ロックバンド・THE YELLOW MONKEYが、きょう9日に新曲「CAT CITY」をリリースし、同曲のミュージックビデオを公開した。

【動画】猫になりきったメンバーたち…THE YELLOW MONKEYの新曲「CAT CITY」ミュージックビデオ

　「CAT CITY」は、アニメ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。歌詞には「ネコニャンパリ」や「ネ申（ねもうす）」などのフレーズが散りばめられ、アニメの世界観に呼応したキャッチーな仕上がりとなっている。

　ミュージックビデオの監督を務めたのは映像ディレクターのZUMI氏。カラフルでサイケデリックな映像とポップなサウンドが融合した中毒性の高い作品に仕上がっている。メンバーは猫になりきった衣装で登場し、羽織の衣装はスタイリストの浅野実希氏が同作のために型から製作。猫耳は監督自身が手作業で作り、毛の質感やサイズまで細部にこだわったという。

　映像内の美術セットも注目ポイントのひとつ。猫目線を意識した小さな扉や、猫じゃらし、猫缶などを配置することで“猫の世界”が演出されている。「CAT CITY」と記されたエフェクターや、メンバー名が書かれた猫缶など、随所に遊び心が込められた仕上がりとなった。

　ZUMI氏は、「これは令和の『LOVE LOVE SHOW』だと思った。グラムロックやアメコミ的要素も混ざった、今のTHE YELLOW MONKEYと自分にしか描けない世界」とコメント。猫による支配や憑依をテーマに、サイケな映像で“猫愛”を表現しているという。

　現在、タワーレコード渋谷店ではミュージックビデオの世界観を再現した『CAT CITY展』を開催中。店舗限定で配布されるフライヤーには、音楽ライター・増田勇一氏による「CAT CITY」レビューも掲載されている。

　さらに、4公演にわたるセルフアンコール公演『THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 Sparkleの惑星X -ネ申-』の開催も発表されている。同曲がライブでどのように表現されるのか、注目が集まる。

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