エンタメ
2026-02-10 23:00
俳優の志田未来が主演する、TBS系火曜ドラマ『未来のムスコ』(毎週火曜 後10:00)。“まーくん”候補の一人で、未来も所属する劇団「アルバトロス」の若手劇団員・矢野真を演じる兵頭功海にインタビュー。第5話で描かれた真の告白について、「好きって、すごく素敵だなと思えた」と語る兵頭は、クールでミステリアスという設定に向き合いながら、撮影現場での対話を重ねて役を形づくってきた。本作への反響から、告白シーンの裏側、そして第6話で迎える大きな転機までを語ってもらった。
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■キャラクターの“体温”を感じた、原作と脚本の魅力
――兵頭さんの元には、どんな反響が届いていますか?
第1話の、真が未来さんにカイロを渡すシーンは「さりげなくて良かった」「身長差が良かった」といったコメントをいただきました。それに加えて、応援してくださっている方々が「素敵なドラマに出られて良かったね」と、いろいろな形で伝えてくれています。
業界の方や『下剋上球児』(2023年)でご一緒した方からも連絡をもらっていて、すごく反響を感じています。
僕も実際に第1話を見て、未来さんが自動販売機の前で感情を吐き出す長回しのシーンや、第1話のラストで未来さんと颯太が抱きしめ合う場面など、素敵だなと感じました。
――本作の脚本や原作を読んだ感想を教えてください。
出演が決まった時に原作を全て読ませていただいて、それぞれのキャラクターの体温を感じるような、そんな優しい物語だなと思いました。その空気感を、どれだけドラマに落とし込めるのか、どういうお芝居ができるのかなと考えました。
脚本も、原作へのリスペクトがありつつ、劇団員それぞれのキャラクターがより引き立つように描かれていて、読んでいてとてもワクワクしました。演じる側としても、すごく楽しい脚本だなと感じています。
■若手劇団員・矢野真を形づくるために重ねた準備と対話
――矢野真はどのような人物でしょう?
未来さんと(塩野瑛久が演じる吉沢)将生さんと同じ劇団に所属している、未来さんの後輩を演じています。設定としてはクールでミステリアスな性格。ただ、そこにとらわれ過ぎてしまうと、劇団のみんなが楽しくしているシーンで浮いてしまうのかなと思っていて。実際に演じている感覚としては、劇団のみんなといる時はよく笑いますし。「こういう人間です」と一言で言い切りにくい、いろいろな面を持った人物だなと思いながら、日々向き合っています。
特に前半は「クールって何なんだろう」「ミステリアスってどういうことなんだろう」と考えながら演じていました。監督さんやプロデューサーさんが本当に丁寧に話してくださるので、しっかりコミュニケーションを取りながら作っていった感覚があります。
――劇団員役を演じるにあたって、事前に準備されたことはありますか?
戦隊シリーズに出演していた時にヒーローショーで舞台に立った経験はありますが、あまり舞台になじみがないので、舞台に出演している方々にお話を聞いたり、行ける時には実際に観劇しに行きました。
一言で舞台といっても幅が広い中で、劇団「アルバトロス」はわりとコアな劇団だと思うので、ドラマに入る前にスタッフさんからいただいた資料をしっかり読み込みました。どういう劇団を参考にしているのか、そして「ザ・スズナリ」(東京都世田谷区下北沢にある小劇場演劇専用の劇場)という場所で舞台を上演する意味についても、北山(航役の板倉武志)さんや(難波なうが演じる梅林)貴子さんに話を聞きながら、「なるほど、スズナリに立つまでにこういう経験が必要なんだな」と、演じながら理解していきました。
■第5話の告白シーンに込めた“好き”の感覚
――第3話では、真が未来をきっかけに劇団に入り、芝居にのめり込んでいったことが明かされました。ご自身が俳優を続ける中で重なる部分はありますか?
真のセリフに、「敷かれたレールを進む人生を送っていた」という言葉がありますが、僕自身は小学校から高校3年生まで、ずっと野球をやっていました。誰かに決められたわけではないですが、当たり前のように大学、そしてその先のプロ野球を目指す道を選んでいて、それが自分の中では決まった人生だったんです。
そこから母の一言をきっかけに自分自身を見つめ直して、そのレールを一度壊したという意味では、通じる部分があるのかなと思いました。
真にとって、そのきっかけが未来さんだったということを考えると、その相手に対する思いはすごく大きいんだろうなと感じながら、演じました。
――ここまでの撮影で印象に残っているエピソードは?
