台湾の「海巡署」は6日、中国人が乗船した貨物船が台湾北部の海底ケーブルを意図的に損傷させた可能性があることを明らかにしました。
台湾の沿岸警備を担当する「海巡署」によりますと、今月3日、台湾北部の海域で海底ケーブル4本が損傷したと通信会社から報告を受けました。
海巡署は、現場周辺を航行していたカメルーン船籍の貨物船を拿捕。強風や高波のため、乗船しての調査が出来なかったため、貨物船の目的地である韓国側に捜査協力を依頼したということです。
貨物船は香港企業が所有、乗っていた7人は全員が中国人だったということで、海巡署は中国が意図的にケーブルを損傷させた可能性は排除できないとしています。
台湾の海底ケーブルをめぐっては、おととし2月、台湾が実効支配する馬祖島と台湾本島を結ぶ海底ケーブルが相次いで切断され、中国籍の漁船や貨物船の関与が指摘されています。
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