エンタメ
2026-05-30 08:00
『孤独のグルメ』(作:久住昌之)、『神々の山嶺』(作:夢枕獏)などで知られる漫画家・谷口ジローの名作漫画『遥かな町へ』が実写映画化され、10月9日より全国公開されることが決定した。主演は大谷亮平。“ミッドライフ・クライシス(中年の危機)”を迎えた中年男性を体現した。あわせて予告編、ポスタービジュアル、場面写真11点が一挙解禁された。
【動画】映画『遥かな町へ』予告映像
原作は、谷口が1998年に発表した同名漫画。谷口が、自身のオリジナルストーリーによって描き上げ、フランスのアングレーム国際漫画祭をはじめ世界各国で高い評価を獲得。2010年にはルクセンブルク、フランス、ドイツによる合作映画として実写化されたが、日本人キャスト・スタッフによる映画化は今回が初となる。
物語の主人公は48歳の建築デザイナー・中原博史。仕事の出張帰りにふと故郷・鳥取の倉吉を訪れる。墓参りを済ませた帰路、なぜか彼は1963年の町へと迷い込み、“14歳の自分の身体”に戻ってしまう。だが意識は48歳のまま。彼は思春期の少年として、再び家族や初恋の記憶と向き合うことになる。
そこには若き日の母や妹、祖母、そして後に失踪する父の姿があった。友人や初恋の相手との再会を果たしながら、博史は自らの人生の選択と向き合っていく。
1963年に生きる14歳の博史役にはオーディションで抜てきされた及川桃利、博史の初恋の相手・長瀬智子役には磯谷萌々子が起用された。さらに博史の両親役として滝藤賢一と戸田菜穂が出演する。
脚本と監督は、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』、『たたら侍』、『高津川』など、地域に根ざした物語を通して、そこに住む人々の心の交流を描き続けてきた錦織良成。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスを発揮している。
撮影は昭和30年代の面影を残す鳥取県倉吉市で行われた。三池崇史監督や香港のイー・トンシン監督とのタッグで知られる撮影の北信康が、懐かしい味わいと慕情にあふれる光景をカメラに収めた。
解禁された予告編では、博史が昭和38年の故郷へ迷い込み、14歳の自分として家族や友人と再会する様子が映し出される。一方で、父が家を出る運命の日が迫っていることを知った博史は、「今の私なら父を止めることができるかもしれない」と考え、両親と改めて向き合うことを決意する。
解禁された予告編では、博史が昭和38年の故郷・鳥取県倉吉にタイムスリップし、14歳の姿になってしまう場面から始まる。そこには洋裁店を営む父の姿があり、懐かしい日常が広がっていた。家族との団らん、友人やクラスのマドンナとの再会を果たす一方で、過去の出来事が少しずつ書き換えられていく。
そんな中、父が失踪する日が間もなく迫っていることに気付いた博史は、「今の私なら、父を止めることができるかもしれない」と考え、当時の父や母と向き合うことを決意する。両親はどんな想いを秘めていたのか。人生における<幸せ>とは何かを問いかける余韻とともに、物語の行方に期待が高まる映像となっている。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、「1963年――14歳の“あの日”が甦る」というコピーが添えられ、かつて運転されていた蒸気機関車と、昔ながらの町並みが息づく故郷・倉吉を訪れた主人公の博史の姿を背景に、自転車で駆ける若かりし博史がレイアウトされたもの。昭和の記憶を呼び起こし、郷愁を誘うビジュアルに仕上がっている。
大谷は、「父と母の気持ち、自分が今の歳になったからこそより沁みる物語でした」と原作への思いを語り、「倉吉の方々にたくさんの応援をいただき、楽しみに待ってくださっている方々に喜んでいただける作品になればと大切に取り組みました」と撮影を振り返った。
■出演者のコメント
▼大谷亮平
まずこの作品に携われた事、非常に嬉しく思っています。倉吉の空気の澄んだのどかな街並みでの撮影は素晴らしいものでした。
原作はとても面白く非日常である事をすっかり忘れさせてくれるロマンのあるお話。父と母の気持ち、自分が今の歳になったからこそより沁みる物語でした。
倉吉の方々にたくさんの応援をいただき、現地で皆さんの表情を見て楽しみに待って下さっている方々に喜んでいただける作品になればと大切に取り組みました。ぜひ公開を楽しみにしていただければうれしいです。
▼及川桃利
主演の大谷亮平さん演じる中原博史がタイムスリップした際の、14歳の博史を演じました及川桃利です。
原作を読んだ時から「この役は絶対に誰にも渡さない」という強い思いでオーディションに臨みました。
心は48歳という難しい役に悩むこともありましたが、錦織良成監督が丁寧に導いてくださり、最後まで役と向き合うことができました。
多くの方の想いが詰まった温かい作品です。
皆様に届く日を心から楽しみにしています。
▼磯谷萌々子
倉吉の街並みがとても印象的で、昭和38年の時代に本当に入り込んだような感覚になりました。
撮影ではたくさんの初めてを経験し、不安や緊張もありましたが、倉吉の方々やスタッフ・キャストの皆さんが温かく接してくださり、たくさんの応援をいただき、安心して撮影に臨むことができました。この作品に携わることができて本当に幸せです。
ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです!
