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【ノーベル化学賞】硤合憲三さんに個別インタビュー “キラリティー研究をさらに奥深く取り組んでいきたい”

国内
2026-10-08 20:24

今年のノーベル化学賞に選ばれた東京理科大学・名誉教授の硤合憲三さん。8日午後、東京理科大学で個別インタビューに応じました。受賞決定から一夜明けた心境や今後の研究について聞きました。


【受賞決定の瞬間】「実は買う前に」連絡を受けた当時を語る硤合憲三さん


健康管理「無茶していないが、特にやっていることはない」

井上キャスター:
ノーベル化学賞の受賞決定、本当におめでとうございます。


ノーベル化学賞 受賞決定 硤合憲三さん:
ありがとうございます。


井上キャスター:
研究を行ううえで、健康管理で気をつけていることや食事で大切にしていることがあれば教えてください。


硤合憲三さん:
難しい質問ですね。無茶はしていないと思いますが、特別に「これが健康にいいから」ということで、特にやっていることはないですね。


これまでの研究は「生物の体ができる一つの由来のヒント」

井上キャスター:
硤合さんがこれまでやってきた研究などについて、例えば小学3年生の子どもから「硤合さんは何をやっているの?」と聞かれたらなんとお答えしますか?


硤合憲三さん:
もし聞かれたら、例えば、左手を鏡で映したら、右手の格好になりますよね。


だけど、右手と左手というのは別のものですよね。小学校3年ぐらいになると区別もきっと大抵できるようになると思いますが、大変面白いことに私たちの体を作っているタンパク質、アミノ酸は、片方の左手型と言われています。


片方ばかりからできていますし、遺伝子を構成するのはD型という方ばかりからできています。


そもそも生物がその一方ばかりからできているのは、どうしてそういうふうになったんだろうか、というところが非常に不思議なわけですね。


今はっきり言えるのは、右と左がごちゃごちゃに混じっていたら、握手するとき、右手同士で握手する、結合するときに、右と左で手をつなぐのは意味が違うのでまずいですが、一番最初にL体ばかりできた、ホモキラリティというのですが、そういうふうに、どのようにしてできたのだろうか、という疑問に対し、私どもの研究は片方のある物質が自分で自分を作る自己触媒として、どんどん増える反応です。


しかも、最初の触媒の右と左の差が小さくても、どんどんその差が大きくなって、やがては全体の量が増えて、ほぼ一方のみに偏るという反応が存在することを明らかにしたわけです。


そういう意味だと、生物の体ができる一つの由来のヒントを与えたということです。


自分へのご褒美「アイディアあるので、研究の続きに取り組んでいきたい」

出水麻衣キャスター:
連絡を受けた当時に買った食材で何を作ったのか、今後、自分にご褒美をあげる予定はありますか。


硤合憲三さん:
そういう意味だと、いまキラリティの研究に携わっているので、その続きといいますか。それをさらに奥深く、機会があればアイディアもあるので、そういうものに取り組んでいきたいというところが今の希望ですね。


井上キャスター:
連絡を受けた日は、何の食材を買われたんですか?


硤合憲三さん:
実は、買う前に電話がありました。急遽、自宅に戻りました。


スウェーデンでの授賞式「無事にできるように励みたい」

出水キャスター:
スウェーデンでの授賞式は楽しみですか?


硤合憲三さん:
いろんな先輩方にお聞きして、文部科学省からも賛称いただけると思いますので、無事にできるように励みたいと思います。


井上キャスター:
貴重なお時間を本当にありがとうございました。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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