第5話の告白シーンは、特に印象に残っています。後輩として、そして憧れの人であり、劇団に入るきっかけになった人に告白する。その行為自体が、真にとってもすごく緊張することなんじゃないかなと。緊張しながらも、バシッと伝えたいのかもしれない。いろいろと考えながら臨みました。
このシーンでは、監督の井村(太一)さんから「コーヒーを飲んでいる未来さんの姿を見て、コーヒーが好きなのと同じように、未来さんも好きだなと感じる、そんな“好き”がいいです」とリクエストをいただいたんです。
その言葉が、僕の中ですごく腑(ふ)に落ちて。自分が入れたコーヒーを好きな人が飲んでいる姿を見て、「好きだな」と自然に言葉が出る感覚って、今まであまり想像したことがなかったですが、その説明がすごく印象に残りました。
しっかりというより、じんわりという「好き」も、すごく素敵だなと思えたシーンでした。
■志田未来、天野優と過ごす温かな撮影現場
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
劇団のシーンが多いのですが、撮影現場は本当に明るいです。稽古場のセットにみんなで集まって撮影することが多いので、しゃべったり、わちゃわちゃしています。すごく楽しいですし、既に終わるのが嫌だなと思っていて。もっとみんなで撮影したいですし、できることなら、実際にみんなで舞台に立ってみたいという思いもあります。
――志田さんの印象を教えてください。
とてもナチュラルな方だと思います。自然体でいながら、颯太に対しても、僕らに対しても、スタッフさんに対しても、距離の取り方がすごく上品なんです。すごく仲が良い空気感もありつつ、しっかり「仕事の現場」という雰囲気を保ってくださっていて、見習うところが本当に多いなと日々感じています。
――優くんの印象は?
撮影現場で接していて、「本当に魅力的な子だな」と感じています。普段から「スターになりそうだね」と話すことがあるのですが、それも含めて、自然とそう思わせてくれる存在というか。一緒に作品を作る中で、僕自身も刺激をもらっています。
ここまでの放送を見て、「この子はきっと輝いていくんだろうな」と素直に感じました。同じ表現者として、負けないように自分も頑張らなきゃと思わされます。
普段は無邪気で明るくて、撮影現場の空気を和ませてくれる存在ですし、その魅力は映像を通して視聴者の方にも伝わっているはず。これから物語が進む中で、さらにいろいろな表情が見えてくるのが楽しみです。
■第6話で描かれる、真の大きな転機
――第6話の見どころを交えて、視聴者の方へメッセージをお願いします。
第6話は、真にとってすごく大きな回です。原作を読んでいても、「こんな展開になるんだ」と僕自身が驚くような内容ばかり。クールでミステリアスな後輩として、未来さんをきっかけに劇団に入ってきた真ですが、いい意味で第6話でその全てが一度壊れるような感覚があります。
これまで真として生きてきて、自分自身が感じたことのない感情や、見せたことのない表情を出している感覚も。「本当は真って、こんな人間だったのか」と、新しい一面を見てもらえるんじゃないかなと思います。
「真、頑張れ!」と応援してもらえたらうれしいなと思いながら、監督やプロデューサーさんと話し合って演じているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。
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■キャラクターの“体温”を感じた、原作と脚本の魅力
――兵頭さんの元には、どんな反響が届いていますか?
第1話の、真が未来さんにカイロを渡すシーンは「さりげなくて良かった」「身長差が良かった」といったコメントをいただきました。それに加えて、応援してくださっている方々が「素敵なドラマに出られて良かったね」と、いろいろな形で伝えてくれています。
業界の方や『下剋上球児』(2023年)でご一緒した方からも連絡をもらっていて、すごく反響を感じています。
僕も実際に第1話を見て、未来さんが自動販売機の前で感情を吐き出す長回しのシーンや、第1話のラストで未来さんと颯太が抱きしめ合う場面など、素敵だなと感じました。
――本作の脚本や原作を読んだ感想を教えてください。
出演が決まった時に原作を全て読ませていただいて、それぞれのキャラクターの体温を感じるような、そんな優しい物語だなと思いました。その空気感を、どれだけドラマに落とし込めるのか、どういうお芝居ができるのかなと考えました。
脚本も、原作へのリスペクトがありつつ、劇団員それぞれのキャラクターがより引き立つように描かれていて、読んでいてとてもワクワクしました。演じる側としても、すごく楽しい脚本だなと感じています。
■若手劇団員・矢野真を形づくるために重ねた準備と対話
――矢野真はどのような人物でしょう?
未来さんと(塩野瑛久が演じる吉沢)将生さんと同じ劇団に所属している、未来さんの後輩を演じています。設定としてはクールでミステリアスな性格。ただ、そこにとらわれ過ぎてしまうと、劇団のみんなが楽しくしているシーンで浮いてしまうのかなと思っていて。実際に演じている感覚としては、劇団のみんなといる時はよく笑いますし。「こういう人間です」と一言で言い切りにくい、いろいろな面を持った人物だなと思いながら、日々向き合っています。
特に前半は「クールって何なんだろう」「ミステリアスってどういうことなんだろう」と考えながら演じていました。監督さんやプロデューサーさんが本当に丁寧に話してくださるので、しっかりコミュニケーションを取りながら作っていった感覚があります。
――劇団員役を演じるにあたって、事前に準備されたことはありますか?
