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もう人が近づかなくていい?クマ撃退用の「ランチャー」、クマよけスプレー搭載のドローンも クマの新撃退方法【Nスタ解説】

国内
2026-04-21 21:11

今年もクマの目撃情報が多発しています。東北地方では、去年の同じ時期に比べ4倍近い目撃情報がある県も。最新の対策グッズも続々登場しています。


【写真で見る】ぬいぐるみ型のクマ対策グッズも その威力は


クマ対策に“ランチャー” スプレーよりも長い射程

山形純菜キャスター:
クマの目撃情報が相次いでいます。そこで「クマ対策グッズ」を紹介します。


▼クマ撃退ランチャー金太郎
・2万5000円(予定価格)で、5月発売予定。
・商品名は昔話の金太郎から。

元々防犯グッズなどを作っている会社が開発したもので、薬剤が入ったボールをランチャー内に入れて発射する。

有効射程は15m。クマよけスプレーの有効射程は約7~8mのため、それよりも飛距離が長くなっています。


クマへの効果については、実際に動物園の協力を得て実験を行いました。

クマがいる場所に、強烈なにおいを発する成分が入っているボールを投げつけたところ、ボールが破裂して瞬く間に臭いが充満。クマは部屋の中をぐるぐる回って、逃げ回っている様子が確認できました。

動物園の協力を得て2回実験したところ、どちらもこのような行動をとったということです。


井上貴博キャスター:
個人が所有するのは難しいかもしれないですが、施設などで導入するのはあるかも知れないですね。


元外交官 島根玲子さん:
命中させずとも、(クマの)近くに当てれば大丈夫なので、意外と誰でも扱うことができそうですね。


山形キャスター:
地面に当てたりするのでも大丈夫です。クマに直接当てても破裂するようになっているそうです。


ボールの中身は、ヒトデのエキスとカプサイシンを配合したもの。魚介類が腐ったようなにおいとカプサイシンで粘膜を刺激するということです。

メリットとしては、風の影響を受けない。一方で、連射ができないということで、開発したスナミヤの砂見明社長は「クマよけスプレーと一緒に持つとさらに効果が上がるのではないか」と話していました。


ドローンも活躍か 発見だけでなく撃退も…

山形キャスター:
今はクマの捜索にドローンが使われています。

4月18日、仙台市の中心街にクマが出没しました。その際に、市の要請を受けて個人の方がドローンを使って捜索。実際に自宅の庭とみられる木の陰にクマがいるのをドローンで発見したということです。


▼クマよけスプレー搭載ドローン(「Terra Drone」開発)
・ドローンの機体下部にクマよけスプレーをつけることができる。
・ドローンのプロペラによって、より広範囲(約10m)にクマよけスプレーを撒くことができる。

現在は約10分しか稼働ができないそうですが、この夏発売予定のものは50分稼働ができるように、今進化しているということです。


▼温度センサー付きドローン(岩手放送が実証実験)
・周囲より温度が高いところを感知して赤く表示する。

実験の際には、タヌキのような生き物が見つかったということです。クマだと、より個体が大きいので、見つけやすくなるのではないでしょうか。


元外交官 島根玲子さん:
人が対応すると危険も伴いますが、ドローンだと安心ですね。


出水キャスター:
プロペラの音などで、クマに危険だと覚えてもらうといったこともできたらいいなと思います。


目撃情報が約4倍に 専門家が分析「今後のクマの動きは?」

山形キャスター:
2025年に比べ、東北地方ではクマの目撃件数が4倍近くになっている県もあります(1月1日~4月20日)。


【クマの目撃情報】
▼秋田県
2025年:52件
2026年:195件

▼宮城県
2025年:13件
2026年:57件


この先、クマはどういう行動を起こすのでしょうか。

クマの生態に詳しい岩手大学・農学部の山内貴義准教授によると「山の雪が溶けたらエサが豊富になるので、人里に降りてきたクマは山に戻るだろう。秋以降は、東北ではエサが豊富、西日本ではエサが不足する見通しで、クマが人里に降りてくる可能性もある」ということです。

かなり広い範囲で、また注意が必要になると思います。


井上キャスター:
宮城のケースでは仙台市の中心部、お子さんの通学路でもある場所にまでクマが出現しています。

行政も政府も含めて、やることはもちろんやっていますが、何ができるのか考えて、これからも措置をとってほしいと思います。


元外交官 島根玲子さん:
子どもとなると余計に心配だと思うので、気をつけてほしいです。

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<プロフィール>
島根玲子さん
元外交官 高校で2度の留年・中退を経験
2011年外務省入省 中南米やアジアとの外交に携わる


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