓器不足の解決策として注目されています。
きょう、厚労省が新たに設置した「異種移植に関する専門委員会」では、ヒトへの移植を行う際に医療機関が国に提出する計画について、「異種移植」に特有のリスクの審査を行います。
具体的には、▼患者へのインフォームド・コンセントの方法や、▼移植する臓器の安全性の確保、▼移植をした後の感染症対策などを評価することになります。
きょうの委員会では、▼ブタの膵臓の組織を糖尿病の患者に移植する研究や、▼ブタの胎児の腎臓を重い腎臓病を患う胎児に移植する研究など、現在、国内で行われている研究の状況が報告されました。
また、委員からは、倫理的な観点からも世論を把握していくことが大切だといった意見があがりました。
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