
暖かくなってくると、気をつけなければならないのが「食中毒」です。
【写真で見る】家庭内で“菌”が一番あったのは…?目安の数値を大幅に超えた場所
食中毒のトリプル流行に注意
各地で食中毒が発生しています。
新潟県三条市の割烹仕出し店では、3月24日に持ち帰った料理を食べた13人が発熱・おう吐・下痢などの症状を訴え、ノロウイルスが検出されました。
また3月17日には大阪府熊取町の小中学校の給食でもノロウイルスで633人が下痢や嘔吐の症状を訴えています。
さらに埼玉の富士見市のもつ焼き店では、カンピロバクター菌により8人に発熱・下痢・腹痛の症状がみられました。
日本食中毒防止協会 専務理事の中島孝治氏によると、これからの時期は▼ノロウイルス▼細菌▼自然毒(毒キノコや有毒植物の誤食など)の3つの流行に注意が必要です。
恵俊彰:
ノロウイルスは寒い時期に流行りますよね。それもまだあるし、暖かくなって25℃を超えてきたりすると、今度いわゆる細菌が増えてくる可能性があるわけですね。
食中毒菌が発育する要素は、「栄養」「水分」「温度」の3つです。
【栄養】食品や残菜、調理器具についた食品も細菌の栄養に
【水分】細菌は水に溶けている栄養分を分解して摂取する
【温度】一般的に細菌の増殖に適した温度は20℃~50℃
中島氏によると、「室内の温度が20℃以上になったら食材は冷蔵庫に入れた方が良い」そうです。
恵俊彰:
外気温が20℃だと、室内の温度はどのぐらいになるんですか?
気象予報士 森朗氏:
もちろん外気を入れればその温度になりますし、室内は煮炊きしたり人がいたりするとそれだけでも上がりますから、外気温よりも高いと思っていただいた方がいいと思いますね。
家庭内でのポイントは「キッチン」
部屋の中で、菌が増えやすい場所はどこなのでしょうか?
冷蔵庫のドアやガスコンロのスイッチなど、普段触るところを調べてみました。
検査方法は、生物由来の汚れを数値化し、細菌が繁殖しやすい環境かを判定する「ATP拭き取り検査」です。飲食店などでも推奨している検査で、家庭内では2000以下が目安です。
スタッフ宅のキッチンで調べてみると・・・
・冷蔵庫のドア⇒5579
・まな板などを置く作業スペース⇒181088
・ガスコンロのスイッチ⇒32113
・ポットのスイッチ⇒7717
・水道の蛇口⇒9582
という数値が出ました。目安の2000を大幅に超えている場所もあります。
コメンテーター 高橋みなみ:
スイッチとか、料理しながらパッと触ってますから、この数値は結構怖いですね。
恵俊彰:
こういうところにウイルスとか菌が入ってきちゃったら、増えてしまう環境だということでしょ。これを綺麗にするにはどうすればいいんですか?
こまめな拭き掃除で対策を
日本食中毒防止協会の中島孝治氏の推奨は、「1日1回のこまめな拭き掃除」です。
例えばノロウイルスの消毒に有効なのが、次亜塩素酸ナトリウム水溶液です。
水2Lに対し漂白剤35mlを入れて混ぜ、拭き掃除を行ないます。(十分な換気を行なう、酸性のものと混ぜて使用しないなど、使用上の注意を守りましょう)
ノロウイルス以外であれば、アルコール消毒液でも十分に効果があります。
先ほどのキッチンで拭き掃除を行なったあと、もう一度数値を計測してみると・・・
18万以上あった作業スペースが「1611」に。
32113だったガスコンロのスイッチは「771」と、大幅に改善しました。
恵俊彰:
環境を整えておけば、仮にそこにウイルスが入ったとしても育たなくなるということですね。
コメンテーター 高橋みなみ:
意識しなきゃですね。やっぱり菌って見えないので一見キレイだと大丈夫だと思っちゃいますけど「菌!」って思いながら拭かないと。
(ひるおび 2026年4月1日放送より)
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