エンタメ
2025-12-02 08:00
俳優・竹内涼真(32)が、約5年ぶりとなる主演ミュージカル『奇跡を呼ぶ男』で偽伝道師役に挑む。映像作品で走り続けてきた5年間を経て、再びミュージカルに挑む理由などを語った。
【写真】モノクロでもあふれる色気…竹内涼真
■ミュージカル出演を決めた理由「絶対にチャレンジしたいと思っていました」 前作『17 AGAIN』で得たものとは
――『17 AGAIN』以来のミュージカル出演ですね。出演を決めた理由は。
初舞台だった『17 AGAIN』では2ヶ月間けいこをして本番を迎えました。キャストとスタッフが一丸となり、チームであり家族のような関係になって、51公演を完走しました。そこでは本当にさまざまな気づきがありましたね。自分に足りないところもあれば、ここはいけるなと思えた部分もあって。そして何より、僕はけいこが好きなんだということにも気づいたんです。だからいつかまた、自分のタイミングと合う作品があれば絶対にチャレンジしたいと思っていました。それがこの『奇跡を呼ぶ男』でした。
――『17 AGAIN』は振り返ってみて、どんな経験でしたか。
ひと言では言い表せないくらい、濃密な日々でした。身体の変化や使い方、自分の可能性に気づいたり、逆に苦手な部分を思い知らされたり。けいこから本番までの4ヶ月間、いろんなことが起きました。
自分の声が観客の皆さんにしっかり届くんだ!と確信を持てたことは自信になりました。お客さんの前に立ち、生で表現する。その難しさと美しさ、充実感というものを初めて味わいました。ああ、舞台とはこういうものか!って。
――舞台の魅力とは。
舞台では約2時間の中で、そのキャラクターの人生を表現できる。自分が相手とキャッチボールして感じるものだったり、その日の体調や感情で感じることが変わっていく。その変化をすごく楽しめました。もちろんけいこを通してひとつ正解の形はできるけれど、どの公演も同じにはならない。その違いを繊細にキャッチしながら表現していくんです。 どれだけ同じことをやろうが、毎回幕が開いた瞬間から最後まで流れを止めてはいけない。流れが止まらなければ、また新しい発見があるのだと、日々の公演で感じました。
舞台の怖さは、生であることやお客さんが目の前にいることではありません。特に映像よりも怖いのは、馴れとマンネリ化。そこで大切なのは、自分から仕掛けること。より良い進化を目指して、今日はこうしてみようと毎回考えて工夫をするんですが、その努力をやめた途端に自分が地獄に落ちる(笑)。
■『奇跡を呼ぶ男』で目指すもの「今まで見たことがない!というような驚きを」
竹内は、偽の伝道師として嘘を重ねながら献金を集める男・ジョナスを演じる。
――2作目の舞台として『奇跡を呼ぶ男』。出演を決めたのは。
勘です(笑)。まず音楽に惹かれました。それから僕は今回が2作目の舞台で、コンスタントに舞台を経験されている方に比べるとまだまだ経験が浅い。今回僕が演じるジョナス・ナイチンゲールは伝道師のふりをして献金を集めるペテン師で、嘘を重ねている男です。そんな彼と、僕自身が5年ぶりの舞台で自分は本当にいけるのかどうなのか、というスリリングな感覚がリンクする気がして。嘘を本当のものにしていくという過程が面白いだろうと想像しています。
――現時点でジョナスにどんなイメージを描いていますか。
まずはジョナスを等身大の自分に引き寄せたいと思っています。それができたら本心から嘘をつけるのではないかと。
多分、ジョナスって99%嘘の世界に浸かっているけれど、どこかで自分の中にある1%の真実、光に対して希望を持っている気がします。その1%をバネに何とかはい上がろうとする、そんな彼の執念に人々は惹きつけられていくんじゃないかと。光のある場所に行きたいエネルギーは強いけれど、根はすごく弱い人間なんですよね。僕も日常でそんなことを感じたりすることもあるので、そこを上手く重ね合わせて、僕らしく演じたいなと思っています。
――音楽はゴスペルなどブラックミュージックの要素が強いと伺いました。
はい。僕は普段ブラックミュージックをよく聞くので、この音楽にはとても惹かれています。日本にはあまりないリズムなんですよね。だからこそ歌唱指導の先生のもと、キャスト陣でそのグルーヴ感をいち早くつかめたらと思っています。楽曲がすばらしいので、いじりすぎず、僕ら日本版キャストのフィルターを通してどう解釈できるのか。あのリズムがあるからこそ、この楽曲が魅力的なんだと思います。ブラックミュージックの魂のようなものを早く身体になじませたいですね。
――最後に、この舞台で目指したいことを教えてください。
千秋楽までやり遂げた後に、僕自身がどう変わっているのかを楽しみにしています。嘘を本当にするという奇跡!それが実際、舞台上で起きたときに、ジョナスとしてどんな光を掴めるのか。こういう作品は今まで見たことがない!というような驚きをお届けしたいです。ご覧いただいた皆さんの心に強く残り、頭から離れない、そんな作品を目指しています。ぜひ楽しみにしていてください!
