海上保安庁の精鋭が集う特殊救難隊、いわゆる「海猿」による救助の映像が公開されました。現場は、八丈島沖。荒れる海で、8人の男女が助けを求めていました。
海保“精鋭” 緊迫の救助活動
ヘリから海へと降りていく救助隊員。これは、海上保安庁が公開した映像です。
彼らは、海上保安官およそ1万5000人の中から特別な訓練を受けた41人で構成される「特殊救難隊」。いわば、海難救助の最後の砦です。
隊員の先にいたのは、海上に浮かぶ複数の人影。
3日、八丈島沖で40~60代の男女7人のダイビング客と40代のインストラクター1人が一時、行方不明となりました。
隊員が8人を発見したのは、通報からおよそ2時間半後のこと。
救助用の浮輪を手に、要救助者の元へ向かいます。
高波の海に男女8人…付近には台風27号が接近
うねる波に揺られる、要救助者たち。
この日、八丈島沖付近には台風27号が接近していました。
当時、海上の風は強く、高波で危険な状況だったといいます。
8人は、ダイビングをしていた場所から14キロ以上も流されていました。
隊員
「今からジャケット脱ぎますね」
そう言うと隊員は、要救助者に救命胴着を着せます。
そして、カラビナを繋げようとしますが、波に阻まれ難航。要救助者は、ぐったりとした様子です。
救助活動中も、荒い波が要救助者と隊員を襲います。
「がんばりましょう」救助隊員が何度も励まし…
必死に救命具にしがみつく要救助者たちに…
隊員
「もうちょっとだから、がんばりましょう」
隊員は何度も励まします。
特殊救難隊が現場に到着して、約1時間。ヘリから垂らされたロープを手繰りよせ…
海保
「あげて!」
午後5時半ごろ、最後の要救助者が無事に引き上げられていきました。
8人は全員軽度の脱水症状でしたが、入院はしておらず、このうち女性1人が波酔いの症状がひどかったため、点滴を受けたということです。
海上保安庁は、当時の状況などを詳しく調べています。
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