
食道がんのため死去した、ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさん。
パートナーで俳優の池田有希子さんが自身のインスタグラムを更新し、最愛の人への想いを綴っています。
【 池田有希子さん インスタグラムより引用 】
皆様へ。
私のパートナー、モーリー・ロバートソンが亡くなりました。
生前お世話になった皆様へ故人に代わり心より感謝申し上げます。
昨年8月に食道癌の診断を受け、治療を開始しました。肝臓にも転移していましたが、体調の良い時期には外でお茶を飲んだりお散歩したりを日課に過ごしました。昨年のクリスマスディナーと今年のおせち料理をじっくり味わいながら食べました。生まれて初めて朝ごはんを作って、私を稽古に送り出してくれました。上手に目玉焼きをお皿に移せるようになった頃、ぱったり食欲を失い、吐き気で水分補給も難しくなり再入院、積極的治療をせず緩和に移行しましょうと話し合った矢先の急変でした。
私が病室に泊まり込むことにした初日の夜に急に息が荒くなりました。ずっと耳元で呼びかけながら、荒い息が静かな小さい呼吸になり、その間隔が徐々に開いていき、砂粒が手のひらからこぼれ落ちるように魂が肉体から離れてゆく最期の瞬間を見届けました。
あっけなく、腹の立つほど儚い。
それからは怒涛の忙しなさを家族と仲間に支えられながら、一つずつやるべきことをこなし、過ごしています。人生の大事な瞬間というのはいつもリハなしゲネプロなしのぶっつけ本番ですね。人生初の喪主という役割を、皆のサポートにたよりながら本番一発勝負でなんとか終えました。
今こうやって文章を書いていて、悲しさの波の中で少しずつ息継ぎをするタイミングを見つけられてる、ような気がする。
冷蔵庫にモーリーの飲みかけのバヤリースを見つけた時、携帯のアルバムが自動でモーリーの元気だった頃の写真をおすすめして来る時、不意打ちの寂寥感に崩れそうになります。今までの自分の鈍感さが恥ずかしい。悲嘆の浅瀬で分かったふりをしていた自分を張り倒したい。そういう意味では、私は役者でいることで助けられているのだな、この経験が無駄ではないのだから。もう前の自分には戻れない。恐怖と悲しみと厳かさと責任感と…色々な思いが束になって心が忙しい。
最後に、モーリーを手厚く診察治療してくださった広尾・日赤医療センターの先生方、医療従事者の皆様。モーリーが食欲のない時でも口にできた唯一の食べ物、ガリガリ君。モーリーに生きる希望を与えてくれた全ての人、もの、音、光に、感謝を。
私の最愛の人でした。
モーリーといた20年間、幸せでした。
心からありがとう。
池田有希子
【 モーリー・ロバートソンさん プロフィール ※公式サイトより引用※ 】
広島を始め、日米双方の教育を受け富山県高岡高校卒業したのち、1981年に東京大学とハーバード大学に同時合格する。日本語で受験したアメリカ人としてはおそらく初めての合格者。
東京大学、ハーバード大学に加え、MIT、スタンフォード大学、UCバークレー、プリンストン大学、エール大学にも同時合格。
東京大学を1学期で退学し、ハーバード大学に入学。電子音楽とアニメーションを専攻。アナログ・シンセサイザーの世界的な権威に師事。
1988年にハーバード大学を卒業。卒業制作は音と映像のモンタージュ作品。
1984年、在学中に自叙伝「よくひとりぼっちだった」を文藝春秋社から刊行、5万部を超えるベスト・セラーとなる。
1991年に続編「ハーバードマン−続・よくひとりぼっちだった」を発表。
1991年から1998年までJ-WAVEの深夜番組「Across The View」のパーソナリティーをつとめ、伝説を残した。
2001年「情熱大陸」でフィーチャー。
2005年以降ポッドキャストのパイオニアとなり、ネットでラジオ番組「i-morley」を配信。ニフティ社から「Podcasting Award」を受賞。
2007年に中国のチベット・ウイグル自治区に旅行し、現地から生放送を行った。
2012年からMXTV「ゴールデン・アワー」「ニッポン・ダンディ」や、NHK「ただイマ!」などにレギュラー出演。Block.FMの番組でトークとクラブDJの双方を行う。
2014年5月からニコニコ生放送で配信開始、10月からBSスカパー!「ニュースザップ」レギュラー出演。
2015年2月から集英社「週刊プレイボーイ ニュース」にコラム連載、4月からNHK総合「所さん大変ですよ!」にレギュラー出演。
2016年4月からフジテレビ「ユアタイム〜あなたの時間〜」にレギュラー出演。
2017年10月から日本テレビ「スッキリ」に木曜レギュラー出演。関西テレビ「報道ランナー」、富山テレビ「富山いかがdeSHOW」、block.fm「Morley Robertson Show」など多くの番組にレギュラー出演。
2017年、書籍「挑発的ニッポン革命論」「悪くあれ!窒息ニッポン 自由に生きる思考法」刊行。
2018年、富山県氷見市 観光親善大使「きときと魚大使」に任命。
2018年、内閣府「COOL JAPAN」官民連携プラットフォーム総会 登壇。
2021年〜、富山県氷見市 政策参与 任命。
2021年、NHK大河ドラマ「青天を衝け」マシュー・ペリー役として出演。
【担当:芸能情報ステーション】
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