今シーズン、J1を15位で終えた湘南ベルマーレの田中聡(22)がJリーグアウォーズ(10日)で優秀選手賞を受賞。そして“KICK OFF! J”の齋藤慎太郎アナウンサー、御手洗菜々アナウンサーの取材に応じ、2024年を振り返った。
田中はボール奪取が武器のボランチ。副キャプテンとして今季リーグ戦33試合に出場しキャリアハイの5ゴールを記録。チームはシーズン終盤で残留争いをする中、26年ぶりとなるJ1での4連勝を挙げるなど粘りをみせ、7年連続のJ1残留を決めた。
齋藤慎太郎アナ:
(田中を見て)緑の衣装ですね?
田中聡選手:
はい、湘南カラーです。何着か候補があってこれにしました、着心地良いです。
齋藤アナ:
田中聡選手の一年をハッシュタグで振り返って
田中選手:
「充実感」です。充実感のあった1年でした。一年間通して試合に出られたのと、代表の活動だったりとか、いろいろあって充実感ありました。今までで一番点もとれましたし、結果を出せた1年だったのですごくうれしかったです。
齋藤アナ:
中央のポジションで前にも顔をだしていましたが意識したことはありますか?
田中選手:
そうですね、点をとりたかったので。監督からも強く要求されたのでとりあえず、隙があったら前にいこうって考えてプレーしていました。
齋藤アナ:
シーズン振り返って自身に得点をつけるとしたら何点でしたか?
田中選手:
6点です、10点満点中。チームとしては勝てなかった時期の方が多かった。あと自分のプレーに波があったので良い試合と悪い試合の差は直していかないとって思います。
齋藤アナ:
チームとしては残留争いもしていましたけれど乗り越えられた要因は?
田中選手:
「逃げなかったこと」ですかね。選手みんな勝てなかった時期も、監督の要求にしっかり答えようとしていましたし、そういう時期があったから後半戦は勝ち点を積み上げられたかなと思います。
齋藤アナ:
若手が躍動していましたがいかがですか?
田中選手:
そうですね、自分より若い選手が活躍すると刺激をもらえますし、自分も負けてられないなって気持ちがあったので刺激をもらってました。若手がのびのびとプレーできる環境をベテランが作ってくれていたので、ベテランも距離が近いですし、若手にはピッタリで一番良いチームだなと思います。一番仲が良いのは畑大雅です。ご飯も連れて行ってもらっていますし、年も近いので。
御手洗アナ:
今シーズンキャリアハイの5GOAL。いかがですか
田中選手:
練習でもしっかり意識していたのでそこは練習の成果が出てうれしかったです
御手洗アナ:
ゴールを決めた試合は負けなしの“聡の不敗神話”と呼ばれていました
田中選手:
本当ですか?知らなかったです。うれしいです。とにかく今年はシュート練習をたくさんしたので、とりあえずゴールが見えたシュートっていう意識はしていました。シュートばっかりじゃなくて、シュート打つとディフェンスが寄ってくるので。周りの味方の選手が空いてくるのでそういうのも、まだまだですけど少しは使いこなせるようになって来たかなと思います。
御手洗アナ:
私生活のハッシュタグはありますか?
田中選手:
なんだろうな。チームメイトとの携帯ゲームが楽しかったです。「ブロスタ」っていうゲームを何人かで時間あったら楽しんでました。畑大雅選手、石井久継選手、根本凌選手とかとやっています。石井久継選手が一番上手です。
御手洗アナ:
サッカー面で去年と今年の違いはありますか?
田中選手:
ゴールへの意識ですかね。去年は1点もとれなかったのでそれがすごく悔しい部分でもあったのでそこが目に見える違いです。シーズン始まってからとかキャンプ中もすごくゴールを意識していました。
御手洗アナ:
来シーズンに向けて意気込みはありますか?
田中選手:
今シーズン以上の結果を出すのとプレーに波があったので、毎試合良いパフォーマンスを出せるように、コンディション作りも含めて、もう一段階レベルを上げていきたいなと思います。
■田中聡(たなか さとし)
2002年8月13日生まれ、22歳。長野県長野市、身長175cm・73kg
今シーズン33試合5ゴール
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