石破総理はきょう、トランプ大統領との首脳会談について国会に報告しました。評価の分かれる今回の会談は低迷する支持率を挽回するきっかけになったのでしょうか。
けさ開かれた、閣議の冒頭。入室する石破総理に閣僚は拍手でお出迎え。トランプ大統領との初の会談を終えたことに対するねぎらいだったようです。
「何を言われるか分からない」と警戒しながら臨んだ今回のアメリカ訪問。政府・与党内からは安堵の声が聞かれます。
政権幹部
「内閣支持率が上がったのは大きいよね」
その後、国会で会談について報告した石破総理。成果に自信をのぞかせました。
石破総理
「今回発足したばかりのトランプ政権との間で日米同盟の揺るぎない結束を国際社会に力強く示すことができた」
一方、トランプ大統領は首脳会談からわずか3日後、日本を含む全ての国を対象に鉄鋼とアルミニウム製品に25%の追加関税を課すと発表しています。これに野党の追及が相次ぎました。
立憲民主党 福山哲郎参院議員
「(日本政府は)いつ伝えられたのでしょうか。首脳会談の時に話はあったのですか。(日本は)報復措置を検討するのでしょうか」
石破総理
「会談で議論はありませんでしたが、措置の対象からの除外を米国に働きかけるなど必要な対応を行っていく考えでございます」
政府はきょう、日本を対象から除外するよう申し入れを行いました。
政権幹部
「関税の話を首脳会談で出さなかったのは、明らかに総理への配慮だと思う」
立憲ベテラン議員
「日本は言うべきことを何一つ言わず、1兆ドルの投資などお土産を持っていっただけだ」
評価する声がある一方、不透明さも残った今回の首脳会談。今後の展開が注目されます。
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