▼戸田菜穂
蝶の羽ばたきによって運命が変わる。
そうかもしれない。
けれど、運命など考える余地もなく必死に生きた女性が確かにいた。
そのことだけを大切に演じました。
映画への深い愛の錦織監督と出演者それぞれが、役に惚れ込みひたむきに挑んだ情熱、そしてこの作品に並ではない尽力を注いでくださった全ての方と織りなした一編の尊い映画。
この『遥かな町へ』が、あなたの蝶の羽ばたきになりますように。
▼滝藤賢一
谷口ジロー先生の『遥かな町へ』を錦織監督が撮られるというお話しをいただいた時は、参加させていただける喜びと同時に、俳優の運を全て使ってしまったのではないかと恐怖を感じ、“冷静に冷静に“と自分に言い聞かせました(笑)。
倉吉での1か月の撮影は、まるで物語の登場人物のように現実離れした体験でした。
白壁土蔵はタイムスリップしたかと思わせてくれる美しい街並みで、役を生きるのに大きな助けとなり、遥かな町へという世界観を信じさせてくれました。
素晴らしい環境を与えていただきましたので、作品、役のことを考えるというよりは、倉吉の空気を吸うこと、山から湧き出る水を飲むこと、倉吉の方々とお話しさせていただくことを大切にしたように思います。
役を生きるとはこういうことかもしれないと、これからの俳優人生に多大な影響を与えてくれた作品です。
及川桃利君、戸田菜穂さんはじめキャストの方々が漫画のキャラクターが飛び出してきたと思うぐらいそっくりでしたので、漫画の世界に生きているような稀有な経験でした。
そして、我々を温かく迎え入れてくれた倉吉の方々には、本当に感謝しております。この映画が倉吉から世界へ羽ばたき、倉吉の魅力が世界中に伝わることを切に願っております。
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原作は、谷口が1998年に発表した同名漫画。谷口が、自身のオリジナルストーリーによって描き上げ、フランスのアングレーム国際漫画祭をはじめ世界各国で高い評価を獲得。2010年にはルクセンブルク、フランス、ドイツによる合作映画として実写化されたが、日本人キャスト・スタッフによる映画化は今回が初となる。
物語の主人公は48歳の建築デザイナー・中原博史。仕事の出張帰りにふと故郷・鳥取の倉吉を訪れる。墓参りを済ませた帰路、なぜか彼は1963年の町へと迷い込み、“14歳の自分の身体”に戻ってしまう。だが意識は48歳のまま。彼は思春期の少年として、再び家族や初恋の記憶と向き合うことになる。
そこには若き日の母や妹、祖母、そして後に失踪する父の姿があった。友人や初恋の相手との再会を果たしながら、博史は自らの人生の選択と向き合っていく。
1963年に生きる14歳の博史役にはオーディションで抜てきされた及川桃利、博史の初恋の相手・長瀬智子役には磯谷萌々子が起用された。さらに博史の両親役として滝藤賢一と戸田菜穂が出演する。
脚本と監督は、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』、『たたら侍』、『高津川』など、地域に根ざした物語を通して、そこに住む人々の心の交流を描き続けてきた錦織良成。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスを発揮している。
撮影は昭和30年代の面影を残す鳥取県倉吉市で行われた。三池崇史監督や香港のイー・トンシン監督とのタッグで知られる撮影の北信康が、懐かしい味わいと慕情にあふれる光景をカメラに収めた。
解禁された予告編では、博史が昭和38年の故郷へ迷い込み、14歳の自分として家族や友人と再会する様子が映し出される。一方で、父が家を出る運命の日が迫っていることを知った博史は、「今の私なら父を止めることができるかもしれない」と考え、両親と改めて向き合うことを決意する。
解禁された予告編では、博史が昭和38年の故郷・鳥取県倉吉にタイムスリップし、14歳の姿になってしまう場面から始まる。そこには洋裁店を営む父の姿があり、懐かしい日常が広がっていた。家族との団らん、友人やクラスのマドンナとの再会を果たす一方で、過去の出来事が少しずつ書き換えられていく。
