エンタメ
2025-07-17 20:30

1955年7月17日、カリフォルニア州アナハイムに、世界初のディズニーランドが誕生した。70年前の夏、ウォルト・ディズニーの夢が形になったその場所は、今も変わらず人々を魅了し続けている。
【画像】『リメンバー・ミー』と『アバター』のコンセプトアート
カリフォルニアにあるこのパークは、世界で唯一、ウォルト本人が完成を見届けた記念すべき“オリジナル・ディズニーランド”。開園当日、ウォルトはこう語ったという。「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける」。その言葉どおり、パークは70年を経た今も進化を続けている。
現在のカリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、2つのテーマパーク(「ディズニーランド・パーク」と「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」)、3つの直営ホテル、そしてショッピングやダイニングを楽しめる「ダウンタウン・ディズニー」で構成された一大エンターテインメントエリアとしてにぎわいを見せている。
そして、記念すべき70周年の節目に、新たな魔法が加わった。それが、ディズニーランド・パークのメインストリート・オペラハウスで上演される、ウォルト・ディズニーの生涯に焦点を当てた新アトラクション「ウォルト・ディズニー:マジカル・ライフ」だ。史上初のウォルトのオーディオ・アニマトロニクス・フィギュアが登場し、まるで本人に会ったような、特別な時間を体験できる。
開演前には、トリビュートビデオ『Memories of Walt(ウォルトの思い出)』が上映され、ウォルトと共に夢を追いかけた人々が、彼との知られざるエピソードや思い出を語る。偉業の裏にあった素顔、リーダーとしての姿勢、そして深い信念が、静かに胸に沁みてくる。
幕が上がると、映画『ワンマンズ・ドリーム』(約15分)の映像に乗せて、ディズニーランド創設時のウォルトの奮闘や、スポットライトを浴びながらさらなる高みを目指す軌跡を追っていく。そして舞台は、かつて彼が数々のアイデアを生み出したバーバンクのオフィスへ。
ゲストは、オーディオ・アニマトロニクスで再現された“ウォルト本人”と対面する。外見は1963年当時の姿を再現しており、その表情、仕草、声──すべてを徹底的に追及。実際の音源を使った語り口から、かつて彼が語った逸話や名言が温かく響き渡る。「魔法」の正体が、ウォルト自身の創造性と人間性にあったことに、改めて気づかされる瞬間だ。
ロビー内には、「Evolution of a Dream(夢の進化)」と題した新たなギャラリーもオープン。ディズニーランドの初期にまつわるアイテムや記念品、ウォルト自らが描いた鉛筆スケッチなどのコンセプトアートが並び、夢がかたちになるまでの歩みが丁寧に紹介されている。
さらに、キャストの仕事を称える新たな展示や、ディズニーランドの歴史と未来を称える壮大な壁画も登場。まさに、ウォルトの遺産が次世代へと受け継がれていく瞬間に立ち会える。
このアトラクションでの体験は、単なる歴史紹介でも懐古でもない。「なぜ私たちはディズニーランドを愛するのか」──その問いに、まっすぐに応えてくれる、そんな体験になるに違いない。
また、メインストリート・シネマでは、ディズニー映画やテーマパークの名曲を数多く生み出したシャーマン兄弟へのトリビュート短編映画の上映がスタート。「メリー・ポピンズ」「くまのプーさん」「ジャングル・ブック」「イッツ・ア・スモールワールド」など、ファン垂涎の名曲の裏側にあるストーリーにも触れることができる。
70周年セレブレーションはまだまだ開催中。そして今後も、アベンジャーズ・キャンパスの拡張や2つの新アトラクション、『リメンバー・ミー』のボートライド、『アバター』をテーマにしたまったく新しいアドベンチャーの計画も進行中。“成長し続ける夢の国”から、ますます目が離せない。
■『リメンバー・ミー』アトラクションについて
2024年の「D23」で発表された、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに新しく登場する『リメンバー・ミー』テーマのアトラクションがパラダイス・ガーデン・パークとピクサー・ピア近くのエリアに建設されることが決定。2025年秋に着工予定。
■『アバター』体験について
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのハリウッド・バックロットエリアの一部が、新たな『アバター』のディスティネーションとして生まれ変わることが発表された。このプロジェクトはまだ開発の初期段階であり、建設スケジュールなどの詳細は後日発表となる。『アバター』体験の開発に伴い、アトラクションの「モンスターズ・インク:マイクとサリーのレスキュー!」は2026年初頭にクローズとなる。
