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sumika『ロッキン』大雨の中でも力強い言葉で観客を肯定「今日ここに来てくれたあなたの選択を大正解にする」【ライブレポート】

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2026-09-22 20:57
sumika『ロッキン』大雨の中でも力強い言葉で観客を肯定「今日ここに来てくれたあなたの選択を大正解にする」【ライブレポート】
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026に出演したsumika (C) ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026
3人組ロックバンドグループ・sumikaが20日、千葉市蘇我スポーツ公園で行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」に出演。台風が近づき、大雨に見舞われながらも圧巻のパフォーマンスを披露した。

 sumikaはGLASS STAGEのトリとして、登場。視界が悪く、足元が悪い大雨だったがステージ前には多くの観客が集まり、メンバーが出てくるのを待ちわびていた。

【写真】会場一丸となって盛り上がるsumika

 そんな中、「こういう日にベストアクトできるバンドが、俺は好きです。そういうバンド、sumikaです!」と片岡が堂々と宣言。同時に始まった『フィクション』では、片岡の柔らかな歌声と小川の弾く軽快なピアノの音色、力強い荒井のドラムに合わせて観客が手拍子を叩いた。時には、観客が歌詞の一部を声に出して歌うなど会場は一体感に包まれた。歌詞の最後を「さあロッキン始めましょうか」とアレンジした片岡は「やろうよ、最終日!」と会場を鼓舞。

 その熱気のまま、片岡が「残ってくれたあなたに最大級の愛情を込めて」と始まった『Lovers』。間奏の合間に片岡が、「いい顔してる!」などと観客の盛り上がりを高めた。サビでは、観客とバンドメンバーが一体となって歌声を披露。リズムに乗って体を揺らしたり、手を上げたりと観客も思い思いに楽しんでいる様子が印象的だった。

 息をつくまもなく、片岡が「ここだから一緒にできることやらない?」と観客を誘って始まったのが『ふっかつのじゅもん』。イントロの「毒喰らっても堪えて」の部分では片岡の歌声に追随するように、観客も続いた。手拍子に合わせ、時にはコールを叫び会場は熱気に包まれた。

 続くMCでは、まず片岡が「最終日、この時間まで残ってくれてありがとう!」と観客に感謝を伝えた。そして、「今日来るかどうか悩んだと思います。今日来ないという選択をした人も正解です。なので、大前提として不正解の人は今日この世にどこにもいません。という前提で、今日ここに来てくれたあなたを大正解にするためにやってみましょう!」と観客に語りかけた。

 会場が盛り上がりを見せる中「Let’go!」という掛け声で始まったのは『WOWOW欧州サッカー2024-25シーズン』のイメージソングとして書き下ろされた『VINCENT』。エネルギッシュな片岡の歌声にあわせ、雨音に負けずに観客が「Woo Woo」と叫ぶ姿が印象的だった。

 続いて片岡が「きっと水分をたくさん含んで、びしょびしょになってしまっているであろうそのタオルを見せてください!」と観客に呼びかけた。そして「タオルがない人はどうするんですか?」と話を振られた小川が、「心の拳でオッケーでございます!」と力強く宣言。片岡が「このタオルは今日は鈍器になります!」と注意喚起しつつ、観客の笑いを誘った。続いて始まった『マイリッチサマーブルース』では、観客が一斉にタオルを持った手を上げてリズムに乗って、タオルを振り回した。さらに、片岡をおんぶしてスクワットを始めた小川に、会場は大盛り上がりを見せた。

 小川が「俺たちにできることは一つ、本気でライブをすることだけ!あなたとね!」と宣言。続いて「雨を晴らすことはできないけど、あなたの日頃の鬱憤を晴らしてやりたいと思うよ、俺たちのMAGICで!」と力強く叫び、始まった『MAGIC』。小川がボーカルとなり、芯のある歌声が会場を包みこんだ。「Hey!」と掛け声のあるパートでは、ステージと観客が一丸となって声を合わせ、会場は興奮に包まれた。

 暗転後、改めてステージに立った片岡が、「みんなの音楽愛、すごいね」と感動の気持ちを述べた。そして、拍手の中「1対1でやりたいから」と弾き語りで始まった『ファンファーレ』。穏やかに語りかけるような片岡の歌声と、優しいギターの音色が会場を包みこんだ。先程までの熱狂から一転して、片岡の歌声に耳を傾ける観客の姿が印象的だった。

 そして、「リラックスして聞いてください」と始まった『Umm』。思わず体を動かしたくなる軽快なリズムにあわせ、サビでは「Umm- umm- umm- umm- umm-」と観客が片岡の声に合わせるなど、会場全体が一つになった。

 続いたのは、『映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城』の主題歌になった『Honto』。ピアノの音色とともに、観客に語りかけるように片岡が「本当をしよう」と歌い上げた。

 片岡はMCで、「今日の朝に家を出る時、sumikaというバンドを始めた時を思い出しました」と語った。片岡は、27歳から新しいバンドを始めるに際し、周囲の「やるの?」という視線が痛かったという。それを踏まえ、片岡は「そう思うことは何も間違っていないと思うし、平均を取るのであれば27歳からバンドを始めるのは、少し変なことなのかもしれません。」と受容の姿勢を見せつつ「だけど、俺はまず音楽が好きです。演奏するのが好き、歌うのが好き、曲を作るのが好き。その大前提、音楽が好き。」と自身の音楽への思いを語った。そして、「ただそれ以上に、もっと好きなものがあります。『音楽人』が好き。音楽の、人が好きです。」と熱弁した。そして、「このステージの境界線はとっくにありません」と改めてステージと観客の一体感を示し、「『音楽人』として、俺はあなたを愛してます!」と伝えると、観客からは温かい拍手が巻き起こった。

 最高潮の盛り上がりの中、ラストソングとして選ばれたのは『Starting Over』。ステージモニターには、雨脚が強まっていたにもかかわらず、隙間なくひしめき合う観客の姿が映し出されていた。叩きつけるような雨の中、観客とメンバーの一体感ある歌声が会場に響いていた。

【セットリスト】
1. フィクション
2. Lovers
3. ふっかつのじゅもん
4. VINCENT
5. マイリッチサマーブルース
6. MAGIC
7. ファンファーレ
8. Umm
9. Honto
10.Starting Over

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