エンタメ
2026-01-25 11:00
米国時間22日に発表された「第98回アカデミー賞」で、8部門9ノミネートを獲得したノルウェー映画『センチメンタル・バリュー』。その中で、助演女優賞にノミネートされたエル・ファニングは、自身初のアカデミー賞ノミネートとなった。
【動画】『センチメンタル・バリュー』予告編
本作は、「第94回アカデミー賞」で脚本賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされた『わたしは最悪。』(2021年)のヨアキム・トリアー監督の新作。オスロで俳優として活躍する主人公ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)と、家族を捨てて長年音信不通だった映画監督の父・グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみを共感たっぷりに描く。
エルが演じるのは、若くして成功を収めたハリウッド女優レイチェル・ケンプ。15年ぶりの復帰作に挑む名匠の新作映画に抜てきされ、複雑な過去を抱える一家の只中へと足を踏み入れていく。女優が“女優”を演じるという、キャリアの力量が問われる難役だ。
『わたしは最悪。』の世界的ヒット以来、いつかトリアー監督と仕事がしたいと願っていたエルにとって、本作のキャスティング候補として自分の名前が挙がっていることを知ったときの喜びはひとしおだったという。
さらに、脚本を初めて読んだ際に、トリアー監督がレイチェルというキャラクターを丁寧に描いていることに強く心を打たれたと明かしている。「レイチェルは大作に数多く出演し、世界的な名声を得てきたけれど、自分のキャリアに迷いを感じている」と、エル。輝く笑顔と明るいパブリックイメージで知られる彼女が、本作で見せるのは、静かな葛藤と繊細な感情の揺らぎ。子役時代から培ってきたキャリアの中でも、一皮むけた新境地と言える演技だ。
本作の撮影で初めてノルウェー・オスロを訪れたエルは、同時期にグローバルヒットとなった『プレデター:バッドランド』の撮影にも参加していた。「オスロでリハーサルをした後に、ニュージーランドで『プレデター:バッドランド』を撮影し、さらにフランスのドーヴィルに行って(本作の)海辺のシーンを撮った」と、驚きの過密スケジュールの中で、振り幅の大きな役柄に挑んでいたことを明かしている。
その選択が、アカデミー賞ノミネートという形で結実した今、本作は彼女のフィルモグラフィーにおける重要な転換点となりそうだ。
本作は、NEON配給にて北米でもヒットを記録し、先日発表された「第83回ゴールデン・グローブ賞」ではステラン・スカルスガルドが助演男優賞を受賞。「第38回ヨーロッパ映画賞」では6部門の最多受賞を果たし、賞レースで快進撃をみせている。
「第98回アカデミー賞」では、作品賞のほか、トリアー監督は監督賞に初ノミネート。『わたしは最悪。』に続き2度目の脚本賞と国際長編映画賞にも名乗りをあげた。主人公ノーラを演じたレナーテ・レインスヴェは自身初のアカデミー賞ノミネートで主演女優賞候補に。エルとともに、ノーラの妹アグネス役のインガ・イブスドッテル・リッレオースも助演女優賞にノミネートされている。スカルスガルドは98回の歴史を持つアカデミー賞において、外国語映画から初めて助演男優賞にノミネートされた。さらに、編集賞にもノミネートされている。
日本では、ギャガが新設したアートハウス映画レーベル「NOROSHI」の第一弾作品として、2月20日から劇場公開が予定されている。世界の映画賞レースを賑わせている本作を、米国時間15日夜(日本時間16日午前)に開催される「第98回アカデミー賞」授賞式を前に、ぜひスクリーンでチェックしておきたい。
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エルが演じるのは、若くして成功を収めたハリウッド女優レイチェル・ケンプ。15年ぶりの復帰作に挑む名匠の新作映画に抜てきされ、複雑な過去を抱える一家の只中へと足を踏み入れていく。女優が“女優”を演じるという、キャリアの力量が問われる難役だ。
『わたしは最悪。』の世界的ヒット以来、いつかトリアー監督と仕事がしたいと願っていたエルにとって、本作のキャスティング候補として自分の名前が挙がっていることを知ったときの喜びはひとしおだったという。
さらに、脚本を初めて読んだ際に、トリアー監督がレイチェルというキャラクターを丁寧に描いていることに強く心を打たれたと明かしている。「レイチェルは大作に数多く出演し、世界的な名声を得てきたけれど、自分のキャリアに迷いを感じている」と、エル。輝く笑顔と明るいパブリックイメージで知られる彼女が、本作で見せるのは、静かな葛藤と繊細な感情の揺らぎ。子役時代から培ってきたキャリアの中でも、一皮むけた新境地と言える演技だ。
本作の撮影で初めてノルウェー・オスロを訪れたエルは、同時期にグローバルヒットとなった『プレデター:バッドランド』の撮影にも参加していた。「オスロでリハーサルをした後に、ニュージーランドで『プレデター:バッドランド』を撮影し、さらにフランスのドーヴィルに行って(本作の)海辺のシーンを撮った」と、驚きの過密スケジュールの中で、振り幅の大きな役柄に挑んでいたことを明かしている。
その選択が、アカデミー賞ノミネートという形で結実した今、本作は彼女のフィルモグラフィーにおける重要な転換点となりそうだ。
本作は、NEON配給にて北米でもヒットを記録し、先日発表された「第83回ゴールデン・グローブ賞」ではステラン・スカルスガルドが助演男優賞を受賞。「第38回ヨーロッパ映画賞」では6部門の最多受賞を果たし、賞レースで快進撃をみせている。
「第98回アカデミー賞」では、作品賞のほか、トリアー監督は監督賞に初ノミネート。『わたしは最悪。』に続き2度目の脚本賞と国際長編映画賞にも名乗りをあげた。主人公ノーラを演じたレナーテ・レインスヴェは自身初のアカデミー賞ノミネートで主演女優賞候補に。エルとともに、ノーラの妹アグネス役のインガ・イブスドッテル・リッレオースも助演女優賞にノミネートされている。スカルスガルドは98回の歴史を持つアカデミー賞において、外国語映画から初めて助演男優賞にノミネートされた。さらに、編集賞にもノミネートされている。
日本では、ギャガが新設したアートハウス映画レーベル「NOROSHI」の第一弾作品として、2月20日から劇場公開が予定されている。世界の映画賞レースを賑わせている本作を、米国時間15日夜(日本時間16日午前)に開催される「第98回アカデミー賞」授賞式を前に、ぜひスクリーンでチェックしておきたい。
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