
浅野忠信さん、瀧内公美さん、マーク・ギル監督が映画「レイブンズ」公開記念舞台挨拶に登壇しました。
【写真を見る】【浅野忠信】ゴールデングローブ賞受賞で俳優無双状態「今年から俺は、なんにもしなくても上手くいく!」
本作ではハリウッド製作ドラマ「SHOGUN - 将軍 -」でゴールデングローブ賞助演男優賞(テレビドラマ部門)を受賞し、国際派俳優として世界が注目する、浅野忠信さんがクレイジーで寂しがり屋で猫を愛した天才写真家・深瀬昌久に扮して主演。各賞を総なめにしている映画「敵」(吉田大八監督)などで、最も注目されている俳優・瀧内公美さんが妻・洋子を演じています。監督は深瀬昌久の物語にほれ込んだイギリスのマーク・ギル監督が9年掛かりで完成させたフランス、日本、ベルギー、スペインの合作映画です。
舞台挨拶に立った浅野さんは、“主人公を演じて、こうして舞台挨拶に立つのも本当に久しぶりで、日本の監督は全然誘ってくれないんで、こうしてイギリスの監督が誘ってくれない限り、主人公やれなくて”と自虐的に語り、会場の笑いを誘いました。そしてこれまで多くの役を演じる中で自身の中に溜まった演技プランを遺憾なく発揮できたことを喜びました。
瀧内さんは、“俳優を始めてから憧れだった浅野さんと作品で御一緒して、こうして舞台挨拶に立てた事が本当にうれしかった。まさか浅野さんと対峙する日が来るなんて”と、興奮した様子で語りました。
司会から改めてゴールデングローブ賞受賞を祝福されると、浅野さんは“アメリカで2009年、初めて「マイティー・ソー」の撮影で行った時、エージェントの方に「僕はアメリカに引っ越した方がいいかな?」と聞いたら、「来なくていい」と言われました。理由を聞くと「君はアメリカでまだ、誰も知らない。だから日本で活躍し続けてくれ。日本で活躍し続けてて初めてぼくらは君の事を売り込むことが出来る」と言われ、なるほどと”。浅野さんはそこから結果を出そうと15年間、がむしゃらにやってきたそうですが、コロナ禍の頃には「さすがに、もう無理だろう…」と心が折れかけた事を明かし、“僕は英語を話せるわけでもないし、と諦めかけたところに「SHOGUN - 将軍 -」の話が来たので、大いに頑張り取り組みました”と、一つの大きな転機が訪れた事を語りました。
さらに“「SHOGUN - 将軍 -」の撮影の前にマーク監督に会い「レイブンズ」のお話をいただき、しかも主人公でとても面白い話で「絶対やる!」”と、オファーを受けた際の気持ちを振り返っていました。
ようやく見えた好機の兆しでしたが、当時の世界を襲ったのがコロナウィルスのパンデミックでした。2022年の4~5月頃に「SHOGUN - 将軍 -」の撮影を終え帰国する予定がコロナ禍の為、スケジュール延期に。“(「SHOGUN - 将軍 -」の撮影現場でも)「6月からマーク監督と(「レイブンズ」を)撮るんだ。帰してくれ」と言って、「SHOGUN - 将軍 -」でも僕は悪い役をやっていたんですけど、撮影現場でも悪者状態ですよ。「浅野がわがままばっかり言っている」と…”と、当時の状況をボヤキ、結局は帰してはもらえなかったと語りました。これにより「レイブンズ」の撮影が出来なくなり、浅野さんは“えーっ絶対やりたいのに、これでマークさんが諦めたら”と焦ったことを明かしましたが、マーク監督が撮影を延期してくれたことで、“ということは、まだタップリ役作りができる!と思い、逆に「SHOGUN - 将軍 -」に感謝しています”と結果オーライな状況を喜びました。
そして浅野さんは“結果、賞もいただけて、みなさんにも喜んでもらえて映画館にもいっぱいお客さんが来てくれて、こんなに最高なことは無い”と無双状態になったことを満面の笑みで語っていました。
浅野さんは“さっきも算命学という占いをしてもらったら、流れがそうだったみたいで「今年から俺は、なんにもしなくても上手くいく」みたいな流れだったので、そういうことかと!”と納得した様子で語り、“当たっていました! 1月からゴールデングローブ賞獲りましたから、もう今年は行っちゃいましょう!”とノリノリで語っていました。
そんな浅野さんたちとの撮影現場について、マーク監督は“毎日すばらしかったです”と日本語で語り、にこやかな笑顔を見せていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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