厚生年金に加入することができるパートタイムなどの短時間労働者を増やすため、厚生労働省は年収による要件を撤廃する方向で調整を進めていることがわかりました。
現在、パートタイムなどの短時間労働者で厚生年金に加入しているのは、▼従業員の数が50人を超える企業に勤務し、▼週20時間以上働く、▼年収106万円以上の人です。
この年収を超えると、保険料の負担によって手取りが減るため、この年収に届かないよう“働き控え”にもつながることから、「106万円の壁」とも言われています。
関係者によりますと、厚労省は▼企業の規模の要件と、▼年収の要件を撤廃する方向で調整を進めているということです。
▼「週20時間以上勤務する」という要件は残すことになります。
厚労省としては、働き方にかかわらず厚生年金に入る人を増やし、将来受け取ることができる年金額を上げる狙いがあります。
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