インタビュー全文は、ホリプロステージにて掲載中。本作は、2026年4月4日から24日に東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演され、その後、大阪、福岡、愛知をめぐる。東京公演チケットは、最速抽選先行受付がスタートしている。
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■ミュージカル出演を決めた理由「絶対にチャレンジしたいと思っていました」 前作『17 AGAIN』で得たものとは
――『17 AGAIN』以来のミュージカル出演ですね。出演を決めた理由は。
初舞台だった『17 AGAIN』では2ヶ月間けいこをして本番を迎えました。キャストとスタッフが一丸となり、チームであり家族のような関係になって、51公演を完走しました。そこでは本当にさまざまな気づきがありましたね。自分に足りないところもあれば、ここはいけるなと思えた部分もあって。そして何より、僕はけいこが好きなんだということにも気づいたんです。だからいつかまた、自分のタイミングと合う作品があれば絶対にチャレンジしたいと思っていました。それがこの『奇跡を呼ぶ男』でした。
――『17 AGAIN』は振り返ってみて、どんな経験でしたか。
ひと言では言い表せないくらい、濃密な日々でした。身体の変化や使い方、自分の可能性に気づいたり、逆に苦手な部分を思い知らされたり。けいこから本番までの4ヶ月間、いろんなことが起きました。
自分の声が観客の皆さんにしっかり届くんだ!と確信を持てたことは自信になりました。お客さんの前に立ち、生で表現する。その難しさと美しさ、充実感というものを初めて味わいました。ああ、舞台とはこういうものか!って。
――舞台の魅力とは。
舞台では約2時間の中で、そのキャラクターの人生を表現できる。自分が相手とキャッチボールして感じるものだったり、その日の体調や感情で感じることが変わっていく。その変化をすごく楽しめました。もちろんけいこを通してひとつ正解の形はできるけれど、どの公演も同じにはならない。その違いを繊細にキャッチしながら表現していくんです。 どれだけ同じことをやろうが、毎回幕が開いた瞬間から最後まで流れを止めてはいけない。流れが止まらなければ、また新しい発見があるのだと、日々の公演で感じました。
舞台の怖さは、生であることやお客さんが目の前にいることではありません。特に映像よりも怖いのは、馴れとマンネリ化。そこで大切なのは、自分から仕掛けること。より良い進化を目指して、今日はこうしてみようと毎回考えて工夫をするんですが、その努力をやめた途端に自分が地獄に落ちる(笑)。
■『奇跡を呼ぶ男』で目指すもの「今まで見たことがない!というような驚きを」
竹内は、偽の伝道師として嘘を重ねながら献金を集める男・ジョナスを演じる。
――2作目の舞台として『奇跡を呼ぶ男』。出演を決めたのは。
勘です(笑)。まず音楽に惹かれました。それから僕は今回が2作目の舞台で、コンスタントに舞台を経験されている方に比べるとまだまだ経験が浅い。今回僕が演じるジョナス・ナイチンゲールは伝道師のふりをして献金を集めるペテン師で、嘘を重ねている男です。そんな彼と、僕自身が5年ぶりの舞台で自分は本当にいけるのかどうなのか、というスリリングな感覚がリンクする気がして。嘘を本当のものにしていくという過程が面白いだろうと想像しています。
――現時点でジョナスにどんなイメージを描いていますか。
まずはジョナスを等身大の自分に引き寄せたいと思っています。それができたら本心から嘘をつけるのではないかと。
多分、ジョナスって99%嘘の世界に浸かっているけれど、どこかで自分の中にある1%の真実、光に対して希望を持っている気がします。その1%をバネに何とかはい上がろうとする、そんな彼の執念に人々は惹きつけられていくんじゃないかと。光のある場所に行きたいエネルギーは強いけれど、根はすごく弱い人間なんですよね。僕も日常でそんなことを感じたりすることもあるので、そこを上手く重ね合わせて、僕らしく演じたいなと思っています。
――音楽はゴスペルなどブラックミュージックの要素が強いと伺いました。
はい。僕は普段ブラックミュージックをよく聞くので、この音楽にはとても惹かれています。日本にはあまりないリズムなんですよね。だからこそ歌唱指導の先生のもと、キャスト陣でそのグルーヴ感をいち早くつかめたらと思っています。楽曲がすばらしいので、いじりすぎず、僕ら日本版キャストのフィルターを通してどう解釈できるのか。あのリズムがあるからこそ、この楽曲が魅力的なんだと思います。ブラックミュージックの魂のようなものを早く身体になじませたいですね。
――最後に、この舞台で目指したいことを教えてください。
千秋楽までやり遂げた後に、僕自身がどう変わっているのかを楽しみにしています。嘘を本当にするという奇跡!それが実際、舞台上で起きたときに、ジョナスとしてどんな光を掴めるのか。こういう作品は今まで見たことがない!というような驚きをお届けしたいです。ご覧いただいた皆さんの心に強く残り、頭から離れない、そんな作品を目指しています。ぜひ楽しみにしていてください!
インタビュー全文は、ホリプロステージにて掲載中。本作は、2026年4月4日から24日に東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演され、その後、大阪、福岡、愛知をめぐる。東京公演チケットは、最速抽選先行受付がスタートしている。
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