
東京・本多劇場にて赤堀雅秋さんプロデュース『震度3』が上演されることが決定、主演の荒川良々さん、共演の丸山隆平さん(SUPER EIGHT)、上白石萌歌さんがそれぞれコメントを発表しました。
『震度3』は、劇作家、脚本家、演出家、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋さんの最新作。ニュースで報道されるような大きな地震、震度5強でも最大震度7でもなく、あえて『震度3』を選択。劇的な展開を望まず、平穏なのか不穏なのかもわからない混沌とした日常、しかし確かに得体の知れない何かが迫ってきている、そんな胸がざわつく感覚をタイトルから滲ませています。
また、赤堀さんは、TBSドラマ『不適切にもほどがある!』で女装校長を演じたことでも知られています。
主演の荒川良々さんは「赤堀作品は『ケダモノ』以来約3年振りになります。」と挨拶。続けて「少し前に呑みの席で赤堀さんに作品を創作にするに辺り核になるものはなんなのかと、ある俳優の先輩が聞いたところマジメな顔でボケもせずに、世界平和です!とキレイな眼で…もとい濁った黄色い眼で真っ直ぐに応えられてました。」とエピソードを披露しました。
そして、「そんな人です。そんな赤堀雅秋の新作です。まだ『震度3』という題名しか決まっておりませんが、お客さんや共演者、誰よりも自分が一番楽しみにしております。」とコメントを寄せました。
共演の丸山隆平さんは、「赤堀さんが大好きな自分にとって、『パラダイス』に続いての2度目の演出・共演にお声がけいただけたことが、まず素直に嬉しいです!」と喜び、赤堀作品について「作品の登場人物たち、そのグロテスクな部分を誇張して表現するのではなく、等身大に描いているところが大きな魅力だと感じています。」と述べています。
続けて、「今回、共演の皆さんは赤堀作品ベテランの方から初めましての方まで幅広くいらっしゃいますが、ただただ一緒に役を生き切ることが楽しみでなりません。」と意気込み、「またタイトル『震度3』には、昔は危機感があったのに、どこかで麻痺してしまってる……。そんな印象を受けてドキッとしました。赤堀さんはじめ、共演者の方々、そして観客の皆様と一緒に、タイトルが表す〝現実よりも現実〟にトリップするのが楽しみです。」と綴っています。
そして、丸山さんは「僕にとっては初めての本多劇場。こんな殺伐とした世の中ですが、お客様とは是非とも無事劇場でお会いしたいと思います!」とコメントしました。
同じく共演の上白石萌歌さんは、「初めて赤堀雅秋さんの作品に参加させていただきます。」と書き出し、「昨年上演された『台風23号』を拝見した時は、軽快に飛び交う言葉の奥に生と死の香りがするような、不思議な感覚を覚えました。誰もがそっと胸に抱くストレンジを、どの作品でも生々しい息づかいで描いてらっしゃる印象があります。」と、赤堀作品の感想を述べています。
さらに、「共演の皆様は初めましての方が多いのですが、宣伝ビジュアル撮影で一堂に会した際、既によい空気が感じられたので、創り上げていく過程をご一緒できることが、さらに楽しみになりました。」「タイトルから感じたのは、『日々を生きる中で生まれる心のたゆたい、不確かなものへの漠然とした不安、ぐらぐら、ふつふつと沸き立つ気持ち』。赤堀さんの劇世界を泥くさく生きられるよう、必死に稽古にしがみつきたいと思っています。」と記しています。
また、今作で作・演出を担当する赤堀雅秋さんも、「とにかく泥臭い、人間臭い作品にしたいと思っています。」とコメントを発表。
続けて、「荒川良々、あめくみちこ、水澤紳吾、松浦祐也、西本竜樹は、その格好の材料です。その中に初めてご一緒する上白石萌歌、山下リオが、いい意味で異物として化学反応を起こしてくれたら、と。特に丸山隆平という、今までは看板として大きな商業作品に幾つも立ってきた方が、本多劇場という場所で、主役ではなく泥臭く作品の中に混在することに、今からとてもワクワクします。」としています。
また作品について、「タイトル『震度3』は、平穏なのか不穏なのか、錯覚なのか現実なのか、日常なのか非日常なのか、その狭間の揺らぎを描きたいという想いから生まれました。今、世界には大小様々な問題があり過ぎる。そんな飽和した世の中だからこそ、目の前のどうでもいいチンケな事象をしっかり見つめたい。」とし、「観劇経験のあまりない若い人たちに、『こんな演劇があるんだ』と心を震わせてもらえるような作品を届けられるよう、力を尽くしたいと思っています。」と意気込んでいます。
その他、水澤紳吾さん、山下リオさん、西本竜樹さん、松浦祐也さん、あめくみちこさんの出演が決まっていて、東京公演の後は、大阪、福岡での上演が行われると言うことです。
【担当:芸能情報ステーション】
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