
今年の夏は7月から9月上旬まで記録的な猛暑が続きましたが、東京では9月8日を最後に猛暑日はなくなり、一気に過ごしやすい気候になりました。しかし穏やかな秋は束の間で、すぐに厳しい冬の寒さが訪れるかもしれません。(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)
【写真で見る】3か月予報では10月・11月は平年より気温が高め、12月は平年より気温が低い予報(提供:ウェザーマップ)
秋は一瞬、冬は急に
気象予報士 森 朗氏:
3か月予報の気温を見てみると、10月はまだまだ平年より気温が高い日が続きそうです。
11月も平均より少し気温が高い予想になっていますが、12月になると一気に気温が下がり、平年よりも気温が低くなる予想が出ています。
去年(2024年)も急に冬が来た
今年(2025年)と同じような傾向にあったのが去年(2024年)です。去年の平均気温と平均差を見てみると全国的に12月に入ると一気に平年を下回っていることがわかります。
気温が低くなり、急に冬が来たような状況になった2024年11月19日。東京駅前の様子を見てみると、前日(2024年11月18日)はコートを着ていない人もいた出勤時の様子ですが、19日はダウンコートにマフラー、手袋をしている人が多く見られました。
またこの日(2024年11月19日)、青森県の酸ヶ湯ではこの年初の大雪警報が発令され、一時69cmも雪が積もりました。
気象予報士 森 朗氏:
今年(2025年)冬の予報で気温を見てみると平年並みか少し高い予想になっています。ところが降雪量を見てみると、日本海側で多い予想になっています。去年、青森県の酸ヶ湯では観測史上初めて12月中に積雪が3mを超えました。今年も同じような状況になることが予想されるので注意が必要です。
10月はまだ暑さが続く
気象予報士 森 朗氏:
直近の9月27日~10月26日までの1か月予報を見てみると、平年より気温が高く、10月前半も暑い日が続きそうです。特に10月1日から2週間は暖かい空気に覆われて気温がかなり高くなる見込みなので、熱中症対策など健康管理にも気をつけて下さい。このままだと10月は「夏」、11月は「秋」、12月は「冬」になりそうですね。
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