あなたの家にもありません?空いている“スキマ”。それ、お金になるかもしれません。家具の間のちょっとしたスキマもトランクルームとして貸出OK。自宅駐車場のピンポイント貸しで1日2万円の副収入になることもあるんです。
【写真を見る】「家のスキマで稼げます」部屋や駐車場の空きスペースが「1日2万円」になるケースも【THE TIME,】
3畳分のスキマで1か月2万円近い副収入!
「街中にはよく見渡してみると、ちょっとしたスキマがたくさんある。そういった所をハンティングする」
こう話すのは、住宅やアパートにある様々なスキマを見つけ、それをお金に変える“スキマハンター”の西浦明子さん。
スキマを貸したい人と、借りたい人を結びつけるサービス『軒先』を展開する中で、今“スキマニーズ”が急増しているといいます。
『軒先』西浦さん:
「最近は働き方が多様化して、平日は会社員だけど、週末に趣味で作ったアクセサリーを販売したいとか。副業やプチ起業したい人のニーズがすごく増えている」
例えば、最近始める人が増えている割に“場所を探すのが大変”というキッチンカー。
東京・台東区の住宅街で「自宅脇の、道路に面した細長いスキマ3畳分」を貸し出している人は、月に3~4回キッチンカーからの申し込みがあるといいます。気になる収入は…?
貸し主:
「月1万1880円。何にも使えなさそうなスキマだったので嬉しいですよね。Win-Winで」
究極のスキマ活用は「ポート」
同じく住宅街のスキマに今、もっとも多いのが、電動キックボードや電動アシスト自転車シェアサービスの「ポート」。
西浦さんは「究極のスキマ活用」と話します。
例えば都内に4700か所以上のポートがある『LUUP』では、自動販売機2台分(約1.2㎡)のスキマがあれば個人宅でも契約OK。初期投資も、維持費もゼロ。使わないスキマを貸すだけで収入になります。
申し込みは無料ですが、設置の可否や金額は場所によって違うため、査定前には公表されません。
都内に約2700か所のポートを持つ『ハローサイクリング』でも、わずか1.5畳分のスキマを2台分のポートとして利用できます。
アパートやマンションのちょっとしたスキマにも設置できるポート。ポートがあると物件の人気が上がり、家賃や売値も上がるそうですが、借りて住んでいる人にもメリットがあるようです。
西浦さん:
「空きスペースを、こういう風に活用したらと家主に提案することで、家賃が下がる可能性もあるし、分譲マンションであれば管理費が安くなるかもしれない」
実際に集合住宅のスキマ利用で、得をしたという住民もいました。
70代女性:
「空いている駐車場をカーシェアのスペースにして、その売り上げで住んでいる人の駐車場料金を下げてくれた」
駐車場ピンポイント貸しで「1日2万円」
みなさんの自宅や実家の「駐車場」も、お金になります。
西浦さん:
「車がなくて空いている駐車場を、コインパーキング代わりに一般の人が使うんです。普通の住宅街の中でも、小学校の運動会や入学・卒業式など、駐車のニーズはすごくたくさんある」
さほど交通量がなくても、お金になりやすいのが駐車場の“ピンポイント貸し”です。
近所に学校があれば、イベントのある1日だけ貸して副収入をゲット!街の一大イベントの時は、「高額チャンス」です。
西浦さん:
「例えば、新潟・長岡の花火大会。一般のお家の駐車場が1日1万~2万円でバンバン予約が入る」
さらに最近は、車1台分のスキマに「お米の精米機」を置く人も!
ふるさと納税など、玄米を大量に買う人が増え「コイン精米機」の需要が増加。初期投資はかかりますが、金額は自由に設定でき、個人宅での設置も増えているといいます。
「料金増額」を狙える2つのポイント
敷地のスキマを貸す時に、高額チャンスにつながるポイントは他にも!
それは、「屋根やコンセント」があること。
電化製品が使えるなど活用方法の幅が広がることで、貸出料金上乗せが見込めます。
東京・板橋区にある牛乳店は、午後は使わない店前スペースを貸し出しています。コンセントもあるので、午後のみでも利用希望は多く、1か月最大1万2516円の副収入になるといいます。
家の中の「スキマ」も貸し出しOK
そして、スキマといえば、家の中にもありますよね?
子どもが独立して空いている部屋はもちろん、使っていないクローゼットや、家具の間のスキマでも、「トランクルーム」として貸し出すことができるんです。
「モノを置くスキマがある人」と「モノを置きたい人」をつなげるサービス『モノオク』では、0.5畳から貸し出しOK。月額3000円から貸出料金の設定ができます。
借りる人は、蔵書や衣替え時の布団や衣服などを預けることが多いとのこと。
「他人の荷物はちょっと心配…」という人も安心です。
貸す人が、借りる人を選べるシステムになっていて、預かった荷物を破損してしまった場合の補償もついています。
これまで利用者は4万人以上!ちょっとしたスキマが、お金を生んでいます。
(THE TIME,2024年10月30日放送より)
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