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カリフォルニアにあるこのパークは、世界で唯一、ウォルト本人が完成を見届けた記念すべき“オリジナル・ディズニーランド”。開園当日、ウォルトはこう語ったという。「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける」。その言葉どおり、パークは70年を経た今も進化を続けている。
現在のカリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、2つのテーマパーク(「ディズニーランド・パーク」と「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」)、3つの直営ホテル、そしてショッピングやダイニングを楽しめる「ダウンタウン・ディズニー」で構成された一大エンターテインメントエリアとしてにぎわいを見せている。
そして、記念すべき70周年の節目に、新たな魔法が加わった。それが、ディズニーランド・パークのメインストリート・オペラハウスで上演される、ウォルト・ディズニーの生涯に焦点を当てた新アトラクション「ウォルト・ディズニー:マジカル・ライフ」だ。史上初のウォルトのオーディオ・アニマトロニクス・フィギュアが登場し、まるで本人に会ったような、特別な時間を体験できる。
開演前には、トリビュートビデオ『Memories of Walt(ウォルトの思い出)』が上映され、ウォルトと共に夢を追いかけた人々が、彼との知られざるエピソードや思い出を語る。偉業の裏にあった素顔、リーダーとしての姿勢、そして深い信念が、静かに胸に沁みてくる。
幕が上がると、映画『ワンマンズ・ドリーム』(約15分)の映像に乗せて、ディズニーランド創設時のウォルトの奮闘や、スポットライトを浴びながらさらなる高みを目指す軌跡を追っていく。そして舞台は、かつて彼が数々のアイデアを生み出したバーバンクのオフィスへ。
ゲストは、オーディオ・アニマトロニクスで再現された“ウォルト本人”と対面する。外見は1963年当時の姿を再現しており、その表情、仕草、声──すべてを徹底的に追及。実際の音源を使った語り口から、かつて彼が語った逸話や名言が温かく響き渡る。「魔法」の正体が、ウォルト自身の創造性と人間性にあったことに、改めて気づかされる瞬間だ。
ロビー内には、「Evolution of a Dream(夢の進化)」と題した新たなギャラリーもオープン。ディズニーランドの初期にまつわるアイテムや記念品、ウォルト自らが描いた鉛筆スケッチなどのコンセプトアートが並び、夢がかたちになるまでの歩みが丁寧に紹介されている。
さらに、キャストの仕事を称える新たな展示や、ディズニーランドの歴史と未来を称える壮大な壁画も登場。まさに、ウォルトの遺産が次世代へと受け継がれていく瞬間に立ち会える。
このアトラクションでの体験は、単なる歴史紹介でも懐古でもない。「なぜ私たちはディズニーランドを愛するのか」──その問いに、まっすぐに応えてくれる、そんな体験になるに違いない。
また、メインストリート・シネマでは、ディズニー映画やテーマパークの名曲を数多く生み出したシャーマン兄弟へのトリビュート短編映画の上映がスタート。「メリー・ポピンズ」「くまのプーさん」「ジャングル・ブック」「イッツ・ア・スモールワールド」など、ファン垂涎の名曲の裏側にあるストーリーにも触れることができる。
70周年セレブレーションはまだまだ開催中。そして今後も、アベンジャーズ・キャンパスの拡張や2つの新アトラクション、『リメンバー・ミー』のボートライド、『アバター』をテーマにしたまったく新しいアドベンチャーの計画も進行中。“成長し続ける夢の国”から、ますます目が離せない。
■『リメンバー・ミー』アトラクションについて
2024年の「D23」で発表された、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに新しく登場する『リメンバー・ミー』テーマのアトラクションがパラダイス・ガーデン・パークとピクサー・ピア近くのエリアに建設されることが決定。2025年秋に着工予定。
■『アバター』体験について
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのハリウッド・バックロットエリアの一部が、新たな『アバター』のディスティネーションとして生まれ変わることが発表された。このプロジェクトはまだ開発の初期段階であり、建設スケジュールなどの詳細は後日発表となる。『アバター』体験の開発に伴い、アトラクションの「モンスターズ・インク:マイクとサリーのレスキュー!」は2026年初頭にクローズとなる。
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