
ヨーロッパでは、6月下旬に記録的な高温となり、各地で6月としての最高気温やその国の最高気温も更新しました。
これについて、気象庁は「偏西風の蛇行が原因」とする分析結果を発表しました。
寒気と暖気の境目である偏西風がヨーロッパ付近で大きく北側に蛇行したため、中央ヨーロッパ付近で背の高い高気圧が発達し、停滞したということです。
そのため、特に南風となる高気圧の西側で、アフリカからの暖気が流れこみ、高温となりました。
また、高気圧の中心付近では、高気圧が発達したことで上空にある暖気がさらに温度を上げながら下降し、高温となったということです。
この高気圧の影響で晴天の日が多くなり、ヨーロッパ全体で日射しが強くなったことも影響しているということです。
こうした要因が重なり、大気の流れを代表する高さである、上空1500メートル付近の気温は、過去に熱波の被害が最も大きかった2003年を上回り、過去最高となったということです。
気象庁の担当者は、今回のヨーロッパの異常高温について「偏西風の蛇行の影響なので、遠く離れた場所の気象現象が別の場所に影響を与える『テレコネクション』により日本付近に影響する可能性もあるが、今のところ、直接的な影響は見られていない」としています。
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