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“山小屋ホラー”かと思いきや…唯一無二の恐ろしさ オズグッド・パーキンス監督『KEEPER/キーパー』公開

エンタメ
2026-05-30 19:32
“山小屋ホラー”かと思いきや…唯一無二の恐ろしさ オズグッド・パーキンス監督『KEEPER/キーパー』公開
映画『KEEPER/キーパー』(公開中) (C)2025 SHADOWLESS HORSE PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
 5月29日より公開中の『KEEPER/キーパー』は、一見すると“山小屋ホラー”として始まりながら、やがて現実と悪夢の境界が崩れ去る予測不能の恐怖へと観客を誘う。

【動画】パーキンス監督が語る唯一無二の恐ろしさとは?

 物語の主人公は、恋人からロマンチックな週末旅行に誘われた女性。しかし、滞在先で不可解な出来事が次々と発生し、彼女は理解不能な悪夢のような状況へと巻き込まれていく。説明的な描写を極力排除した映像表現と、多層的なミステリー、予測不能なサプライズが重なり合い、観る者の理性を揺さぶる異色のホラー作品だ。

 監督は、2024年の全米サマーシーズンに爆発的な大ヒットを飛ばし、日本でも大きな反響を呼んだ『ロングレッグス』のオズグッド・パーキンス。気鋭の独立系映画会社NEONの歴代興収記録を更新したこの恐怖映画は、それまで一部のマニアにだけ知られる存在だったオズグッド・パーキンス監督を、ホラー・ジャンルの新たな旗手に押し上げた。

 パーキンス監督の『ロングレッグス』、『THE MONKEY/ザ・モンキー』と本作はほぼ同じ製作チームによって作られた。監督は、「私たちが目指しているのは、すべてこれまでとは違うものにすること。唯一無二の作品を作り、『また同じだ』と思わせないことです」と語る。

 前作『THE MONKEY/ザ・モンキー』の製作が2023年にハリウッドを揺るがしたダブル・ストライキ(全米脚本家組合と全米映画俳優組合のスト)によって中断している間に、本作の撮影は行われた。ストの影響を受けないカナダのスタッフ&キャストと組み、同国のバンクーバーで撮影を行った。

 その製作過程は実に独創的で、脚本家ニック・レパードから少しずつ届く原稿をリアルタイムで組み立てながら制作するという異例の手法が採用されたという。

 『ロングレッグス』の成功によってチームの結束も高まったといい、パーキンス監督は「チーム全体が創造的なエネルギーに満ち、お互いを信頼し合えている。だからこそ『次はまったく違うことに挑戦しよう』と言える」と語る。

 そうした自由な創作環境の中で生み出された本作について、監督は「ホラーファンでさえ見たことがないような異質なモンスターが登場する」とコメント。その仕上がりに強い自信をのぞかせた。

 本作は全米公開時、その独創的な内容から賛否両論を巻き起こした一方で、映画監督のギレルモ・デル・トロやジェームズ・ワン、ポン・ジュノ、ゲームクリエイターの小島秀夫ら著名クリエイターから熱烈な支持を集めた。


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