
9月には東京都内だけで140校以上が開催した文化祭。会計方法からクラスTシャツのデザイン、さらには出し物まで。令和にアップデートした「イマドキの文化祭」とは?
【写真を見る】クラスTシャツは「お揃いでも“個性”大事」様変わりするイマドキの文化祭【THE TIME,】
入場に「事前登録」が当たり前
「これより入場を開始したいと思います!」
先生の合図と共に来場者の長い列が校内へ。ただ、みなさん“スマートフォンの画面を見せながら”入っていきます。
東京・世田谷区にある『駒場学園高等学校』では、ホームページで「入場の事前登録」が必須。在校生1700人に対して、文化祭には5000人以上が訪れることから、2023年から「登録完了の画面」を確認するシステムに変更したといいます。
生徒指導部 生徒会主任・渡辺信先生:
「中学生や保護者が多く来場してくれる。名前やアドレスなどを登録することで、“安全性が確保”されたと思う」
実は、事前登録制はイマドキ文化祭では当たり前。
『広尾学園中学校・高等学校』(東京・港区)の文化祭でも、“在校生と卒業生のみが発行できる”QRコードのチケット(最大10枚まで発行可)で入場するシステムで、保護者からも歓迎の声が聞かれます。
「事前登録は大事。子どもの安全を考えたらすごくいい」
「お祭りは特に人が入ってくるので、危ないことがあると思う」
キャッシュレス決済でハプニングも
“模擬店”にもイマドキの変化が!
駒場学園高等学校では、かき氷を販売するクラスもアサイーボウルが人気のクラスでも、お会計は“キャッシュレス決済”のみ。PayPayや楽天Payなどに加え…
来場者2人組:
「交通IC使えるの神!」「クレジットも使えるし、ポチってやるだけでめっちゃ楽。神!」
2023年までは模擬店での支払いは“文化祭専用の金券”を使うシステムでしたがキャッシュレス決済にしたことで、集計・返金・売上の確認など大きく負担が軽減されたとのこと。一方で、キャッシュレスならではの困ったこともあるようです。
出来たてのチュロスが人気の模擬店。店の前には長い行列が出来ていますが、会計を担当する生徒から聞こえてきたのが…
「充電なくて決済できない」「どうしたらいい、どうしたらいいの?」「モバ充ないよね?」
決済用端末の充電が少なくなり、バーコードを読み取れない事態に!クラスメイトがモバイルバッテリーを持ってくる間、客も生徒も“微妙な沈黙”に包まれましたが無事解決できました。
「個性も出したい」クラTのトレンドは?
文化祭の“クラスTシャツ”も多様化しています。
駒場学園高等学校・3年生女子は「担任の先生のクセが強くて、みんなに知ってもらいたい」ということで、先生の大きな顔イラストが真ん中にプリントされたデザイン。
別のクラスのTシャツには、たくさんの子どもの写真がデザインされています。
高1女子:
「フォーエバーヤング。『いつまで若い心のままでいよう』って、みんなの小さい頃の写真にした」
クラスTシャツの中でも多かったのが、野球やサッカーの“ユニフォーム”スタイル。背中に番号と名前を入れるのですが、イマドキはただ名前を入れるだけではありません。
たとえば「めっちゃ私うるさいんで」という生徒の背中には、名前の部分に<歩くメガホン>の文字。他の生徒の背中にも<愛されちゅー意報>や<さとうのごはん>などとプリントされています。
高1女子:
「“個性出したい”“被っているのが嫌だ”と思う子も多いので、好きな文字を入れられるデザインにした」
『青稜中学校・高等学校』(東京・品川区)でも、背中に数字の「04」&<BEPPIN>のクラT女子が。ドラマ『VIVANT』が好きで“別班”をモジったとのこと。「阿部寛さんが出ている所がめっちゃ好きなので、公安の4課の4番。Tシャツ1枚でVIVANTを表現している」
イマドキは一致団結する為のクラスTシャツでも“個性を出す”のが当たり前。
ちなみに別々のデザインにしても「1枚2500円くらい」だといいますが、なぜそんなに安く作れるのでしょうか?
クラスTシャツ制作『chikyubito』本部長・黒田静也さん:
「昔はデザインをバラバラにした分作業数が多くなっていたけど、今は機械が進化してバラバラにしても作業数が変わらない。昔に比べて1000~2000円程度安く印刷できる」
「イマドキの文化祭」後編では【クラスの出し物】にフォーカス。こちらも令和にアップデートしています。
(THE TIME,2026年10月5日放送より)
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