おととし、埼玉県朝霞市で内装工事会社の男性社長をバールで殴ったうえ、会社の建物に火を放ち、男性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が開かれ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
埼玉県越谷市の元内装工・大西寿貴被告(33)は、おととし5月、知人の菊地渉被告(39)と共謀し、朝霞市で内装工事会社の社長・長葭良さん(43)の頭をバールで複数回殴ったうえ、会社の事務所に火を放ち、殺害したなどの罪に問われています。
きょう、さいたま地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、大西被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「大西被告は、菊地被告から殺害を実行するメッセージを受け取り了承した」「大西被告本人もバールで暴行を加えている」と指摘しました。
一方、弁護側は「菊地被告から犯行をもちかけられた」「事件当時、長葭さんから仕事で難癖をつけられるなど不信感もあり、『悪いのは長葭さん』だと考えるようになった。犯行を止めることができず、事件を起こした」と事件を主導したのは菊地被告だと主張しました。
判決は来月7日に言い渡される予定です。
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