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“閉じ込め事故”原因判明 東京スカイツリー営業再開 対策について専門家に聞く【ひるおび】

国内
2026-02-26 16:23

エレベーター“閉じ込め事故”から4日。東京スカイツリーの営業が再開されました。
今回の事故の原因と対策について、日本大学理工学部特任教授の青木義男氏に聞きます。


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東京スカイツリー 営業再開

2月22日、午後8時15分頃、東京スカイツリーのエレベーターが地上30m付近で緊急停止しました。
停止したエレベーターは4基あるうちの2基で、1基は無人、もう1つのエレベーターでは子ども2人を含む20人が閉じ込められる状況となり、救助まで約5時間半かかりました。
東京スカイツリーは、点検と事故原因の究明のために、事故の翌日から3日間営業を停止していましたが、事故から4日目の今日、営業を再開しました。


スカイツリー展望台 再開時の様子は

「ひるおび」は、営業が再開されたばかりの東京スカイツリーを取材しました。


渡部俊アナウンサー:
こちら東京スカイツリー地上350メートルの展望フロアです。今もたくさんのお客さまで賑わっております。
営業が再開された瞬間、我々も立ち会っていたんですが、今日は現場責任者の方が一度ご挨拶をして、チケットの発売開始ということになりました。


事故が起きた「冬」のエレベーターには、「メンテナンスのため今日木曜日から当面の間、運転を見合わせる」という立て看板があります。
通常4基で運行するところを3基で運行しているということです。


渡部俊アナウンサー:
我々もこの展望台まで登るのにエレベーターに乗りました。
エレベーターは成人男性が両手を広げて手が(左右に)付かないぐらい、かなりの広さがあります。
特徴としては、高さが3メートルありまして、通常のエレベーターより非常に高さはあるんですね。頭の上に少し空間があるので、1人で乗る分には全く窮屈感は感じないんですが、この中に20人、そして5時間半という時間ですので、乗っていた方は辛かっただろうなということも感じました。
今日来ている方は笑顔も見られまして、皆さんこの展望デッキから見るスカイツリーの景色を楽しんでいる様子です。


恵俊彰:
3日間お休みだったということですけども、たくさんの方が楽しみにされてたでしょうから営業が再開してよかったなと思います。


緊急停止の原因は「配線の損傷」

2月25日、東京スカイツリーの運営会社が会見を行ないました。
事故の原因については「移動ケーブルの被覆が剥がれて内部配線が損傷し、地絡したことが原因」としています。
エレベーター本体と繋がっているケーブルが、本体の下にある振動を抑える装置の滑車のローラー部分に巻き込まれたことで、内部の配線が損傷したということです。


今後の対策としては、ローラー部分にケーブルの巻き込みを防ぐカバーを設置するとしています。


対策について専門家はー

日本大学理工学部の青木義男特任教授は、対策により安全性は格段に上がったと話します。


恵俊彰:
まずケーブルの内部配線の損傷をどうご覧になりますか?


日本大学理工学部 青木義男特任教授:
これは滅多に起こることではないと思います。特に今回は、普通のエレベーターにはない仕組みが悪さをしたということですので、スカイツリー特有ということになると思います。


恵俊彰:
なぜケーブルが巻き込まれるような状況になったのでしょうか?


青木特任教授:
エレベーターはガイドレールにローラーを噛ませて上がっていく仕組みになっていて、それに関しては今回カバーはつけてあったんですが、その下に新たに付けた、振動を止めるためのローラーが今回巻き込みの原因になってしまった。
ケーブルがねじれる形になって、ねじれた部分が運悪く下にあるローラーに巻き込まれてしまったことが原因になっていると思います。


恵俊彰:
当日、強風などが指摘されていましたが、風の影響もあったんでしょうか?


青木特任教授:
風の影響は主要因ではないんですが、実際に風の影響で少し揺れが起こっていたことが、ケーブルがねじれる原因になったのではないかと報告書にもありますので、全くなかったということはないと思います。


恵俊彰:
対策としては、巻き込みを防ぐためのカバーの設置で大丈夫でしょうか?


青木特任教授:
これで、当面は大丈夫だと思います。
今回の件は普通のエレベーターではほぼ起こらないことですし、対策が施されればほとんど起こらないと考えていいと思います。


また、青木特任教授は、対策として、配線をエレベーターごとに独立させる検討も必要だといいます。


青木特任教授:
救出に時間がかかった原因は、2台同時に止まったことです。
2台同時に止まった時に時間をかけずに救出する、あるいは2台同時に止まらないようにすることを、制御盤の回路の設計等で考える余地はあるのではないかと思っています。


弁護士 八代英輝:
以前スカイツリーで18分エレベーターが停止した時には原因がよく分からないという状況でちょっと不安を残していたんですが、今回は明確に原因が究明されて、それから対策も行われるということなんで、より安全になったのかなと。
あとは先生が言われたように、電気系統を別にするというところも是非やっていただく必要があるだろうなと。
横板を渡って救出するという手順を踏む以上は、やはり回線を分けていただく必要もあるのかなと思いますね。


(ひるおび 2026年2月26日放送より)
==========
<プロフィール>
青木義男氏
日本大学理工学部特任教授
機械構造の強度計算や安全性などに取り組む
国土交通省昇降機事故調査委員などを歴任


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