そんな中、父が失踪する日が間もなく迫っていることに気付いた博史は、「今の私なら、父を止めることができるかもしれない」と考え、当時の父や母と向き合うことを決意する。両親はどんな想いを秘めていたのか。人生における<幸せ>とは何かを問いかける余韻とともに、物語の行方に期待が高まる映像となっている。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、「1963年――14歳の“あの日”が甦る」というコピーが添えられ、かつて運転されていた蒸気機関車と、昔ながらの町並みが息づく故郷・倉吉を訪れた主人公の博史の姿を背景に、自転車で駆ける若かりし博史がレイアウトされたもの。昭和の記憶を呼び起こし、郷愁を誘うビジュアルに仕上がっている。
大谷は、「父と母の気持ち、自分が今の歳になったからこそより沁みる物語でした」と原作への思いを語り、「倉吉の方々にたくさんの応援をいただき、楽しみに待ってくださっている方々に喜んでいただける作品になればと大切に取り組みました」と撮影を振り返った。
■出演者のコメント
▼大谷亮平
まずこの作品に携われた事、非常に嬉しく思っています。倉吉の空気の澄んだのどかな街並みでの撮影は素晴らしいものでした。
原作はとても面白く非日常である事をすっかり忘れさせてくれるロマンのあるお話。父と母の気持ち、自分が今の歳になったからこそより沁みる物語でした。
倉吉の方々にたくさんの応援をいただき、現地で皆さんの表情を見て楽しみに待って下さっている方々に喜んでいただける作品になればと大切に取り組みました。ぜひ公開を楽しみにしていただければうれしいです。
▼及川桃利
主演の大谷亮平さん演じる中原博史がタイムスリップした際の、14歳の博史を演じました及川桃利です。
原作を読んだ時から「この役は絶対に誰にも渡さない」という強い思いでオーディションに臨みました。
心は48歳という難しい役に悩むこともありましたが、錦織良成監督が丁寧に導いてくださり、最後まで役と向き合うことができました。
多くの方の想いが詰まった温かい作品です。
皆様に届く日を心から楽しみにしています。
▼磯谷萌々子
倉吉の街並みがとても印象的で、昭和38年の時代に本当に入り込んだような感覚になりました。
撮影ではたくさんの初めてを経験し、不安や緊張もありましたが、倉吉の方々やスタッフ・キャストの皆さんが温かく接してくださり、たくさんの応援をいただき、安心して撮影に臨むことができました。この作品に携わることができて本当に幸せです。
ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです!
▼戸田菜穂
蝶の羽ばたきによって運命が変わる。
そうかもしれない。
けれど、運命など考える余地もなく必死に生きた女性が確かにいた。
そのことだけを大切に演じました。
映画への深い愛の錦織監督と出演者それぞれが、役に惚れ込みひたむきに挑んだ情熱、そしてこの作品に並ではない尽力を注いでくださった全ての方と織りなした一編の尊い映画。
この『遥かな町へ』が、あなたの蝶の羽ばたきになりますように。
▼滝藤賢一
谷口ジロー先生の『遥かな町へ』を錦織監督が撮られるというお話しをいただいた時は、参加させていただける喜びと同時に、俳優の運を全て使ってしまったのではないかと恐怖を感じ、“冷静に冷静に“と自分に言い聞かせました(笑)。
倉吉での1か月の撮影は、まるで物語の登場人物のように現実離れした体験でした。
白壁土蔵はタイムスリップしたかと思わせてくれる美しい街並みで、役を生きるのに大きな助けとなり、遥かな町へという世界観を信じさせてくれました。
素晴らしい環境を与えていただきましたので、作品、役のことを考えるというよりは、倉吉の空気を吸うこと、山から湧き出る水を飲むこと、倉吉の方々とお話しさせていただくことを大切にしたように思います。
役を生きるとはこういうことかもしれないと、これからの俳優人生に多大な影響を与えてくれた作品です。
及川桃利君、戸田菜穂さんはじめキャストの方々が漫画のキャラクターが飛び出してきたと思うぐらいそっくりでしたので、漫画の世界に生きているような稀有な経験でした。
そして、我々を温かく迎え入れてくれた倉吉の方々には、本当に感謝しております。この映画が倉吉から世界へ羽ばたき、倉吉の魅力が世界中に伝わることを切に願っております。
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