戦隊シリーズに出演していた時にヒーローショーで舞台に立った経験はありますが、あまり舞台になじみがないので、舞台に出演している方々にお話を聞いたり、行ける時には実際に観劇しに行きました。
一言で舞台といっても幅が広い中で、劇団「アルバトロス」はわりとコアな劇団だと思うので、ドラマに入る前にスタッフさんからいただいた資料をしっかり読み込みました。どういう劇団を参考にしているのか、そして「ザ・スズナリ」(東京都世田谷区下北沢にある小劇場演劇専用の劇場)という場所で舞台を上演する意味についても、北山(航役の板倉武志)さんや(難波なうが演じる梅林)貴子さんに話を聞きながら、「なるほど、スズナリに立つまでにこういう経験が必要なんだな」と、演じながら理解していきました。
■第5話の告白シーンに込めた“好き”の感覚
――第3話では、真が未来をきっかけに劇団に入り、芝居にのめり込んでいったことが明かされました。ご自身が俳優を続ける中で重なる部分はありますか?
真のセリフに、「敷かれたレールを進む人生を送っていた」という言葉がありますが、僕自身は小学校から高校3年生まで、ずっと野球をやっていました。誰かに決められたわけではないですが、当たり前のように大学、そしてその先のプロ野球を目指す道を選んでいて、それが自分の中では決まった人生だったんです。
そこから母の一言をきっかけに自分自身を見つめ直して、そのレールを一度壊したという意味では、通じる部分があるのかなと思いました。
真にとって、そのきっかけが未来さんだったということを考えると、その相手に対する思いはすごく大きいんだろうなと感じながら、演じました。
――ここまでの撮影で印象に残っているエピソードは?
第5話の告白シーンは、特に印象に残っています。後輩として、そして憧れの人であり、劇団に入るきっかけになった人に告白する。その行為自体が、真にとってもすごく緊張することなんじゃないかなと。緊張しながらも、バシッと伝えたいのかもしれない。いろいろと考えながら臨みました。
このシーンでは、監督の井村(太一)さんから「コーヒーを飲んでいる未来さんの姿を見て、コーヒーが好きなのと同じように、未来さんも好きだなと感じる、そんな“好き”がいいです」とリクエストをいただいたんです。
その言葉が、僕の中ですごく腑(ふ)に落ちて。自分が入れたコーヒーを好きな人が飲んでいる姿を見て、「好きだな」と自然に言葉が出る感覚って、今まであまり想像したことがなかったですが、その説明がすごく印象に残りました。
しっかりというより、じんわりという「好き」も、すごく素敵だなと思えたシーンでした。
■志田未来、天野優と過ごす温かな撮影現場
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
劇団のシーンが多いのですが、撮影現場は本当に明るいです。稽古場のセットにみんなで集まって撮影することが多いので、しゃべったり、わちゃわちゃしています。すごく楽しいですし、既に終わるのが嫌だなと思っていて。もっとみんなで撮影したいですし、できることなら、実際にみんなで舞台に立ってみたいという思いもあります。
――志田さんの印象を教えてください。
とてもナチュラルな方だと思います。自然体でいながら、颯太に対しても、僕らに対しても、スタッフさんに対しても、距離の取り方がすごく上品なんです。すごく仲が良い空気感もありつつ、しっかり「仕事の現場」という雰囲気を保ってくださっていて、見習うところが本当に多いなと日々感じています。
――優くんの印象は?
撮影現場で接していて、「本当に魅力的な子だな」と感じています。普段から「スターになりそうだね」と話すことがあるのですが、それも含めて、自然とそう思わせてくれる存在というか。一緒に作品を作る中で、僕自身も刺激をもらっています。
ここまでの放送を見て、「この子はきっと輝いていくんだろうな」と素直に感じました。同じ表現者として、負けないように自分も頑張らなきゃと思わされます。
普段は無邪気で明るくて、撮影現場の空気を和ませてくれる存在ですし、その魅力は映像を通して視聴者の方にも伝わっているはず。これから物語が進む中で、さらにいろいろな表情が見えてくるのが楽しみです。
■第6話で描かれる、真の大きな転機
――第6話の見どころを交えて、視聴者の方へメッセージをお願いします。
第6話は、真にとってすごく大きな回です。原作を読んでいても、「こんな展開になるんだ」と僕自身が驚くような内容ばかり。クールでミステリアスな後輩として、未来さんをきっかけに劇団に入ってきた真ですが、いい意味で第6話でその全てが一度壊れるような感覚があります。
これまで真として生きてきて、自分自身が感じたことのない感情や、見せたことのない表情を出している感覚も。「本当は真って、こんな人間だったのか」と、新しい一面を見てもらえるんじゃないかなと思います。
「真、頑張れ!」と応援してもらえたらうれしいなと思いながら、監督やプロデューサーさんと話し合って演じているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。
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