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賛否呼ぶ「改正皇室典範」施行へ 女性皇族“皇室に残ったら”生活・警護どうなる?「養子」現実味は【Nスタ解説】

国内
2026-10-23 21:09

いよいよ24日に施行される改正皇室典範。
女性皇族が結婚しても皇族に残れるなど、新たな形が始まろうとしていますが、生活など具体的な内容も見えてきました。


【写真を見る】改正皇室典範に賛否の声


皇室典範改正法が24日施行へ 「皇族数の確保」が目的も…なにが変わる?

高柳光希キャスター:
7月に皇室典範改正法案が成立し、10月24日から施行されます。大きな目的は「皇族数の確保」ですが、専門家によって賛否が分かれている段階ですね。


TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
「皇族数の確保」が目的でしたが、結果的に「皇位継承の問題」にもつながりました。


一方、皇室典範第1条で定められている「男系男子」に皇位継承を限定する規定については、直接の議論の対象にはなっていませんので、維持するのか変更するのかは今後も長く議論していくテーマだと思います。


高柳キャスター:
施行されると具体的にどのようなことが変わっていくのでしょうか。


22日に宮内庁が記者が参加する勉強会を開き、具体的な内容が見えてきました。


例えば、女性皇族が結婚後も皇室に残る場合、「皇族」と「一般国民」が同じ暮らしをすることになります。その場合、住むのは皇居などの御用地になるのでしょうか?


女性皇族が結婚後も皇室に残ったら… 生活や警護 どうなる?

TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
一般国民である夫が御用地に一緒に住むこともできますし、逆に、皇族が御用地の外に住むということもできます。


ただ、宮内庁は勉強会で「基本的には、一般国民である夫が御用地に住む方が現実的なのではないか」との見解を示しました。


今回の改正の趣旨は、女性皇族が皇室に残り、皇室の活動を支えるというところにあります。要人を家に迎えるなどの活動もあることから、基本的には御用地内に住むことが現実的なのではないかということです。


高柳キャスター:
重要となる警護についても、特別な対応がとられるのですか?


TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
基本的に皇族の警備は皇宮警察、一般国民の警備は警視庁などの都道府県警察が担います。


皇族と一般国民の2人で出かける場合、皇宮警察と都道府県警が連携して警備にあたるということも、理論上はあり得るということです。


一般国民の夫が「選挙に出たい」場合は? 担当記者「非常に難しいが…」

高柳キャスター:
様々なケースが想定された中で、結婚した一般国民の夫が「選挙に出たい」と言った場合は、どうなるのかという話題もあったといいます。


国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
現実的には難しく、あり得ないだろうと思います。
立候補したい人の考えは別として、結果的に皇室の政治利用に繋がる可能性があるため、社会的にも認めづらいことだと思います。


皇族の夫となった一般国民にどういう地位を与えるかという点は、議論が足りていないのでしょう。


TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
現実的に非常に難しいといえます。
しかし、宮内庁の公式見解としては、一般国民に認められている被選挙権を宮内庁が制限する理屈がないため、「ダメ」と言えないということです。


一方で、結婚にあたって夫が結婚相手の皇族や皇室に迷惑をかけるようなことがあってはならないということで、22日の勉強会の中で結婚するにあたっての説明・進言を行う場を設けるとしていました。


「旧宮家から養子」で何が変わる? 皇位継承権に懸念も

高柳キャスター:
もう一つ「旧宮家から養子を迎えることができる」という点も変わります。


これまでは、悠仁さまより若い世代の皇位継承者については「悠仁さまが結婚して、男の子を持つ」ことだけが唯一の選択肢でした。


今回の改正で、愛子さまは結婚して皇室に残ることはできるようになりましたが、子どもに継承権はありません。


さらに、旧宮家の男系男子を養子として迎えた場合、その後に生まれた男の子には、皇位継承権が与えられるようになりました。


実際に、養子になり得る人というのはどのくらいいるのでしょうか?


TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
複数の関係者によると、旧宮家の賀陽家、久邇家、東久邇家、竹田家の中で、15歳以上で妻子がいないという条件を満たす人は、現在4家10人前後いるということです。一般企業に勤めて、普通の生活を送っている方々です。


国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
旧宮家は約600年前に天皇家から分かれた家で、宮内庁によると、今の世代だと天皇陛下と36親等〜38親等離れているということです。


そういった方々が入るというのは、当事者の選択権も含めて無理があると思います。


日比麻音子キャスター:
新しいルールになったからこそ、想定できていない新たなルールが必要になってくると思います。それぞれの考え方・判断があると思いますが、柔軟な対応や新しいルール作りはできるのでしょうか?


TBS報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
22日の勉強会でも話題になり、施行されてから作らなければならないルールがたくさん出てきそうです。
人によって対応も違うでしょうから、“柔軟な対応”は担保されていると思います。


==========
<プロフィール>
岩永優樹
TBS報道局社会部 宮内庁キャップ
皇室制度や国際親善など取材

堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BSーTBS「報道1930」ニュース解説


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