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【RIZIN】堀江圭功の覚悟が救った長崎大会 榊原CEOは芦澤竜誠に「勝つまでやれ!」【総括会見全文】

国内
2026-10-03 23:30
【RIZIN】堀江圭功の覚悟が救った長崎大会 榊原CEOは芦澤竜誠に「勝つまでやれ!」【総括会見全文】
『abc presents RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI』総括会見を行った榊原信行CEO(C)ORICON NewS inc.
■『abc presents RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI』
(3日・長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENA)
 全試合終了後、榊原信行CEOが大会総括会見を行い、波乱が続出しながら地元出身の堀江圭功が見事に締めくくった初の長崎大会について語った。

【インタビュー動画】堀江圭功の覚悟が救った長崎大会 榊原CEOは芦澤竜誠に「勝つまでやれ!」【総括会見全文】

【榊原CEO】本日は遠く長崎まで足を運んで取材にお越しいただき、本当にありがとうございました。今日この場にいらっしゃる記者の皆さんが「真のRIZIN記者」だと感じています(笑)。現地に足を運ばないと、RIZINの良さや地域の熱量は五感で感じ取れません。次回長崎で大会を開催する際も、ぜひ多くの記者の方々に現場で体感して記事を届けていただきたいです。

 大会の熱量は本当に凄まじいものでした。直前までのトラブルによって「ビッグヒール」となった(宇佐美正)パトリック選手に対し、ベビーフェイスとして登場した堀江圭功選手が圧巻のKO勝利を収めました。勝負論と負けるリスクをしっかり背負い、メインイベントとしての仕事を果たしてくれた堀江選手には心から感謝しています。

 また、アンダーカードの試合においても、しんどい場面で一歩前に出ようとする選手の姿がありました。私はルールミーティングでも「負ける勇気を持って勝ちに行け」と伝えました。トップを目指すのであれば、リスクを恐れず最後の一分一秒まで一本やKOを取りに行く姿勢が必要です。女子格闘技に関しては、ケイト・ロータス選手やNOEL選手も、もっとアグレッシブに攻めてほしかったのが本音です。今後は大みそかに向けて4人による準決勝(トーナメント)を進めつつ、DEEP JEWELSの佐伯代表とも連携しながら、男子に負けない女子格闘技の熱を作り出していきたいと考えています。

(質疑応答)
―― メインイベントが今大会を象徴する一戦となりました。パトリック選手の体重超過(1.65kgオーバー)というトラブルに対し、競技面とプロモーター観点からどのように捉えていますか?

【榊原CEO】お金をいただいてエンターテインメントとして見せている以上、興行論と競技性の両立が問われます。本来であれば100gの超過でもノーコンテストルール(※非公式戦・勝敗がつかない形)とするのが原則です。しかし今回は、このメインイベントを目当てに長崎に足を運んでくださった多くのお客様がいらっしゃいました。ノーコンテストルールでは勝負論(敗戦のリスク)が失われてしまいます。プロモーターとしてギリギリの協議を行い、JMOCの了解のもとで契約体重を変更する提案をしました。それを受け入れ、1.65kgオーバーのハンデを背負って「公式戦として受ける」と決断してくれた堀江選手の心意気と覚悟があったからこそ成立した試合でした。

―― パトリック選手の前日計量での不敵な態度なども、結果的に興行上のストーリーとしてプラスに働いたのでしょうか?

【榊原CEO】誤解のないように言いますが、条件面の交渉はすべて我々プロモーターと堀江選手の間だけで決定したものです。SNS等で「宇佐美サイドが補償金を出した」といった嘘の情報が流れていますが、そのような事実はありません。公式戦として実施することが決まった以上、パトリック選手にも「下を向いたり腐ったりせず、全力で倒しに行け」と発破をかけました。彼の見せたパフォーマンスが、結果としてファンやアンチの熱に火をつける形になったと感じています。

――女子の試合について、ファンからも「もう少し前に出る姿勢が見たかった」という声があります。判定の難しさも含めどう振り返りますか?

【榊原CEO】ジャッジが29-28(2名)と30-27(1名)に分かれるほど難しい判定でした。見る角度や肉眼での見え方によってジャッジの視点も分かれます。ただ、プロモーターとしての本音を言えば、やはり判定に委ねるのではなく、もっとフィニッシュに向かってアグレッシブに戦ってほしかったというのが正直なところです。

――ケイト・ロータス選手の大みそか大会への出場は、ほぼ確定と考えてよいでしょうか?

【榊原CEO】本日の反省点を踏まえつつ、大みそかに駒を進める形で調整したいと考えています。まだケイト選手側とは話していませんので、横田(一則)コーチともしっかり話し合い、3ヶ月後に向けて準備が整うか相談して進めます。

――前に出る姿勢という意味では、芦澤竜誠選手が敗れはしたものの激しい打ち合いで会場を沸かせました。RIZINで4連敗となりましたが、どのような評価ですか?

【榊原CEO】芦澤選手は前向きにもがいていますので、私としては「勝つまでやれ」という思いです。私たちが届けたいのは、戦いを通じて見せる選手の生き様や人間ドラマです。個人的な強い想いも含め、彼には今後もチャンスを与えたいと考えています。彼は本能的に真っ向勝負しかできない男なのだと思います。アウトボクシングに徹する戦略もあるはずですが、あのスタイルには胸を打たれるものがあります。自分よりキャリアの浅い若手選手に敗れた現実は重く受け止める必要がありますが、この結果をもって起用をやめるのではなく、トータルで評価して再度チャンスを作りたいです。

――ライト級の堀江選手が勝利、先月の『超RIZIN.5』では朝倉未来選手もライト級で勝利しました。今後のライト級の挑戦者構想は?

【榊原CEO】王者ルイス・グスタボを中心に、ホベルト・サトシ・ソウザ選手やイルホム・ノジモフ選手も控えています。朝倉未来とも10月に入ってから直接会って話し合う予定ですが、彼はフェザー級・ライト級のどちらでも見たい相手がいればやると言っていますので、本人の意向を確認します。そこに堀江選手や野村駿太選手らも絡んでくるため、大みそかに向けて早急にカード編成を進めます。

――これまでRIZINでは「体重超過=ノーコンテスト」が原則でした。今後も選手からの申し入れがあれば今回のメインのようなキャッチウェイト変更に応じるのでしょうか?

【榊原CEO】選手側からの申し入れによってノーコンテストルールが覆ることは絶対にありません。基本は大前提としてノーコンテストルールです。あくまでプロモーターの裁量と、JMOC等レフェリー陣との協議・調整のもとで必要と判断した場合にのみ選択する特例措置です。

――10月に入り、大みそか大会(バンテリンドーム ナゴヤ)が見えてきました。仕掛けやマッチメイクの準備は進んでいますでしょうか?

【榊原CEO】大みそかはシーズンピークであり、1年の集大成となる格闘技の祭典です。11月8日の『RIZIN.55』も含め、ファンが見たいと思うカードをずらりと並べたいと考えています。ナゴヤドームでの大みそか格闘技イベントは、ボブ・サップvs曙戦(2003年)以来23年ぶりとなります。私自身の出身地でもある名古屋・東海地方の熱を中心に、全国からファンが集まるような素晴らしいラインナップを揃えられるよう、10月を勝負の月としてマッチメイクに尽力します。


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